マニュアル

すべての機能を、稼働中のシステムのスクリーンショットとともに順を追って説明します。画像の中の画面は英語で動いています。英語が製品の基本言語です。

スクリーンショットはバージョン 1.3.1 のものです。ここに写っている画面は、バージョン 1.13.3 まで変わっていません。見た目で違うのは、サイドバー下部のバージョン番号だけです。

カスタマイズと管理

ここでは、システムの言語設定を管理し、自社のロゴと色を適用します。日付と時刻の書き方を決め、予定されたメンテナンスや障害を全員に知らせます。めったに使わないのに、いざというとき必要になる作業もここにあります。更新、アーカイブ、ディスクがいっぱいになる前の警告です。お知らせをメールで送る機能を除き、ここにあるものはすべて Basic に含まれます。

1

言語を有効にして、自分で翻訳する

「Settings → Language Settings」で、自社が提供する言語を選びます。30の言語から選べます。

英語は常に有効で、オフにできません。翻訳がまだないテキストで、システムが戻る先の言語です。

そのあとは、利用者それぞれが、有効になった言語の中から自分の使う言語を個人のメニューで選びます。

翻訳は更新と一緒には届きません。更新が持ってくるのは新しい英語のテキストで、その翻訳はご自身で用意します。

作業は二段階です。「Export JSON」で、すべての英語テキストと現在の翻訳が並んだファイルをダウンロードします。

そのファイルをご自身のペースで埋め、「Import JSON」で読み込みます。空欄は読み飛ばされ、既存の翻訳は上書きされます。

{count} のようなプレースホルダーは、翻訳の中にもそのまま残す必要があります。プレースホルダーが英語の本文と食い違う項目は取り込まれません。余分なプレースホルダーがある場合も同じです。そのときは、それまでの翻訳が引き続き使われます。英語が表示されるのは、それまでの翻訳がなかった場合だけです。どの項目だったかは、システムが知らせます。

「State of your language packs」のカードが、言語ごとの状況を示します。有効にした言語は、翻訳がなくてもすべてそこに表示されます。カードには翻訳済みのテキストの数が表示され、状態は4つに分かれます。古くなったもの、未翻訳、不明、完了です。「Unknown」(不明)は、この確認ができる前にテキストが取り込まれたことを意味します。次に取り込むと、はっきりします。

大事なのは「古くなった」場合です。英語のテキストが変わり、翻訳はそのまま残っているため、今は別のことを言っています。

すぐに使える言語パックを、すべての言語について「ダウンロード」ページで無料で提供しています。ご自身のファイルと同じく「Import JSON」で読み込みます。先にファイルを編集して、翻訳を改善することもできます。

アプリケーションでは、「Import translations」カードの「Download language packs」リンクからこのページへ直接移動できます。

「Languages」のカード。言語がボタンとして並び、英語は常に有効になっています。
赤い枠は、ドイツ語と「Save languages」に付いています。英語には「Always active」の印が付いています。画像を原寸で開く
「Export translations」のカード。翻訳先の言語を選ぶところです。
先に翻訳先の言語を選び、それからダウンロードします。ファイルには、英語のテキストと現在の翻訳が入っています。画像を原寸で開く
「Import translations」のカード。ファイルを選んだ状態です。
「Select file」のあと、その横にファイル名が表示されます。読み込むのは「Import JSON」だけです。画像を原寸で開く
「State of your language packs」のカード。ドイツ語の状態が表示されています。
このサンプル環境では、ドイツ語のパックが完成しています。2つ目の数字は、新しいテキストを伴う更新のたびに増えます。画像を原寸で開く
2

ロゴ、ファビコン、色

「Settings → CI Settings」で、ロゴ、ファビコン、3つの色を設定します。

ロゴは、サイドバーのシステムロゴの下に表示されます。推奨は 400 × 160 ピクセルの PNG または SVG で、背景は透明、大きさは 2 MB までです。スクリプトを含む SVG ファイルは、アップロードの時点で拒否されます。アップロードに失敗した場合は、メッセージがその理由を示します。

ファビコンは、ブラウザーのタブに出る小さな画像です。推奨は SVG、または 64 × 64 ピクセルです。

3つの色は「Primary color」「Accent color」「Background color」です。1つ目は重要なボタン、2つ目はアイコンと強調、3つ目は背景に使われます。

文字の色と、マウスを載せたときの色は、文字が読めるようにシステムが自分で計算します。ご用意いただくのは、3つの基本色だけです。

空欄のままにすると、あらかじめ用意された色が使われます。その場合、横の四角は黒く見えます。「色がない」状態を表示できないためです。下の注記に、そう書かれています。

入力欄の下のプレビューには、保存する前の色が表示されます。全員に適用されるのは、「Save」を押したときだけです。

「Restore defaults」で、すべて元に戻ります。アップロードしたロゴとファビコンも一緒に削除されます。

「Colors」のカード。2つの色が設定され、下にプレビューがあります。
赤い枠は、2つのプレビュー用ボタンに付いています。入力した色が、すぐに反映されます。画像を原寸で開く
サイドバーの、システムロゴの下に表示された会社のロゴ。
赤い枠は、アップロードしたロゴに付いています。すぐに、そしてすべてのページに表示されます。画像を原寸で開く
3

明るい表示と暗い表示、そしてスマートフォンでの見え方

システムには、暗い表示と明るい表示があります。切り替えは、サイドバー下部の個人メニューで行います。

この選択は利用者ごとのもので、記憶されます。あるエージェントが明るい表示で作業し、同僚が暗い表示で作業することもできます。

同じメニューに、在席の状況、プロフィール画像、パスワード、言語もあります。

画面の幅が狭いと、表示が組み替わります。表は積み重なったカードになり、サイドバーは左上のアイコンの中に収まります。

専用のアプリはありません。アドレスはパソコンと同じで、サインインの方法も同じです。

「Light mode」と「Dark mode」の項目がある個人メニュー。
赤い枠は「Light mode」に付いています。横のチェックが、どちらの表示が有効かを示します。画像を原寸で開く
明るい表示のチケット一覧。
明るい表示が初期設定です。画像を原寸で開く
暗い表示の同じチケット一覧。
同じページ、同じデータです。変わるのは見た目だけです。画像を原寸で開く
同じページを狭い画面で見たところ。スマートフォンでの見え方です。
スマートフォンでは、一覧が縦に積み重なります。サイドバーは、左上のアイコンで開きます。画像を原寸で開く
4

日付と時刻を、自社の書き方で

はじめる前に: 一般設定を変更できるのは、管理者とエージェントです。ほかの人は、そこで設定されたとおりに日付を読みます。

「Settings → General Settings」に「Date and time format」のカードがあります。タイムゾーンのすぐ下にあります。

日付の書き方は、4つの選択で決まります。「Date order」は、日、月、年の並び順です。

「Date separator」は、数字の間に入る文字です。ピリオド、スラッシュ、ハイフンから選べます。

「Clock」は時刻の表し方です。24時間制か、AM と PM を使う12時間制かを選びます。「Time separator」は、時と分の間に入る文字です。

4つの入力欄の下に「This is how it looks」があります。「Save」を押す前に、結果を確認できます。

この設定は、環境全体に適用されます。言語にも、個々の利用者にも左右されません。

これは意図した設計です。会社としての書き方は一つで、どの同僚も同じ書き方で読みます。

初期設定は、日・月・年をピリオドで区切り、24時間制です。何も変えなければ、何も変わりません。

選んだ書き方は、システムが日付を表示するすべての場所に適用されます。チケット、一覧、フォローアップ、記録した時間も含まれます。

書き出したファイルは対象外です。表計算ソフトが確実に読み取れるよう、2026-08-22 の形で書き出します。

日付を入力する欄も、この設定に従います。欄をクリックするとカレンダーが開き、選んだ日付は設定した書き方で表示されます。空の欄には「Pick a date」と表示されます。

詳しくはこのカードで: 言語を有効にして、自分で翻訳する

「Date and time format」のカード。4つの選択欄とプレビューがあります。
赤い枠は、並び順とプレビューに付いています。選択欄の中の例も、選んだ並び順に合わせて変わります。画像を原寸で開く
初期設定でのチケットの詳細。日・月・年と24時間制です。
何も変えていない状態のチケットです。上には時刻が、下には記録した時間の日付があります。画像を原寸で開く
月・日・年と12時間制に切り替えたあとの、同じ詳細画面。
変更後の、同じチケットです。記録した日付も、上の時刻と同じように設定に従います。画像を原寸で開く
5

メンテナンスと障害を知らせる

はじめる前に: サインイン画面へのお知らせは Basic に含まれます。それをメールでも送る機能は Professional です。

サイドバーに「Maintenance and incident notices」のページがあります。そこで、全員に見えるお知らせを書きます。

お知らせはサインイン画面と、システム全体に表示されます。そのため、サインインする前に読んでもらえます。

目的は、不要なチケットを減らすことです。ネットワークが止まっていると読んだ人は、それをもう一度報告しません。

本文はクリックで組み立てます。まず、入力したい欄をクリックします。その欄に赤い枠が付き、そのあとに選んだものは、すべてそこに入ります。部品のチェックを外すと、その部品は本文から再び消えます。

「Title / Subject」は、お知らせの上部に表示されます。「Body」はその下です。お知らせをメールでも送る場合は、一方が件名に、もう一方が本文になります。

あらかじめ用意された文が、部品として並んでいます。独自の文は「Text Modules」で、自社のシステムやサービスは「Systems / Services」で追加できます。

「Calendar (add date)」と「Time (add time)」で、日付と時刻を挿入します。計画したメンテナンスを知らせるときは、この方法を使います。

上部の「Turn notification on/off」のスイッチで、お知らせのオンとオフを切り替えます。オンにすると、件名と本文も一緒に保存されます。オフにするまで、お知らせは表示され続けます。お知らせがすでにオンの場合、本文の変更は「Save」で初めて反映されます。

その隣に、もう一種類のお知らせがあります。チケットを大規模障害として扱うと、それもサインイン画面に表示され、チケットが解決すると自動的に消えます。このスイッチは、そちらには適用されません。

「Send as E-Mail」を使うと、同じ本文をアドレスの一覧にも送れます。この部分が Professional に含まれます。

お知らせは英語で書きます。その翻訳は、ほかのすべてのテキストと同じく、言語のページから取り込みます。あとで英語の本文を変えると、取り込んだ翻訳は使われなくなります。もう一度取り込む必要があります。

詳しくはこのカードで: 大規模障害をバナーと自動返信の一文で知らせる

定型文と、自社のシステムが並んだカード。
赤い枠は、2つの入力欄に付いています。1つは文のため、もう1つは自社のシステムのためです。このサンプル環境では、システムはメール、ファイルサーバー、VPN です。画像を原寸で開く
部品にチェックを入れた件名と本文。「Body」の欄が有効になっています。
赤い枠は、有効な欄と「Calendar (add date)」に付いています。欄の下に、どちらが有効かが表示されます。画像を原寸で開く
お知らせをオンにしたサインイン画面。ページの幅いっぱいに表示されます。
顧客はサインインの前に、この形で読みます。「Dismiss」を押すと、いま表示されているお知らせが、ページを再読み込みするまで隠れます。画像を原寸で開く
「Send as E-Mail」にチェックを入れた同じ本文と、宛先の一覧。
赤い枠は、宛先の一覧と「Send Mail」に付いています。複数のアドレスは、カンマで区切ります。画像を原寸で開く
6

ディスクがいっぱいになる前の、早めの警告

システムはサーバーのディスク容量を見張り、足りなくなる前に知らせます。

段階は二つです。使用率90パーセントから注意、95パーセントから警告が出ます。

更新を担当する人には、数値とすべきことが表示されます。多くの場合、以前の更新で残った古いイメージが、いちばん大きな割合を占めます。

サインインしているほかの人には、短い一文と管理者への案内が出ます。表示されるのは、警告の段階からです。

これらはサインイン画面には表示されません。サーバーのディスクがどれだけ埋まっているかは、サインインする前の人には関係のないことです。

ディスクがいっぱいになると、影響を受けるのは更新だけではありません。添付ファイル、受信メール、データベース、バックアップは、すべて同じディスクの上にあります。

空きが 10 GB を下回ったときにも注意が出ます。更新にはそれだけの容量が必要で、それより少ないと始まりません。

更新が成功するたびに、システムは古いバージョンのイメージを削除します。直前のバージョンは、ロールバック用に残ります。

容量が少なくなってきたことを知らせるバナー。
1つ目の段階です。このサンプル環境では93パーセントが使用済みで、200 GB のうち 14 GB が空いています。画像を原寸で開く
警告段階の文言になった、同じバナー。
96パーセントでの、2つ目の段階です。ここでは、何が動かなくなりうるかも書かれます。画像を原寸で開く
同じ出来事を、エージェントの画面で見たところ。数値のない短い一文です。
容量を空けられない人に、数値は表示されません。一文が結果を伝え、管理者へ案内します。画像を原寸で開く
7

ボタン一つで更新する

「Settings → Updates」で、動いているバージョンと、より新しいものがあるかどうかを確認できます。

新しいバージョンがある場合は、その内容が下に並びます。飛ばすことになるバージョンも、すべて表示されます。

更新の前に、システムは空き容量が足りるかを確認します。更新には古いイメージと新しいイメージが同時に必要なため、10 GB を求めます。足りない場合、システムは更新を行わず、理由を伝えます。途中で断念するより、そのほうが良い知らせです。

続いて、暗号化したバックアップを自動で取ります。対象はデータベース、添付ファイル、アーカイブ、鍵です。データベースが SMITEY の外で動いている場合、そのデータベースはこのバックアップに含まれません。

バックアップに失敗した場合、更新は何かが変わる前に止まります。SMITEY の外にあるデータベースは、更新を止めません。そのデータベースは、ご自身のツールでバックアップしてください。

システムは開始の前に確認します。更新の間は数分ほどつながらなくなるので、落ち着いた時間帯を選んでください。

うまくいかなかった場合、システムは前のバージョンに戻り、動き続けます。

サーバーから更新の取得先に届かない場合、システムはその旨をそのまま伝えます。最新ですと言い張ることはありません。

データベースを新しいバージョンに移す更新は、ボタン一つでは適用されません。システムがその旨を伝え、リリースノートに手順が書かれています。

システムが最新であると伝えている「Version status」のカード。
赤い枠はメッセージに付いています。「Check now」を押すと、次の確認を待たずにすぐ問い合わせます。画像を原寸で開く
新しいバージョンがある状態の同じカードと、そのリリースノート。
赤い枠は「Install update」に付いています。その上に、新しいバージョンの内容が書かれています。画像を原寸で開く
更新を始める前に表示される確認。
確認の文にはバージョンが示され、先にバックアップを取ることが書かれています。画像を原寸で開く
更新の取得先に届かないときの、同じカード。
赤い枠はメッセージに付いています。返事がない場合、システムは分からないと伝えます。画像を原寸で開く
8

閉じたチケットをアーカイブする

はじめる前に: 「Delete from live DB」は、稼働中のデータベースからチケットを完全に取り除きます。先にアーカイブをダウンロードして、中身を確認してください。

「Settings → Archive」で、ある期間の閉じたチケットを一つのファイルにまとめます。これで、作業の対象を小さく保てます。

移るのは、閉じたチケットだけです。解決済みのチケットは、閉じられてから初めて対象になります。閉じるのは、解決から24時間後に自動で行われます。同じ期間の未処理のチケットは、そのまま残ります。

「Preview」は、その期間に何件のチケットが含まれるかを先に教えます。書き込みも変更も行いません。

「Create archive」は ZIP ファイルを作ります。中にはチケットと、そのコメント、履歴、カスタムフィールド、添付ファイルが入ります。

できたファイルは下の一覧に、期間、件数、大きさとともに並びます。年ごとに整理したい場合は、サブフォルダーも指定できます。

チケットを稼働中のデータベースから外すかどうかは、そのあとで決めます。それは独立した操作で、「Existing archives」の一覧にある「Delete from live DB」で行います。アーカイブを作るだけでは、何も変わりません。

「Restore」で、ファイルからチケットを戻します。同じ番号がすでにあるチケットは、読み飛ばされます。

復元には、チケットが参照するチームとワークフローが必要です。復元のあと、システムは、戻ったチケットの件数と、すでに存在していたために飛ばしたチケットの件数を伝えます。飛ばしたチームの関与と、子チケットのないタスクも示します。それ以外の欠けは報告されません。チーム、カテゴリ、利用者、ステータスが見つからない場合、チケットのその欄は空になります。利用者のいないコメントと、削除されたカスタムフィールドの値は取り込まれません。

「Delete archive file」が削除するのは、ファイルだけです。稼働中のデータベースにあるチケットは、そのままです。

2つの日付欄がある「Create archive」のカード。
赤い枠は期間に付いています。サブフォルダーは任意です。画像を原寸で開く
プレビューの結果が表示された、同じカード。
赤い枠は「Preview」に付いています。その横の数字は、選んだ期間に閉じたチケットの件数です。プレビューは何も変えません。画像を原寸で開く
期間、件数、添付ファイル、大きさが並んだアーカイブの一覧。
赤い枠は、稼働中のデータに触れる2つの操作に付いています。画像を原寸で開く
チケットが稼働中のデータベースから外れる前に表示される確認。
確認の文には、この操作が元に戻せないことが書かれています。画像を原寸で開く
9

選択リストをファイルから作る

「Settings → General Settings」に、システムの選択リストがあります。リストごとにタブが分かれています。

部門、役職、拠点については、ファイルを使う方法もあります。一度に多くの項目を追加するときに役立ちます。

「Export JSON」でリストをダウンロードします。導入した直後であれば、項目を書き込むための空の構造が手に入ります。

ファイルには、項目の書き方を示す例が入っています。読み込むときには読み飛ばされます。

「Import JSON」は、足りないものを作ります。すでにある項目には手を付けません。ファイルに同じ名前が2回出てくる場合、作られるのは1つだけです。

名前の変更は、ファイルではできません。そのためにこのページの入力欄があり、赤い注記にもそう書かれています。予備の項目「None selected or available」は、名前を変えられません。翻訳するだけで、それは言語のページで行います。

項目の翻訳は、あとから言語のページで行います。ファイルに入るのは英語の名前です。

カテゴリも同じ仕組みです。カテゴリはチームに属するため、そのチームのカテゴリのページにあります。

詳しくはこのカードで: 大分類と小分類は、チームごとに自由に設定できます

書き出しと読み込みのボタンがある「Department」のタブ。
赤い枠は2つのボタンに付いています。上の赤い一文が、ファイルでの名前の変更を戒めています。画像を原寸で開く
ブラウザーで開いた、ダウンロード済みのファイル。例と項目が入っています。
短い見出しと例を除けば、ファイルの中にあるのは名前だけです。だからこそ、どのテキストエディターでも編集できます。画像を原寸で開く

チームと利用者

チームはフォルダーではなく、責任の単位です。独自のカテゴリ、独自の期限、独自のメンバーを持ちます。顧客に見えるのは、そのうちのちょうど一つです。あとは、誰がどのアカウントを持ち、そのアカウントに何が許されるかという話になります。

1

チームを作って設定する

チームは「Settings → Teams」にあります。左に一覧、右にクリックしたチームの設定が並びます。名前の後ろの数字は、メンバーの人数です。

新しいチームの名前は「Team name」の欄に入れます。その下の「Copy categories from」で既存のチームを選ぶと、新しいチームは同じ大分類と小分類から始められます。「Create team」で作成します。

最初のチームが、顧客に見えるチームです。それ以外のチームは、その後ろにいる専門チームです。報告する人に正しい部門を自分で選ばせるのは、求めすぎです。報告は最初のチームに入り、そこから引き継がれます。

これはいつでも変更できます。「Customer permissions」のカードで、顧客がそのチームで何をできるかを、チームごとに決めます。スイッチは2つです。「Can create new tickets and see their own tickets」と「Can see their own tickets of this team in the dashboard and in reports」です。どちらか一方でもオンなら、顧客にはそのチームが見えます。両方がオフのときだけ、そのチームは顧客にはまったく表示されません。

「Agent Permissions」のカードは、このチームのエージェントに適用されます。スイッチは3つで、チケットの管理、カテゴリの管理、このチームのレポートの閲覧です。1つ目がなければ、エージェントはこのチームでチケットを作成、編集、コメントできず、添付ファイルもアップロードできません。2つ目がなければ、サイドバーからこのチームのカテゴリの項目が消えます。3つ目がなければ、レポートからこのチームが外れます。変更はすべて、チームの「Audit log」に記録されます。

「Agents」のカードにメンバーが入っています。見出しにはそう書かれていませんが、このチームの顧客もここに入ります。上の選択欄と「Add Agent」で追加し、「Remove」で外します。追加された人も外された人も、一度サインアウトしてサインインし直す必要があります。

「Default e-mail language」は、このチームが書くときの言語です。メールのルールで「Team default language」が選ばれたときに使われます。

「Active」のスイッチで、チームを運用から外します。サイドバーからも、すべての選択欄からも消えます。これで削除されるわけではありません。

「Delete」でチームを削除できるのは、未処理のチケットが1件も残っていない場合だけです。それ以外のときは、システムが理由を伝え、何もしません。

「Audit log」のカードには、チームへのすべての変更が、名前と時刻とともに記録されます。

Basic はチーム1つです。Professional に上限はありません。

「Teams」のページ。左に2つのチームの一覧、右に Helpdesk の設定があります。
赤い枠は2つのチームに付いています。片方をクリックすると、右側の内容が変わります。端の数字は、メンバーの人数です。画像を原寸で開く
名前を入力した「Team name」の欄。その下に「Copy categories from」と「Create team」のボタンがあります。
名前を入力し、必要であれば既存のチームのカテゴリを引き継いで、「Create team」を押します。画像を原寸で開く
スイッチの並んだ「Customer permissions」と「Agent Permissions」のカード。
赤い枠は2つの見出しに付いています。これらのスイッチは、このチームだけに適用されます。画像を原寸で開く
選択欄、「Add Agent」のボタン、その下にメンバーが並んだ「Agents」のカード。
赤い枠は「Add Agent」に付いています。名前の横のバッジは役割で、このカードには、このチームの顧客も入っています。画像を原寸で開く
変更内容、名前、時刻の付いた記録が並ぶ「Audit log」のカード。
赤い枠は見出しに付いています。各行が、変更の内容、実行した人、時刻を示します。画像を原寸で開く
2

管理者とエージェントを作る

アカウントは「User management」にあります。一覧には、名前とサインイン名、メールアドレス、チームとその下の部門、そして役割が並びます。

「New user」でフォームが開きます。名、姓、サインイン名、メールアドレスが必須です。さらに、パスワードを設定します。Professional では、その代わりに「Send login details by e-mail」にチェックを入れることもできます。

このチェックを入れると、パスワードは設定しません。新しい利用者に、サインイン名と期限付きのリンクを記したメールが届き、本人がパスワードを決めます。システムがパスワードを送ることはありません。

そのほかはすべて役割で決まります。「Admin」と「Agent」はどちらもスタッフで、同じ枠を使います。管理者のほうが、初期状態でできることは多くあります。権限は、ほぼすべて1つずつ変更できます。例外は「役割と権限の考え方」のカードにあります。「Admin」の役割を与えたり外したりできるのは、管理者だけです。これは自分自身のアカウントにも当てはまります。「Edit user」で変わるのは、フォームに表示されるチームだけです。「Add Agent」でその人を加えたチームは、そのまま残ります。

Basic には、スタッフ枠が2つあります。分け方は自由です。管理者1名とエージェント1名でも、管理者2名でも構いません。顧客は数に入らず、どちらのエディションでも無制限です。

退職する人がいたら、その行のアーカイブの記号をクリックします。アカウントは施錠され、サインインできなくなります。

施錠されたアカウントは「Archived」の表示に移り、そこで「locked」のバッジが付きます。「Active」の表示には出てきません。

施錠されたアカウントはスタッフ枠を使わなくなり、「Assign to」の選択欄にも出てきません。すでに割り当てられているチケットは、担当者とその名前を保ったままです。

「Archived」の表示では、同じボタンが「Restore」となり、アカウントを再び使えるようにします。Basic では、そのために枠が1つ空いている必要があります。

鍵の記号はパスワードを初期化します。斜線入りの盾は二要素認証を初期化します。新しいパスワードは、そのとき画面に一度だけ表示されます。どこにも送られません。

パスワードや二要素認証を初期化しても、解除されるのは、失敗が続いたあとの短い施錠だけです。アーカイブしたアカウントは、施錠されたままです。招待のメールもパスワード再設定のメールも届かず、元に戻せるのは「Restore」だけです。

アーカイブはいつでも元に戻せます。完全に辞めた人がいる場合は、ごみ箱の記号「Delete account」でアカウントも削除してください。自動匿名化までの期間は、削除した時点から数え始めます。

詳しくはこのカードで: 個人の匿名化

「User management」のページ。すべてのアカウント、その役割、各行の操作が並んでいます。
赤い枠は「New user」と、有効なアカウントと施錠されたアカウントを切り替える部分に付いています。ボタンの表示で、どちらが開いているかが分かります。画像を原寸で開く
氏名、ユーザー名、メールアドレスを入力した「Create new user」のダイアログ。チーム、部門、役職、拠点、役割の選択欄があります。
赤い枠は、役割と招待に付いています。入力が必須の選択欄は、役割だけです。画像を原寸で開く
チェックを入れた同じダイアログ。パスワードの欄が使えなくなり、リンクから本人が設定すると書かれています。
チェックを入れると、パスワード欄の必須の印が消えます。欄そのものに、誰がパスワードを決めるかが書かれます。画像を原寸で開く
施錠されたアカウント、「locked」のバッジ、行の末尾の復元アイコンがある「Archived」の表示。
赤い枠はバッジと、元に戻す方法に付いています。どちらも、この表示にしかありません。画像を原寸で開く
3

顧客:報告する人のアカウント

顧客は Basic でも Professional でも無制限です。スタッフ枠は使いません。

顧客のアカウントは3つの方法でできます。1つ目は、「User management」で自分で作成する方法です。Professional では、そのときにメールで本人を招待できます。2つ目は、本人による登録です。3つ目は、SSO やディレクトリでの初回のサインインで、このときアカウントは自動で作られます。

そのスイッチは「Settings → Security」の「Self-registration」のカードにあります。初期状態ではオフです。オンにすると、サインイン画面に「Register」のリンクが現れます。

自分で登録した人は、必ず「Customer」の役割になります。この経路で、ほかの役割が渡されることはありません。

Professional では、本人が登録した顧客には、歓迎のメールの後に2通目のメールが届きます。その中のリンクで、顧客は自分のアドレスを確認します。それまでは、一覧でそのアカウントに「not confirmed」の注記が付きます。

アドレスは、自分で確認済みにすることもできます。Basic はメールを送らないため、Basic ではこれが唯一の方法です。そのアカウントの行には、封筒のアイコンが付いたボタン「Mark email as confirmed」が表示されます。これは、そのアドレスが本人のものだと分かっている場合にだけ行ってください。

社内向けのヘルプデスクでは、このスイッチはそのままにしておくほうが安全です。オンにすると、アドレスを知っている人は誰でもアカウントを作れます。

顧客に見えるのは、自分の案件だけです。それは、自分で作成したチケットです。これに、エージェントやメールが、確認済みのアドレス宛てに作成したチケットが加わります。ほかの顧客がこの顧客のアドレスを使って作成したチケットは、この顧客には見えないままです。同じアドレスのアカウントが2つある場合は、どちらにもこれらのチケットが見えます。

アドレスがまだ確認されていない場合、チケット一覧の上にお知らせが表示されます。「Send confirmation email」で、顧客はリンクを改めて依頼します。このお知らせは、システムがメールを送れる場合にだけ表示されます。

サイドバーは短く、自分のチケット、新しいチケット、ナレッジベースだけです。設定を目にすることはありません。チームの「Can see their own tickets of this team in the dashboard and in reports」のスイッチがオンなら、サイドバーにはダッシュボードとレポートも加わります。

あるチームで顧客に何が許されるかは、そのチーム側で設定します。顧客向けの2つのスイッチが両方オフのときだけ、そのチームは顧客にとって存在しません。

スイッチと、その下の注記がある「Self-registration」のカード。
赤い枠はスイッチに付いています。横の文が、その働きと、メールを送れない場合に起きることを説明します。画像を原寸で開く
同じシステムに顧客としてサインインしたところ。短いサイドバーと、自分の案件だけが並ぶチケット一覧です。
「User」の列には、どの行にも同じ名前が並びます。顧客には自分のもの以外は見えず、サイドバーに設定はありません。画像を原寸で開く
4

1人分のデータの書き出し

はじめる前に: 「Data export (data subject request)」の権限が必要です。初期設定では、管理者だけがこの権限を持っています。

自分についてどのようなデータを保存しているか、本人から尋ねられることがあります。データの書き出しは、それをすべて1つのZIPファイルにまとめます。

書き出しは「User management」から始めます。各行には、矢印の付いたファイルの記号があり、「Export personal data」というヒントが出ます。これを押すと、そのアカウントの書き出しが開きます。

アカウントを持っていない人もいます。メールを送ってきただけの人や、エージェントがその人のアドレスでチケットを作成した人です。そのような人には、ページ上部の「Export by e-mail address」を使います。そこにアドレスを入力し、「Search」をクリックします。検索はアカウントかアドレスで行い、名前では行いません。

アドレスでの検索は、アカウントでの検索より見つかるものが少なくなります。見つかるのは、アドレスそのものが保存されている箇所だけです。たとえば、チケットの依頼者や、メールの送信者としてのアドレスです。アカウントでの検索では、アカウントに結び付いたものもすべて見つかります。アドレスがアカウントのものである場合、ダイアログがそれを伝え、「Use this account」を表示します。その後、その人の名前とアカウントのメールアドレスが表示されます。

何かをダウンロードする前に、ダイアログが見つかったものを領域ごとに数えて表示します。領域とは、たとえばチケット、時間の記録、満足度調査、セキュリティログです。何も見つからない場合は「No data found for this person.」と表示され、ダウンロードはできません。アドレスがアカウントのものでも、アドレス自体では何も見つからない場合は、検出結果は表示されず、ダウンロードもできません。「Use this account」の枠が表示されます。管理者には、その下に「Anonymize」の領域も表示されます。詳しくは「個人の匿名化」のカードで説明しています。

「Download」でZIPファイルが作成されます。中には領域ごとに1つのJSONファイルがあり、データを機械で読み取れます。見つかったすべての添付ファイルも一緒に入ります。「overview.html」は、主な内容を読みやすい形で表示します。そこでは、各チケットに、含まれている理由(「Why this ticket is included」)が示されます。「README.txt」は本人に向けて書かれており、ファイルの中身を説明します。

本人に関わるチケットは、まるごと含まれます。ほかの人のコメントや変更も含まれます。内部メモも含まれ、内部のものとして印が付きます。本人がほかの人のチケットにメールで返信した場合、そのチケットには「Replied by e-mail to someone else’s ticket」の印が付きます。本人が最後に変更したチケットも含まれます。その場合、「Why this ticket is included」の行には「Last person to change the ticket」と示されます。

そのため、渡す前に書き出した内容を確認してください。必要な箇所では、ほかの人のデータを黒塗りにしてください。ダイアログにそのことが表示されます。「README.txt」は本人に渡るものなので、この注意は含まれていません。

アーカイブに移したチケットは検索されません。アーカイブは別に確認してください。このこともダイアログに表示されます。

パスワードと2要素認証の鍵は、書き出しに含まれません。

ダウンロードは毎回記録されます。誰が始めたか、どの人についてか、いつかが記録されます。記録には、書き出した内容は一切含まれません。その前の検索は記録されません。

この権限を受け取るエージェントには、「Users: manage accounts」も必要です。それがないと「User management」のページを開けません。この権限を「Customer」の役割に与えることはできません。

「Survey consents and unsubscribes」の領域には、満足度調査の同意と配信停止がすべて、日付、経路、チケットとともに入っています。「overview.html」では、全履歴が専用の欄に表示されます。配信停止のあとで本人が匿名化された場合でも、そのアドレスでのエクスポートは、残っている配信停止を見つけます。このとき「E-mail address」の列には「Anonymized (address removed)」と表示されます。

詳しくはこのカードで: 個人の匿名化

「User management」のページ。上部に「Export by e-mail address」のボタンがあり、各行に矢印の付いたファイルの記号があります。
赤い枠は「Export by e-mail address」と、Julia Becker の行の記号に付いています。どちらからも同じダイアログが開きます。画像を原寸で開く
Julia Becker についての「Export personal data」ダイアログ。名前の下にメールアドレスがあり、領域ごとの検出結果の一覧、確認とアーカイブについての2つの注意、「Anonymize」の領域、「Download」のボタンがあります。
赤い枠は検出結果の一覧と「Download」に付いています。一覧には、何かが見つかった領域だけが表示されます。画像を原寸で開く
アドレスで検索した後の同じダイアログ。アドレスが属するアカウントを示し、「Use this account」を表示しています。
赤い枠は「Use this account」に付いています。ここでは、アドレスだけでは何も見つかりません。そのため、検出結果も「Download」も表示されません。アカウントの書き出しでは、Julia Becker のチケットが見つかります。下の「Anonymize」の領域は管理者にだけ表示されます。画像を原寸で開く
5

個人の匿名化

はじめる前に: 個人を匿名化できるのは管理者だけです。匿名化は元に戻せません。

いつまでも残してはいけないデータがあります。誰かが会社を辞めたときや、本人がデータの削除を求めたときは、その人を匿名化します。名前とメールアドレスは「Anonymized user 3」のようなプレースホルダーに置き換わります。チケットは残ります。レポート、期限、時間の記録、満足度の数値は引き続き集計されます。

一人ひとりに専用の番号が付きます。同じ番号の2つの記録は同じ人のものです。メールアドレスは「anonymized-3@anonymized.invalid」になります。このようなアドレスにはメールを配信できないため、システムは送信時にこのアドレスを飛ばします。プレースホルダーは英語で保存され、どの言語でも英語のままです。

方法は2つあります。自動の方法は、削除したアカウントを決まった月数の後に匿名化します。即時の方法は、たとえば削除の請求を受けたときに、1人をその場で匿名化します。

自動の方法は「Settings → Security」の「Data protection」カードにあります。スイッチ「Anonymize deleted users automatically」は初期設定でオフです。「after」の横に月数を入力します。1から120まで指定でき、初期値は36です。変更した月数は「Save」で保存します。

期間は、アカウントが削除された日から数えます。システムは10分ごとに、実行の時期かどうかを確認します。実行は1日に1回、「Settings → General Settings」で設定したタイムゾーンの3:00以降の最初の確認で行われます。期間が過ぎた削除済みアカウントは、すべてこの実行で匿名化されます。

スイッチをオンにすると、まずウィンドウが開きます。次の実行で匿名化される削除済みユーザーが、それぞれの削除日とともに一覧表示されます。欄に ANONYMIZE と入力し、「Confirm」をクリックします。そこで初めてスイッチがオンになります。そのタイムゾーンですでに3:00を過ぎていれば、最初の実行は約10分以内に行われます。

スイッチがオンのまま月数を短くしたときも、同じウィンドウが表示されます。オフにするときは確認は不要です。

期間はアカウントを削除したときに初めて始まります。アーカイブだけでは足りません。アーカイブしたアカウントはロックされているだけで、育児休業の後などにいつでも戻せます。アカウントを削除するには、「User management」でその行にあるごみ箱の記号「Delete account」をクリックします。

何かが起きる前に、ウィンドウがこの後どうなるかを伝えます。自動匿名化がオンなら、月数も示されます。削除したアカウントは「Archived」の表示に「Deleted」の表示付きで並びます。記号「Restore account」で元に戻せます。管理者とエージェントの場合、Basic ではそのために空き枠が必要です。後で再び削除すると、期間は最初から数え直しになります。

自分自身のアカウントには、ごみ箱の記号がありません。管理者のアカウントを削除またはアーカイブできるのは管理者だけです。最後の有効な管理者は、削除もアーカイブもできません。

そのため、完全に辞めた人がいる場合は、アーカイブだけで済ませず、アカウントを削除してください。1年以上アーカイブされたままのアカウントには、その行にカレンダーの記号が表示されます。そのツールチップが、アカウントの削除を促します。

即時の方法は、データの書き出しのダイアログで、見つかった項目の下にある「Anonymize」の欄にあります。ダイアログはアカウントの行から開くか、アカウントのない人については「Export by e-mail address」から開きます。

アドレスがアカウントのものである場合は、先に「Use this account」をクリックします。そうして初めてアカウント自体も匿名化されます。アドレスだけで実行すると、アドレスが保存されている場所でそのアドレスを置き換え、アカウントはそのまま残ります。

欄に ANONYMIZE と入力し、「Anonymize」をクリックします。有効なアカウントは、先に削除されてから匿名化されます。自分自身のアカウントは匿名化できません。最後の有効な管理者も匿名化できません。

その後、行には「Anonymized」の表示が付きます。このようなアカウントは、編集、復元、再有効化ができなくなります。残るのはデータの書き出しだけです。匿名化はもう一度実行できます。番号は変わらず、その後に戻されたデータも対象になります。

チェックボックス「Also clear the content of tickets this person requested」は、さらに踏み込みます。かっこ内の数字は、そのチケットの数です。それらのテキストは空になり、添付ファイルは削除されます。この人が返信しただけの他人のチケットは、匿名化だけが行われます。

先に保存義務を確認してください。たとえばドイツでは、商用書簡を6年間保存しなければなりません。ダイアログでもそれを促します。自動の方法は匿名化だけを行います。内容を空にすることはありません。

サーバーから削除できなかったファイルがあると、ダイアログがその数を示します。それでも実行は完了として扱われます。システムが自動で再試行することはありません。

各実行は、日時、プレースホルダーの番号、変更内容とともに記録されます。即時の方法では、誰が実行したかも記録されます。記録には、その人の名前もメールアドレスも含まれません。

匿名化には「Anonymize people」の権限が必要です。初期設定では管理者だけが持っています。使えるのも管理者だけです。「Customer」の役割には決して与えられません。データの書き出しのダイアログには、さらに「Data export (data subject request)」が必要です。

詳しくはこのカードで: 1人分のデータの書き出し, 保存期間

スイッチがオフの「Data protection」カード。月数の欄、「Save」、リンク「Download list of anonymizations」があります。
赤い枠は、スイッチと月数に付いています。スイッチは、更新のたびにそうであるようにオフです。画像を原寸で開く
削除済みユーザー1人とその削除日を示すウィンドウ「Who will be anonymized」。その下に ANONYMIZE を入力した欄とボタン「Confirm」があります。
赤い枠は、一覧と「Confirm」に付いています。Oliver Grant は36か月以上前に削除されました。最初の実行で匿名化されることになります。画像を原寸で開く
Amir Khan についてのウィンドウ「Delete account」。この後どうなるかと、匿名化までの36か月が書かれています。
赤い枠は「Delete account」に付いています。ここでは自動匿名化がオンです。そのため、ウィンドウに月数が示されています。画像を原寸で開く
「Archived」の表示。Oliver Grant の削除済みアカウント、「Deleted」の表示、復元の記号が見えます。
赤い枠は「Deleted」の表示と「Restore account」に付いています。匿名化されるまでは、アカウントを元に戻せます。画像を原寸で開く
Tomas Novak についてのダイアログ「Export personal data」。見つかった項目の下に「Anonymize」の欄があり、チェックの入ったボックス、入力済みの ANONYMIZE、ボタン「Anonymize」が見えます。
赤い枠は、チェックボックスと「Anonymize」に付いています。Tomas Novak は4件のチケットを依頼しています。それらの内容も空になります。画像を原寸で開く
実行後の「Anonymize」の欄。上に「Already anonymized as Anonymized user 2」、下にメッセージ「Done」があります。
赤い枠は、プレースホルダーの番号を示すメッセージに付いています。この欄からもう一度実行できます。画像を原寸で開く
匿名化したアカウントが並ぶ「Archived」の表示。どの行にも、プレースホルダーの名前、プレースホルダーのアドレス、「Anonymized」の表示があります。
赤い枠は「Anonymized」の表示に付いています。匿名化したアカウントには、データの書き出し以外の操作が残っていません。画像を原寸で開く

アカウント

以下の表は、システムが個人を保存しているすべての場所と、そこで匿名化が何をするかを示します。会社が個人データをどのように削除するかを説明するときに使えます。

データどうなるか
名と姓「Anonymized user」と番号
メールアドレスとサインイン名プレースホルダーのアドレス
電話番号削除される
部署、役職、拠点削除される
言語、ライトまたはダークの表示、対応状況初期設定に戻る
パスワードと過去のパスワードの一覧削除される
2段階サインインのキーと、サインインサービス(SSO)のアカウントとのつながり削除される
セキュリティログのサインインイベント削除されます。セキュリティログにあるその人の管理操作は残ります。そこでの名前はプレースホルダーに置き換えられます。
プロフィール画像削除される
役割とチームへの所属削除される。その後、ユーザー一覧には役割「Customer」が表示されます。
チケット一覧の自分用の列の選択削除される
動作中の時間記録のストップウォッチ削除される
アカウントそのもの残る。削除され、恒久的にロックされた状態です。チケット、コメント、時間の記録は引き続きこのアカウントを指します。そのため、レポートは引き続き集計されます。
メールアドレス確認済み、電話番号確認済み、2段階サインインのはい/いいえの印、チケット一覧のはい/いいえの設定、失敗した試行の回数、最後にパスワードを変更した日時と無効化した日時残る。その人の値は含まず、はいかいいえ、数、日時だけです。アドレス、番号、パスワード、キーそのものは置き換えまたは削除されます。
チケットに残る、最後に変更した人の記録削除される。チケットは、最後に変更した人として誰の名前も示さなくなります。

名前のコピー

システムは、一部の場所で名前をもう一度保存しています。そのため、変更の後でも、誰がその記録を作ったかが分かります。これらのコピーも置き換えられます。

場所どうなるか
チケットの履歴で変更を行った人プレースホルダーの名前
時間の記録に付いた名前プレースホルダーの名前
ナレッジベースの記事を変更した人プレースホルダーの名前
チームの「Audit log」の記録。「Added user …」と「Removed user …」も含みますプレースホルダーの名前
その人が依頼したチケットの依頼者名プレースホルダーの名前。依頼者の電話番号は削除されます。
チケットの履歴の新旧の値。依頼者の名前、アドレス、電話番号、ウォッチャー、担当の割り当てプレースホルダーになるか、削除される。その人のチケットと、その人が以前に依頼者だったチケットが対象です。

メールアドレス

その人のアドレスが独立した項目として保存されている場所では、どこでもプレースホルダーのアドレスに変わります。大文字と小文字の違いは問いません。

場所どうなるか
チケットの依頼者アドレスプレースホルダーのアドレス
満足度調査の送信先プレースホルダーのアドレス
承認と、タスク付きの申請における承認者のアドレスプレースホルダーのアドレス
受信メールの差出人プレースホルダーのアドレス
返信テンプレートの固定の宛先アドレスプレースホルダーのアドレス
メールのルールがすでにメールを処理したことを示す内部の記録プレースホルダーのアドレス
これまでのデータの書き出しの記録にあるアドレスプレースホルダーのアドレス。記録そのものは証拠として残ります。後でこのアドレスについてデータの書き出しをしても、記録されるのはプレースホルダーだけです。
チケット作成時の依頼者情報の候補そのアドレスを含む場合は削除される
メールのブロックリストの登録残る。残さないと、削除後にこのアドレスからの迷惑メールが再び届いてしまいます。
満足度調査の同意と配信停止削除されます。最後の記録が配信停止だった場合は、アドレスのない1件の記録として残ります。一覧「Survey consents and unsubscribes」には、それが「anonymized」と表示されます。本人が再び同意するか、配信を再開するまで、そのアドレスには調査が送られません。匿名化キーを読み取れなくなった場合や破棄された場合、この記録はもう効力を持ちません。

本文中のアドレス

本文では、匿名化はその人のメールアドレスだけを置き換えます。対象は、その人に関わるチケットです。データの書き出しが見つけるのと同じチケットです。

本文どうなるか
チケットの説明アドレスを置き換え
コメント。受信メールの本文も含みますアドレスを置き換え
受信メールの件名アドレスを置き換え
時間の記録のメモアドレスを置き換え
満足度調査のコメントアドレスを置き換え
チケットの履歴の新旧の値アドレスを置き換え
ナレッジベースの記事のタイトルと本文。その履歴も含みますアドレスを置き換え。すべての記事が対象

依頼したチケットの内容を空にする

チェックボックス「Also clear the content of tickets this person requested」を使うと、これらのチケットは内容を失います。レポートと期限に必要なものは残ります。

チケットの部分どうなるか
番号、日付、ステータス、チーム、カテゴリー、優先度、担当の割り当て、期限残る
タイトル「Content removed」になる
説明空になる
すべてのコメント。エージェントの返信も含みます本文が空になる。コメントそのものは残るので、初回応答と期限は正しいままです。
受信メールの件名空になる
カスタムフィールドの値削除される
フォローアップのメモと場所空になる
チケットの履歴各変更の種類は残ります。値は空になります。ただし、ステータス、優先度、カテゴリー、サブカテゴリー、チャネル、チーム、エスカレーション、担当の割り当ては除きます。これらはレポートに必要です。
満足度調査評価は残り、コメントは空になります。
時間の記録記録した分数は残り、メモは空になります。
添付ファイル削除される。記録とファイルの両方です

限界

本文中の名前は残ります。たとえば、メールの最後の「よろしくお願いします、Max」です。本文中の電話番号も残ります。どちらも確実には見分けられません。顧客のチケットには、内容を空にするチェックボックスがあります。

別のアカウントが同じ名と姓を持っている場合、その人の名前はチケットの履歴でも依頼者名でも置き換えられません。置き換えると、もう一人の記録まで変わってしまうからです。アドレスと電話番号は、それでも置き換えられます。この確認では名と姓を比べます。担当の割り当ての履歴にはサインイン名が保存されます。そのため、そこにサインイン名だけで載っている同名の人は見分けられません。

チケットの履歴のごく古い記録のうち、まだアカウントを指していないものは名前しか持っていません。これらは見分けられません。

エージェントが依頼者のメールアドレスなしで電話から登録したチケットは、見分けられません。依頼者の名前と電話番号はそのチケットに残ります。

設定の中のアドレスは変更されません。たとえばメールのルールや自動化のルールです。そこにその人のアドレスがある場合は、ご自分で変更してください。

実行の後にその人がまたメールを送ってきた場合は、その人のアドレスで新たに実行すると、新しいメールも対象になります。実行は「Export by e-mail address」から始めます。番号は変わりません。匿名化済みのアカウントで新たに実行しても、新しいメールは見つかりません。アカウントはもう古いアドレスを知らないからです。

アーカイブはシステムが自分で処理します。アーカイブを復元すると、以前に匿名化したすべての人が、復元したチケットの中で再び匿名化されます。復元後のメッセージにその人数が示されます。それらのチケットで本文中にしか出てこないアドレスは、そこでは見分けられません。 さらに、匿名化の後の夜間の実行がアーカイブファイルを更新します。詳しくは「保存期間」のカードで説明しています。

バックアップの場合は事情が違います。実行の前に取ったバックアップには、まだ古いデータが入っています。復元のときは、「Ticket System Backup & Restore」がこれに対応します。アプリは、今の状態で匿名化されている人全員をもう一度匿名化するかどうかを確認します。「Yes」があらかじめ選ばれています。チケットシステムは、設定したタイムゾーンの3:00の夜間の実行でこれを行います。これはスイッチがオフでも同じです。それまでは、その人たちの名前が再び表示されます。「Data protection」カードには、その数を示すお知らせが出ます。バックアップを戻すと、スイッチの当時の設定も戻ります。そのため、復元の後にスイッチを確認してください。

別の方法でバックアップを復元した場合や、「No」と答えた場合、コマンドラインで「--no-reapply」を使った場合は、これは行われません。その場合、スイッチがオンである限り、自動の方法が削除済みアカウントを再び見つけます。手動で実行したものは、もう一度実行する必要があります。そのために役立つのが、「Data protection」カードのリンク「Download list of anonymizations」です。一覧は復元の前にダウンロードしてください。復元の後は、バックアップより後の実行が一覧に含まれなくなります。一覧には匿名化した人ごとに1行あり、列は「Date」「Number」「Account ID」「E-mail hash」「Content cleared」です。「Date」は最初の実行の日時で、UTCです。「Account ID」は、アカウントを匿名化した場合だけ入ります。「E-mail hash」は、元に戻せないアドレスのフィンガープリントです。「Content cleared」は、その人が依頼したチケットの内容を空にしたかどうかを示します。実行が終わるたびに、この一覧をご自分でダウンロードし、システムの外に保管してください。実行の前に取ったバックアップには、その実行は含まれていません。

プライバシーポリシー用の文章

運用者として、データをどれだけの期間保存するかを本人に伝える必要があります。この文章は自社のプライバシーポリシーに取り入れることができます。

文例

退職後、チケットシステム内のあなたのお名前とメールアドレスは、[36]か月後にプレースホルダーに置き換えられます。チケットと各種の数値は、あなたと結び付かない形で保持されます。ご請求があれば、保存義務に反しない限り、より早い時期にデータを匿名化することもできます。 [36]か月間連絡のない外部の連絡先のデータも、同じ方法で匿名化されます。セキュリティログのサインインイベントは、[90]日後に削除されます。管理操作の記録は、[12]か月後に削除されます。

数字は自社の設定に合わせてください。スイッチがオフになっている文は削除してください。文章は自社のデータ保護アドバイザーに確認してもらってください。このマニュアルは法的助言ではありません。

削除の請求と戻ってくる人

削除と匿名化は別のものです。「Delete account」はアカウントを非表示にするだけです。「Restore account」で元に戻ります。それまで、そのメールアドレスはこのアカウント用に確保されたままです。そのため、削除の請求には、データのエクスポートのダイアログで「Anonymize」を使って対応します。これは元に戻せません。名前とアドレスは「Anonymized user」と番号に置き換えられます。シングルサインオンのプロバイダーのアカウントとの関連付けは削除されます。

1つのメールアドレスは、ちょうど1つのアカウントに属します。ほかのアカウントがすでに持つアドレスでアカウントを作成しようとすると、システムは受け付けません。メッセージは「This e-mail address already belongs to another account.」です。アカウントのアドレスを変更するときも同じです。そのアドレスが削除済みアカウントのものである場合、メッセージは「This e-mail address belongs to a deleted account. Restore that account instead.」です。その場合は新しいアカウントを作らず、古いアカウントを復元してください。匿名化済みのアカウントは数えません。それらにはプレースホルダーのアドレスしか残っていません。

ほかの有効なアカウントがその後同じアドレスを持っている場合、削除済みアカウントは復元できません。そのときのメッセージは「This e-mail address already belongs to another account.」です。まず、もう一方のアカウントのアドレスを変更してください。

このルールより前の時期から、1つのアドレスを共有するアカウントが残っていることがあります。ユーザー管理では、それらに「This e-mail address belongs to more than one account. Change it so that each account has its own address.」というお知らせが表示されます。これらのアカウントにそれぞれ別のアドレスを設定してください。それまでは、ユーザー名の代わりにこのアドレスでサインインすることはできません。パスワードのリセットのメールも送られません。

削除の請求の後に本人が戻ってきた場合、その人には新しいアカウントができます。たとえば、同じアドレスで Google や Microsoft から再びサインインした場合です。そのためには「Automatically create accounts on first sign-in」がオンである必要があります。匿名化済みのアカウントにはもうその人のアドレスがないため、新しいアカウントの妨げになりません。

過去の匿名化が、この人の新しいチケットに影響することはありません。バックアップやアーカイブを復元した後も同じです。匿名化がもう一度適用されるときは、その時点より前に作られたデータだけが対象です。

古いアカウントが削除されただけで匿名化されていない場合、このアドレスでの最初の SSO サインインは拒否されます。本人に何が表示されるかは、プロバイダーによって違います。プロバイダーがアドレスを確認している場合、メッセージは「An account with this e-mail address was deleted. Ask an administrator to restore it.」です。確認していない場合は「Your e-mail address is not verified with the provider.」です。こうして、あるアドレスの削除済みアカウントが存在するかどうかを、システムは明かしません。

このとき、管理者には2つの方法があります。「Restore account」で古いアカウントを復元すると、本人はそのアカウントで履歴とともに作業を続けます。SSO でのサインインは、そのアカウントがすでにこのプロバイダーと関連付けられているか、プロバイダーがアドレスを確認している場合に成功します。削除の請求がまだ有効なら、古いアカウントを匿名化してください。その後アドレスは空き、サインインで新しいアカウントが作られます。

この場合、セルフ登録は中立的に答えます。「Registration could not be completed. If you already have an account, use the password reset on the sign-in page.」 アドレスにアカウントがあるかどうかは明かしません。

6

保存期間

はじめる前に: これらの設定を変更できるのは管理者だけです。匿名化は元に戻せません。

システムは、個人データを必要な期間だけ保持します。人が離れたとき、または本人が求めたときに匿名化します。離れたとは、削除されたアカウント、または長い間連絡のない外部の連絡先のことです。本人からの請求は、データのエクスポートのダイアログで「Anonymize」を使って処理します。

チケットそのものには期間がありません。その内容は、たとえば顧客の履歴として役目を持ち続けます。レポートと作業時間の記録は引き続き数えられます。

すべての期間は、「Settings → Security」の「Data protection」カードにあります。カードには3つのブロックがあります。「Deleted accounts」、「External contacts」、「Security log retention」です。各ブロックには、スイッチ、期間、「Save」があります。「Security log retention」ブロックには、スイッチと期間が2つずつあります。その下に「Archives」があります。復元の後は、次の3:00の実行が済むと「Restore from a backup」が加わります。それまでカードには「… will be applied again tonight at 03:00.」というお知らせが表示されます。最初のブロックは「個人の匿名化」のカードで説明しています。そこには、プライバシーポリシー用の文例もあります。「Data protection」カードの説明の下に、リンク「Data protection guide for operators」があります。このガイドには、処理活動の記録、技術的および組織的措置、保存と削除の方針のテンプレートが含まれています。

各ブロックの下には「Last run」の行があります。最後の夜間の実行の日時と、扱った人や記録の数が表示されます。「0 done」は、することがなかったという意味です。タスクにまだ結果がない間は「Not run yet」と表示されます。スイッチがオフのタスクは実行されません。

行がオレンジ色なら、タスクはすべてを終えられませんでした。「skipped」の場合は、飛ばした人、記録、ファイルの数が表示されます。「Archives」では、ロックされたファイルや壊れたファイルの数です。「failed」の場合は、タスク全体が失敗しています。続く文に、することが書かれています。「Details are in the server log.」とあれば、サーバーのログを読んでください。Linux では、コマンド「sudo podman logs container-backend-1」で表示されます。匿名化のキーについて書かれていれば、下の「キーが読み取れないとき」の節に従ってください。飛ばしたものは、次の夜間の実行がもう一度試します。

詳しくはこのカードで: 個人の匿名化, すべてを取り戻す

「Deleted accounts」、「External contacts」、「Security log retention」のブロックがある「Data protection」カード。その下に「Archives」と「Restore from a backup」があり、それぞれに「Last run」の行がある。
赤い枠は「Last run」の行にあります。ここでは4つのスイッチがすべてオンです。初期設定でオンなのは、「Security log retention」ブロックの2つのスイッチだけです。画像を原寸で開く
スイッチ「Anonymize external contacts automatically」と欄「Months without contact」がある「External contacts」ブロック。
赤い枠はスイッチと月数にあります。その下の文に、何が連絡として数えられるかが書かれています。画像を原寸で開く
「Nobody is due yet with this time limit.」の文、入力された ANONYMIZE、「Confirm」がある「Who will be anonymized」のウィンドウ。
赤い枠は欄と「Confirm」にあります。ここでは期間を24か月に短くしており、対象になる人はいません。対象者がいる場合は、その数と最初の数人が最後の連絡とともに表示されます。画像を原寸で開く
「Entries are deleted after 90 days (Settings → Security).」の文と3件のサインインがある「Recent sign-in attempts」カード。
赤い枠は期間についての文にあります。削除がオフの場合は「Entries are kept until you delete them.」と表示されます。画像を原寸で開く
カード上部の2つのお知らせ。もう見分けられないアドレスの数と、引き継げなかった匿名化。
赤い枠は引き継ぎについてのお知らせにあります。することは「バックアップの復元」の節に書かれています。画像を原寸で開く
リンク「How to restore the key」とボタン「Discard old key」がある警告「The anonymization key cannot be read」。
赤い枠は、このマニュアルへのリンクと「Discard old key」にあります。警告が表示されている間、カードには保留中の匿名化のお知らせは表示されません。画像を原寸で開く
欄「Confirmation word」に DISCARD が入力された「Discard old key」のウィンドウ。
赤い枠は欄と「Discard old key」にあります。この語を入力して初めてボタンをクリックできます。画像を原寸で開く

外部の連絡先

外部の連絡先とは、スタッフのアカウントを持たない人です。アカウントのない依頼者と、顧客のアカウントがこれにあたります。システムから見ると、この人たちは離れることがありません。そのため、このブロックでは最後の連絡からの期間を数えます。

最後の連絡とは、次の時点のうち最も新しいものです。本人が依頼したチケットの最後の変更、本人からのメール、本人のコメント、満足度アンケートへの回答、本人に送られた承認、依頼者の情報の候補です。顧客のアカウントでは、作成された日も数えます。そのため、一度も使われていない新しいアカウントがすぐに対象になることはありません。バージョン1.7.0への更新より前からあるアカウントは、更新の日に作成されたものとして扱います。

スタッフのアカウントとそのアドレスは対象になりません。info@ のような共有アドレスも、スタッフのアカウントのものであれば同じです。まだ閉じていないチケットがある人は、閉じるまで飛ばされます。削除されたアカウントは「Deleted accounts」ブロックの対象です。

スイッチ「Anonymize external contacts automatically」は初期設定でオフです。「Months without contact」の横に月数を入力します。1から120まで指定でき、初期値は36です。

スイッチをオンにすると、まず「Who will be anonymized」のウィンドウが開きます。対象になる人数と、最初の数人が最後の連絡とともに表示されます。欄に ANONYMIZE と入力し、「Confirm」をクリックします。スイッチがオンのまま月数を短くして「Save」をクリックしたときも、同じウィンドウが表示されます。

これは次の夜間の実行で適用されます。対象の人は、「Anonymize」と同じように匿名化されます。内容が消去されることはありません。残るのは、プレースホルダー、チケット、各種の数値です。本文中の名前と電話番号は残ります。制限については「個人の匿名化」のカードに書かれています。

セキュリティログ

セキュリティログは、サインインイベントと管理操作を記録します。サインインイベントには、IP アドレスとブラウザーの識別情報も含まれます。何が記録されるかは、「セキュリティログ」カードで詳しく説明しています。

「Settings → SSO Settings」の「Recent sign-in attempts」カードに、SSO とディレクトリによる直近100件のサインインイベントが表示されます。このページを開ける人が見られます。初期設定では管理者だけです。カードのタイトルの下の文に、期間が表示されます。たとえば「Entries are deleted after 90 days (Settings → Security).」です。

既定では、サインインイベントは90日後に、管理操作は12か月後に削除されます。「Security log retention」ブロックでは、「Days」の横で7〜365日、「Months」の横で1〜120か月を設定します。「Delete old sign-in events」と「Delete old administrator actions」のスイッチで削除を止められます。その場合、記録は残ります。削除されるのは記録だけで人ではないため、確認用の語は必要ありません。

ユーザー名とパスワードによるサインインも、セキュリティログに記録されます。失敗した試行は、IP アドレスとブラウザーと一緒に保存されます。成功したサインインが保存されるのは、管理者の場合と、失敗した試行の後だけです。

アーカイブ

アーカイブファイルには、後から匿名化された人も含まれます。そのため、匿名化の後の夜間の実行で、その人が含まれるすべてのアーカイブファイルを更新します。そこでの名前とアドレスは、データベースと同じプレースホルダーに置き換えられます。内容を消去した場合は、そのチケットの添付ファイルもアーカイブからなくなります。

つまり、次の夜まではその人がまだアーカイブに読める形で残っています。アーカイブにはスイッチがありません。その時点でロックされているアーカイブファイルは、変更されません。たとえば、ダウンロード中や復元中の場合です。壊れたファイルも同じです。次の夜間の実行がもう一度試します。

時刻とタイムゾーン

これらのタスクは、すべて1日に1回3:00に実行されます。基準になるのは、「Settings → General Settings」の「Time Zone」カードのタイムゾーンです。サーバーの時計は関係ありません。多くのサーバーは UTC で動いています。その場合、3:00 はあなたにとって別の時刻になります。

システムは10分ごとに、実行の時期かどうかを確認します。3:00以降の最初の確認で実行が始まります。3:00にサーバーが止まっていた場合は、起動後の最初の確認で実行されます。

バージョン1.7.0に更新した後、最初の実行は更新の少し後に行われます。遅くとも次の夜の3:00です。この実行で、90日より古いサインインログの記録が削除されます。

タイムゾーンを変更すると、次の確認から新しいタイムゾーンが使われます。実行は1暦日に1回までです。西のタイムゾーンに変えた後は、その日の実行がなくなることがあります。その場合は翌日に実行されます。

アプリ「Ticket System Backup & Restore」も、同じタイムゾーンでバックアップを予定します。スケジュールを適用するときに、チケットシステムからタイムゾーンを読み取ります。「Schedule」タブと「schedule --show」は、時刻をタイムゾーンとともに表示します。たとえば「02:00 (Europe/Berlin)」です。その時点でデータベースに接続できない場合は、それまでのタイムゾーンが使われます。まだない場合はコンピューターの時計が使われ、「(host clock)」と表示されます。

OS は自分の時計しか知りません。そのため、アプリが時刻を換算します。サーバーのタイムゾーンによって、スケジュールごとに1件または2件の登録を行います。これで、夏も冬も正しい時刻にバックアップが動きます。起動時に、本当にバックアップの時期かどうかを確認します。時期でなければバックアップをせずに終了し、ログに「No backup is due at this time in …」と記録します。

チケットシステムでタイムゾーンを変更しても、次の予定のバックアップは実行されます。その後、アプリはスケジュールを登録し直します。そのとき、ログには「The time zone in the ticket system changed」で始まる警告が記録されます。スケジュールを登録し直せなかった場合は「The schedule could not be updated.」と記録されます。その場合はアプリを開き、「Apply schedule」をクリックしてください。

キーが読み取れないとき

システムは、匿名化したメールアドレスを指紋のような値として記憶します。そのためにキーが必要です。このキーは、サーバーのキーリングで守られています。キーリングは、キーのフォルダーにある key-*.xml ファイルでできています。これがない、または合わない場合、カードに警告「The anonymization key cannot be read」が表示されます。

このとき、保存したメールと SSO のパスワードも使えません。同じキーリングを使っているためです。削除済みアカウントとセキュリティログの夜間の実行は続きます。アドレスでしか分からない人は飛ばされます。「Anonymize」は、アドレスだけを使った実行を受け付けません。

キーリングは次の手順で戻します。問題が起きる前のバックアップを使います。バックアップには、キーのフォルダーが1つのファイルとして入っています。Linux では、バックアップは「/opt/smitey/backups」にあります。そのうちの1つを空のフォルダーにコピーし、そのフォルダーに移動します。下のコマンドで、バックアップを通常のファイルとして書き出し、key-*.xml ファイルを取り出します。続いて、そのファイルをキーのフォルダーにコピーし、チケットシステムのサーバーを再起動します。キーのフォルダーにあるほかのファイルはそのまま残ります。再起動の後、警告は消えます。そのあと、フォルダー「plain」を削除します。ここにはパスワードと個人データが入っています。「.zip」で終わる古いバックアップは暗号化されていません。その場合、最初のコマンドは「sudo unzip -o <ファイル> volumes/dataprotection_keys.tar && sudo tar -xf volumes/dataprotection_keys.tar」です。

Windows では、バックアップは「C:\Program Files\SMITEY\backups」にあります。そのうちの1つを空のフォルダーにコピーします。そこで PowerShell を管理者として開きます。枠「Windows: バックアップを暗号化なしのファイルとして書き出し、キーのファイルを取り出す」のコマンドを入力します。その中の <ファイル>.smbk を、バックアップの完全なファイル名に置き換えます。次に、key-*.xml ファイルを1つずつ「podman cp <ファイル> container-backend-1:/app/DataProtection-Keys/」でコピーします。所有者の設定と再起動のコマンドは「sudo」を付けずに入力します。そのあと、フォルダー「plain」を削除します。

バックアップを暗号化なしのファイルとして書き出し、キーのファイルを取り出す

sudo /opt/smitey/Backup/TicketSystemBackup decrypt ticketsystem-backup-*.smbk --out plain && sudo tar -xf plain/volumes/dataprotection_keys.tar

フォルダーにはバックアップがちょうど1つあります。実行後、そこに key-*.xml ファイルができます。サブフォルダー「plain」には、バックアップ全体が暗号化なしで入ります。

ファイルをキーのフォルダーにコピーする

for f in key-*.xml; do sudo podman cp "$f" container-backend-1:/app/DataProtection-Keys/; done

名前の違う既存のファイルは、キーのフォルダーに残ります。

ファイルの所有者を正しくする

sudo podman exec -u root container-backend-1 chown -R 1654:1654 /app/DataProtection-Keys

チケットシステムは、コンテナーの中で専用のユーザーとして動いています。ファイルはそのユーザーの所有である必要があります。

チケットシステムのサーバーを再起動する

sudo podman restart container-backend-1

再起動の後、システムはキーリングを読み直します。

Windows: バックアップを暗号化なしのファイルとして書き出し、キーのファイルを取り出す

& "C:\Program Files\SMITEY\Backup\TicketSystemBackup.exe" decrypt <file>.smbk --out plain | Out-Host; tar -xf plain\volumes\dataprotection_keys.tar

PowerShell を管理者として開き、バックアップのあるフォルダーで実行します。<file>.smbk を、バックアップの完全なファイル名に置き換えます。実行後、そこに key-*.xml ファイルができます。

最後の手段:「Discard old key」

キーのファイルを含むバックアップがない場合は、「Discard old key」を使います。このボタンは管理者にだけ表示されます。欄「Confirmation word」に DISCARD と入力し、「Discard old key」をクリックします。システムが新しいキーを作ります。

アカウントを使った匿名化は引き続き有効です。アドレスだけで匿名化した人は、その後バックアップとアーカイブの中で見分けられなくなります。カードにその人数が表示されます。そのため、古いバックアップを戻すと、この人たちが再び見えるようになることがあります。保存したメールと SSO のパスワードは読み取れないままです。もう一度入力してください。

バックアップの復元

復元のとき、「Ticket System Backup & Restore」は、今日匿名化されている人全員をもう一度匿名化するかどうかを確認します。「Yes」があらかじめ選ばれています。チケットシステムは、自分のタイムゾーンで3:00の次の夜間の実行でこれを行います。それまでカードには「… will be applied again tonight at 03:00.」と表示されます。

バックアップを戻すと、当時のスイッチと期間も戻ります。そのため、復元の後に「Data protection」カードを確認してください。

引き継ぎで警告があった場合は、アプリのステータス行にその数が表示されます。たとえば「2 warning(s) while carrying over anonymizations. See the Log tab.」です。コマンドラインでは、同じ内容が最後の行に出て、「backup.log」を示します。うまくいかなかった内容はそこに書かれています。匿名化を引き継げなかった場合は、このバックアップの後に行った実行を手作業でやり直してください。復元の前にダウンロードした一覧が役に立ちます。

チケットシステムは、次の起動時にアプリの引き継ぎファイルを読み込みます。読み込めない場合、カードに「A carry-over file from the backup app could not be read」と表示されます。ファイルはサーバーに残り、次の起動時にもう一度読み込まれます。その場合は、最新のアプリでバックアップをもう一度復元してください。

バックアップのキーが合わない場合、アドレスを使った匿名化は引き継げません。そのとき、カードに「… could not be carried over from before the restore」と表示されます。該当する人が分かる場合は、「Export by e-mail address」からもう一度匿名化してください。

「Restore from a backup」の下の「Last run」の行に、その実行でもう一度適用した匿名化の数が表示されます。

7

役割と権限の考え方

役割は3つです。「Admin」「Agent」「Customer」です。これ以上は作れません。代わりに自由なのは、ほぼすべての個々の権限です。例外は、このあとに挙げます。

この3つは、「Settings → General Settings」の「Role」タブにあります。名前は変更できません。

役割に何が許されるかは、別の場所にあります。「Settings → Security」の「Permission concept」のカードです。

各行が1つの機能、各列が1つの役割です。チェックが入っていれば許可されます。名前の下にあるのは内部の識別子で、このページを使うのに必要はありません。

一覧は長いです。利用者の管理から、個々の設定ページへのアクセス、時間記録まで並んでいます。

「Agent Team」の列は特別です。同じ行で「Agent」にチェックが入って初めて使えるようになります。そこでチームを選ぶと、その権限はそのチームのエージェントだけに適用されます。

「Admin」の役割からは、どの権限も取り上げられません。保存すると、チェックは元に戻ります。誰も自分のシステムから締め出されないようにするためです。この表を変更できるのは、管理者だけです。これは「Security」のページのすべての設定に当てはまります。ほかにこのページを開ける人には、読み取り専用で表示されます。「Customer」の役割には、6つの権限を決して与えられません。「Users: manage accounts」「Data export (data subject request)」「Anonymize people」「Security log」「Settings: Security」「Settings: Single sign-on」です。

「Save」を押すと、変更はすぐに反映されます。影響を受ける人は、次にクリックしたときに気づきます。

表のある「Permission concept」のカード。1行が1つの機能で、管理者、エージェント、エージェントのチーム、顧客の列が並びます。
赤い枠は見出しの行に付いています。「Agent Team」の列の選択欄は、「Agent」にチェックのある行でだけ使えます。画像を原寸で開く
3つの役割が並び、それぞれに「Mandatory」の印が付いた「Role」のタブ。
赤い枠は注記に付いています。3つの役割には「Mandatory」の印が付いています。どれも削除できません。画像を原寸で開く
8

部門、役職、拠点

チケットではなく人を表す3つのリストがあります。部門、役職、拠点です。

これらは「Settings → General Settings」の「Drop-down lists」のカードで作ります。扱い方は3つとも同じです。

割り当ては、アカウント側で行います。「User management」のフォームでは、欄の名前が「Department」「Position」「Location」です。

利用者の一覧では、部門がチームの下に表示されます。役職と拠点は、アカウントのフォームで確認できます。

拠点には、もう一つの使い道があります。チケットに「Location」の欄があり、同じリストから選びます。

3つのリストにはそれぞれ、削除できない項目が1つあります。「None selected or available」という名前で、「Mandatory」のバッジが付いています。

ほかの項目を削除すると、それを持っていた人は全員、その予備の項目に移ります。存在しないものを指したままの人は残りません。

ここでは翻訳しません。翻訳のページでまとめて行います。英語の名前が、翻訳をつなぎ留める軸になります。

部門、役職、拠点の欄を入力した「Edit user」のダイアログ。
赤い枠は3つの欄に付いています。チームの隣に並んでいますが、意味は別です。チームは誰がチケットを処理するかを表し、部門はその人がどこで働いているかを表します。画像を原寸で開く
「Team」の列に、チーム名の下の部門が表示された利用者の一覧。
赤い枠は、その列に付いています。上がチーム、下が部門です。どのチームにも属していない人は、そこがダッシュになります。画像を原寸で開く

メール連携

チケットシステムはメールボックスからメールを取得し、自分でもメールを送ります。その設定方法は、チケット管理のまとまりにある「メールからのチケット、返信、やり取り」のカードにあります。このまとまりでは、受信したメールがどうなるか、どうやって送信者を止めるか、そしてシステムが自分でどのメールを送るかを説明します。メールの機能一式は、Professional エディションに含まれます。

1

メールはどうなるか

Professional のみ

チームのメールボックスに誰かが書き送ると、そこからチケットができます。件名がタイトルに、本文が説明になり、差出人のアドレスが依頼者として記録されます。チケットの入り口には「E-mail」と表示されます。

メールに差出人の名前があれば、その名前がアドレスの隣の欄に入ります。なければ、欄には「E-Mail」と入ります。メールで届いたことは、入り口の表示ですでに分かります。

「Re:」や「Fwd:」のような接頭辞は、タイトルから取り除かれます。チケットには、返信の名前ではなく、案件そのものの名前が付きます。

メールの書式は保たれます。太字、箇条書き、表は、メールと同じ形でチケットに表示されます。

リンクも保たれます。エージェントはチケットの中でそのままクリックでき、アドレスを打ち直す必要はありません。

メールに埋め込まれた画像は、本文の同じ位置に残ります。同時に、チケットの添付ファイルとしても保存されます。

メールが Web から読み込むだけの画像は、取り除かれます。この種の画像は、メールがいつどこで読まれたかを差出人に知らせることがよくあります。画像を確実に届けたい場合は、メールに埋め込むか、添付してください。

メールに添付されたファイルは、チケットの添付ファイルになります。取り込まれるのは、pdf、doc、docx、xls、xlsx、txt、png、jpg、jpeg、gif の形式のファイルだけです。それ以外のファイルは捨てられます。エージェントがアップロードするファイルと、同じ容量の上限が適用されます。

ワークフローで自動返信がオンになっていれば、差出人にはすぐ受付の連絡が届きます。件名に参照番号が付くため、そのあとの返信はどれも同じ案件にたどり着き、そのコメントになります。

そうした返信に埋め込まれた画像は、その返信にあたるコメントに表示されます。

解決済みまたは閉じたチケットに依頼者が返信すると、チケットは「Reopened」に戻ります。依頼者が顧客用のポータルでコメントした場合も同じです。CC で受け取った人、ウォッチャー、エージェントからの返信では、何も再オープンされません。

詳しくはこのカードで: メールからのチケット、返信、やり取り

差出人のメールソフトで見た、送信されたメール。埋め込まれた画像とリンクがあります。
この画面はチケットシステムではなく、差出人のメールソフトです。メールには、埋め込まれた画像とリンクが入っています。画像を原寸で開く
できあがったチケットの説明。画像が同じ位置にあり、リンクもあります。
同じメールをチケットとして見たところです。赤い枠は画像とリンクに付いています。どちらもメールと同じ位置にあり、リンクはクリックできます。画像を原寸で開く
inline_image_1.png が入ったチケットの「Attachments」タブ。
埋め込まれた画像は、添付ファイルとしても保存されます。本文から取り出さなくても、そのままダウンロードできます。画像を原寸で開く
差出人の受信トレイに届いた受付の連絡。件名に参照番号が入っています。
差出人に届いた受付の連絡です。件名には、案件の参照番号が入っています。差出人がこれに返信すると、同じチケットに届きます。画像を原寸で開く
2

送信者を止める

Professional のみ

はじめる前に: 拒否リストは、「E-Mail Settings」のページのいちばん下にあります。すべてのチームに一度に適用されます。

チケットを作らせたくない送信者もあります。メールマガジンがその一例で、機械的な報告だけを送るメールボックスも同じです。

ちょうど一つの送信者を指定したい場合は、完全なアドレスを入力します。図では no-reply@example.com です。

ある送信者のすべてのアドレスを指定したい場合は、先頭に @ を付けたドメインを入力します。図では @newsletter.example.net です。サブドメインも一緒に止まります。

止めた送信者からのメールでは、チケットは作られません。既読にされ、処理済みのフォルダーへ移されます。受信トレイにたまることはありません。

この設定は、逆方向にも働きます。システムは、止めたアドレスにメールを送りません。

誰も読まないアドレスでは、これが本当の要点です。止めていなければ、受付の連絡が、決して返事のないメールボックスに届いてしまいます。

「Add」で項目を一覧に加えます。横のごみ箱の記号で、項目を取り除きます。変更はすぐに反映され、保存の操作は要りません。

自動で作られたメールは、一覧に登録する必要がありません。配信不能の通知、不在通知、一斉送信のメールがこれに当たります。これらもチケットは作られず、返信も送られません。システムは既読にして、処理済みのフォルダーへ移します。

監視システムからのアラートも、自動で作られたメールとして印が付いていれば同じ扱いです。その印のないアラートは、ほかのメールと同じくチケットになります。

完全なアドレスとドメインの2件が入った「E-Mail Blacklist」のカード。
赤い枠は入力欄に付いています。欄の中の例が、使える2つの書き方を示しています。その下に、この環境の2件が並んでいます。画像を原寸で開く
3

システムが自分で送るもの

Professional のみ

はじめる前に: このカードのスイッチは、「E-Mail Settings」ページの「Team mailboxes」の下に、チームごとに並んでいます。そのチームのメールボックスのアドレスの、すぐ下です。

顧客への返信のほかに、システムは自分でもメッセージを送ります。チケットの割り当て、期限の超過、招待、新しいパスワード、満足度調査、申請の承認などです。

これらの文面はあらかじめ用意されており、最初は英語です。画面表示のほかのテキストと一緒に、言語パックの中に入っています。

言語パックを取り込むと、これらのメッセージは受け取る人に設定された言語で送られます。同じ案件に関わる二人が、それぞれ別の言語で受け取ることもあります。アカウントのない受信者には、自分の言語がありません。そうした人へのメールは、チームの「Default e-mail language」で設定した言語で送られます。たとえば、調査、大規模障害の解決、却下、ルールによるメールがこれに当たります。

文面の変更は、言語のページで行います。そこで、ある言語のテキストをファイルとしてダウンロードし、編集して、もう一度アップロードします。英語は原文なので、そのままにします。

割り当てを知らせるかどうかは、チームごとに決めます。そのために、メールボックスの下にスイッチが3つあります。

「Send assignment e-mails」は、チケットを受け取ったエージェントにメールを送ります。オフにすると、このチームは割り当てをまったく知らせません。

「Notify on self-assignment」は、自分でチケットを取ったときにもメールを送るかどうかを決めます。このスイッチは、初期状態ではオフです。

「Send mail on ticket actions」は、別の場所で働きます。オンにすると、終了、ステータスの変更、引き渡しのダイアログで、コメントをメールとしても送るかどうかを選べるようになります。

顧客への受付の連絡は、ここには含まれません。その文面は、メールボックスのワークフローの中でご自身が書きます。

詳しくはこのカードで: メールからのチケット、返信、やり取り

3つのスイッチがある「Assignment notifications」の部分。
赤い枠は3つのスイッチに付いています。これらは、上にあるチームのメールボックスに属します。ほかのチームにも、それぞれ同じ3つのスイッチがあります。画像を原寸で開く

認証とセキュリティ(SSO を含む)

誰がどうやって入るかは、2か所で決まります。セキュリティのページは、ユーザー名とパスワードによるサインインを扱います。SSO のページは、ディレクトリや外部のサインインサービスをつなぎます。両方を同時に使うこともできます。

1

ユーザー名とパスワードでサインインする

はじめる前に: このカードの設定は「Settings → Security」にあります。変更できるのは、管理者だけです。このページを割り当てられたほかの人には、読み取り専用で表示されます。

初期状態では、全員がユーザー名とパスワードでサインインします。ユーザー名の代わりに、メールアドレスも使えます。メールの送信を設定してあれば、フォームの下に「Do you need a password reset?」のリンクが表示されます。メールの送信は Professional に含まれます。

サインインすると、ブラウザーに一定時間有効な通行証が渡されます。その長さは「JWT token timer」のカードで決めます。1から24時間まで指定でき、推奨は12です。その後は、もう一度サインインが必要になります。

「Password policy」のカードは、システム内で設定されるすべてのパスワードに適用されます。アカウントの作成時、本人によるパスワードの変更時、管理者による初期化時に適用されます。

最小の長さ、必要な文字の種類、パスワードが何日で期限切れになるか、古いパスワードを何個まで使えなくするかを設定します。日数と使用禁止の個数は、0 が「なし」を意味します。

大文字と小文字の規則が、特定の言語を締め出すことはありません。多くの文字体系にはそもそもこの区別がなく、そうした文字は1文字で両方の規則を満たします。

SSO やディレクトリだけでサインインするアカウントには、この場所のパスワードがないため、期限切れは適用されません。その規則は提供元にあります。既存のアカウントを SSO に結び付けても、そのアカウントに独自のパスワードが残っていれば、そのパスワードには期限切れとパスワードポリシーが引き続き適用されます。

「2FA Settings」のカードで、二要素認証を使わなければならない人を決めます。「Two-factor requirement」で、4つの段階から1つを選びます。「Off」「Administrators only」「Administrators and agents」「Everyone」です。「Everyone」には顧客も含まれます。新しいインストールは「Administrators only」で始まります。以前からあるインストールは、アップデート後もそれまでの設定を保ちます。

次にサインインする人は、第二の要素がまだなければ、それを設定します。システムは認証アプリ用の QR コードと、手で入力するための同じキーを表示します。最初のコードを入力すると、要素が有効になります。「Set up later」で設定を後回しにでき、サインインはそのまま続きます。後回しにできるのは、最初に後回しにした日から数えて最大7日間です。ボタンの下の行に残りの日数が表示されます。その後は設定が必須になります。

その直後に、10個の回復コードが表示されます。それぞれ、アプリのコードの代わりに一度だけ使えます。表示されるのは、ちょうど一度だけです。「Copy」または「Download」で保存します。「Download」は常に使えます。「Copy」もたいてい使えます。

端末とコードの両方を失った場合は、管理者が助けます。利用者の一覧で斜線の入った盾のボタンを押すと、その人の二要素認証が初期化されます。次のサインインで、もう一度設定します。

コードはサーバーの時計に依存します。時計が狂っていると、どのコードも受け付けられません。同じカードの「Check now」ボタンで、サーバーの時刻を公開の時刻源と照合できます。

外部のサインインサービスを通って入る人に、システムはコードを求めません。第二の要素は、すでに提供元が確認しているためです。ディレクトリでのサインインは違います。そこでは、上の規則がそのまま適用されます。

詳しくはこのカードで: 自分のプロフィールでの二要素認証

「Username」と「Password」の欄、「Sign in」のボタンがあるサインイン画面。
赤い枠は、2つの欄とボタンに付いています。上の欄は、メールアドレスも受け付けます。画像を原寸で開く
時間数を入れる欄がある「JWT token timer」のカード。
赤い枠は欄に付いています。1から24までの値を受け付けます。画像を原寸で開く
最小の長さ、文字の種類、期限、使用禁止の設定がある「Password policy」のカード。
赤い枠は3つの数値の欄に付いています。その間のチェックボックスが、どの種類の文字を必要とするかを決めます。画像を原寸で開く
「Two-factor requirement」の4つの段階がある「2FA Settings」のカード。
赤い枠は4つの段階を囲んでいます。新しいインストールと同じく「Administrators only」が選ばれています。画像を原寸で開く
QR コード、手入力用のキー、最初のコードを入れる欄がある設定画面。
上の赤い枠はキーを囲んでいます。キーは上の QR コードと同じもので、カメラが読み取れないときに役立ちます。下の枠は「Set up later」と残りの日数を囲んでいます。画像を原寸で開く
2列に並んだ10個の回復コードと、その下の「Copy」と「Download」。
赤い枠はコードと2つのボタンを囲んでいます。コードが表示されるのはちょうど一度だけです。画像のコードはテスト環境のもので、価値はありません。画像を原寸で開く
二要素認証を初期化するボタンがある利用者の一覧。
赤い枠は、Marco Rossi の行にある斜線入りの盾に付いています。1回のクリックで、その人のアプリと回復コードが無効になります。画像を原寸で開く
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自分のプロフィールでの二要素認証

どのユーザーも、自分のアカウントで二要素認証をオンにできます。これはどのロールでも同じで、「2FA Settings」のカードが求めていないときも使えます。サイドバー左下の利用者メニューを開き、「Profile picture」を選びます。同じページに「Two-factor authentication」の欄があります。

この欄には、二要素認証がオンかどうかが表示されます。オフの間は「Turn on」ボタンがあります。最初にパスワードを尋ねられます。次に、認証アプリ用の QR コードと、手で入力するための同じキーが表示されます。アプリの最初のコードを入力すると、要素が有効になります。

その直後に、10個の回復コードが表示されます。「Copy」または「Download」で保存してください。「I have saved my codes」で一覧が閉じます。一覧が表示されるのは、この一度だけです。

二要素認証がオンの間、この欄には回復コードの残り数が表示されます。「New recovery codes」は新しいコードを10個作ります。古いコードはそのときから使えなくなります。「Turn off」で二要素認証を再びオフにします。どちらのボタンも、アプリの現在のコードを求めます。そこでは回復コードは受け付けられません。

「2FA Settings」のカードがあなたのロールに二要素認証を求めている場合、「Turn off」はありません。欄の中の1行がそのことを伝えます。

誤ったパスワードや誤ったコードは、失敗したサインインとして数えられます。つまり、パスワードの推測に対する防御はここでも働きます。オンとオフの切り替えはセキュリティログに記録されます。管理者が自分の二要素認証をオフにすると、ログが警告を出します。

外部のサインインサービスだけでサインインするアカウントには、ボタンの代わりに一文が表示されます。第二の要素は、そのサービスの提供元が扱います。ディレクトリのアカウントは、最初の手順でディレクトリのパスワードを入力します。

詳しくはこのカードで: ユーザー名とパスワードでサインインする, セキュリティログ

プロフィールの「Two-factor authentication」の欄。状態と「Turn on」ボタンがあります。
赤い枠は状態と「Turn on」を囲んでいます。ここでは二要素認証はまだオフです。画像を原寸で開く
「Turn on」の後の最初の手順。「Password」の欄と「Continue」「Cancel」。
赤い枠はパスワードの欄と「Continue」を囲んでいます。QR コードは、正しいパスワードの後に初めて表示されます。画像を原寸で開く
3

パスワードの推測に対する防御

この防御は、設定なしで動きます。オンにする操作はありません。その説明は「2FA Settings」のカードにあります。

働き方は二段階です。同じアカウントで5回失敗すると、その接続元のアドレスが止められます。この停止は、遅くとも最初の失敗から15分後に終わります。ほかのアドレスからは、そのアカウントをすぐに使えます。

ここが大事な点です。そうしなければ、サインイン名を知っている人が、間違ったパスワードを5回入れるだけで同僚を締め出せてしまいます。パスワードを知る必要すらありません。

二段階目はアカウント自体です。20回失敗すると、15分間施錠されます。1つのアドレスから数えられるのは最大5回なので、これには複数のアドレスが必要です。

サインインに成功すると、両方の数え上げが元に戻ります。サーバーを再起動すると、アドレスの停止は消えますが、アカウントの施錠は残ります。ディレクトリでのサインインにも、同じ数え上げが適用されます。ディレクトリにつながらない場合は、失敗には数えません。その名前のアカウントがチケットシステムにまだない場合は、アドレスの停止だけが適用されます。

この形で施錠されたアカウントには、利用者の一覧で「temporarily locked」のバッジが付きます。一覧からは消えません。15分後、バッジは自動的に消えます。

待つ必要はありません。同じ行に、開いた錠前のボタンがあります。押すと施錠がすぐ解け、両方の数え上げも消えます。

これは「Archive」とは違います。あちらはアカウントを完全に停止するもので、スタッフ枠を取ったり空けたりするのは、そちらだけです。

「2FA Settings」のカードにある、パスワードの推測に対する防御の説明。
赤い枠は、その説明に付いています。二段階の順番、つまり先にアドレス、最後にアカウントであることが書かれています。画像を原寸で開く
「temporarily locked」のバッジと解除のボタンがある利用者の一覧。
赤い枠は、バッジと開いた錠前に付いています。錠前は、解除するものがある行にだけ表示されます。画像を原寸で開く
4

セキュリティログ

はじめる前に: ログは「Settings → Security log」にあります。既定では管理者だけが見られます。ほかの役割には、「Permission concept」カードの「Security log」権限で与えます。顧客には与えられません。

セキュリティログは2種類のイベントを記録します。「Sign-in」の領域には、失敗したサインイン、ロックされたアカウント、ロック中のサインイン試行、拒否された2段階認証コード、パスワードの変更が入ります。これは、パスワード、ディレクトリ、SSO のどれによるサインインにも当てはまります。

「Administration」の領域には、誰が何を変更したかが表示されます。対象は、アカウント、役割、権限、セキュリティ設定、アーカイブです。ログのエクスポートも、すべてそこに記録されます。

成功したサインインが記録されるのは、2つの場合だけです。1つ目は管理者の場合です。2つ目は、同じアカウントで失敗した試行の後のサインインです。エージェントや顧客の通常のサインインは、ログに記録されません。このログは出勤簿ではありません。

存在しない名前でサインインしようとすると、記録には「unknown account」と表示されます。入力された名前は保存されません。それが誤った欄に入力されたパスワードであることもあるためです。

サインインイベントには、IP アドレスとブラウザーが保存されます。管理操作には、誰が実行したかが保存されますが、IP アドレスは保存されません。パスワード、コード、チケットやメールの内容がログに入ることはありません。

ページには新しい記録から順に、1ページに50件ずつ表示されます。「Filters」カードでリストを絞り込みます。「Area」ではサインインか管理かを、「Event」では1種類のイベントを選びます。「Person」は、操作した人と影響を受けた人の名前を検索します。「From」と「To」で日付を限定します。「Failures only」は、成功したものをすべて隠します。

フィルターは「Apply」をクリックして初めて有効になります。「Reset」でフィルターを外します。

「Export CSV」と「Export PDF」は、フィルターで表示されている内容をそのままダウンロードします。1つのファイルに入るのは最大10,000件です。フィルターに合う記録がそれより多い場合は、エクスポートボタンのそばに注意書きが出ます。PDF はあなたの言語で作られ、上部にフィルターと期間が記載されます。日付と時刻は、「Settings → General Settings」で設定した形式になります。

CSV ファイルは常に英語で、時刻は UTC です。そのため、プログラムは言語に関係なく読み込めます。エクスポートそのものも、「Security log exported」としてログに記録されます。

6種類のイベントでアラートが出ます。失敗した試行の後にロックされたアカウント、「Admin」に変更された役割、最初から「Admin」の役割で作成されたアカウント、管理者の2段階認証のリセットです。さらに、稼働中のデータから削除されたアーカイブ済みチケットと、失敗した試行の後の管理者のサインインが加わります。

アラートの後は、権限を持つ全員の画面で、各ページの上部に黄色のバナーが表示されます。バナーには、前回ログを見てからのアラートの件数が表示されます。「Open security log」のリンクからログに移動できます。ログを開くと、バナーは消えます。初めて見る前は、直近7日間のアラートを数えます。

さらに、権限とメールアドレスを持つ有効なアカウントには、アラートメールが届きます。システムは15分ごとにアラートをまとめ、イベントごとではなく1人に1通のメールを送ります。メールには、イベント、影響を受けた人、時刻が記載されます。IP アドレスは含まれません。アラートメールは Professional の機能です。

古い記録は夜間の実行で削除されます。期間は「Settings → Security」の「Data protection」カード、「Security log retention」ブロックにあります。サインインイベントの保存期間は既定で90日で、7〜365日に設定できます。管理操作の保存期間は既定で12か月で、1〜120か月に設定できます。

それぞれの期間には専用のスイッチがあります。「Delete old sign-in events」と「Delete old administrator actions」です。スイッチがオフの場合、その記録は残ります。夜間の実行については「保存期間」カードで説明しています。

データ開示の請求では、その人が操作した記録と、その人が影響を受けた記録がすべて渡されます。IP アドレスとブラウザーが含まれるのは、本人がきっかけとなった記録だけです。たとえば本人のサインインです。その人が匿名化されると、システムはその人のサインインイベントを削除します。その人の管理操作は残ります。そこでの名前はプレースホルダーに置き換えられます。

運用者であるあなたへの注意です。成功したサインインがログに入るのは、管理者の場合と、失敗した試行の後だけです。それでもログには、誰がいつ何をしたかが表れます。そのため、従業員代表のいる会社では、このログは共同決定の対象になります。

詳しくはこのカードで: パスワードの推測に対する防御, 保存期間

「Filters」カードと記録のリストがある「Security log」ページ。
赤い枠は、Lena Chen のアカウントのロックに付いています。その下には、ロックにつながった失敗した試行が、それぞれの IP アドレスと一緒に並んでいます。画像の記録はテスト環境のものです。画像を原寸で開く
「Failures only」をオンにした「Filters」カード、2つのエクスポートボタン、最初の失敗の記録。
赤い枠は、「Failures only」と2つのエクスポートに付いています。エクスポートには、ここで設定したフィルターが使われます。画像を原寸で開く
ダッシュボードの上に表示された、セキュリティイベントの件数と「Open security log」リンクのある黄色のバナー。
赤い枠は、ログへのリンクに付いています。ここでは、Lena Chen のアカウントのロックがアラートのきっかけになりました。画像を原寸で開く
2つのスイッチと日数、月数がある「Security log retention」ブロック。
赤い枠は、2つの期間に付いています。画像は既定の設定を示しています。90日と12か月です。画像を原寸で開く
5

ディレクトリや外部のサービスでサインインする(SSO)

Professional のみ

はじめる前に: 設定は「Settings → SSO Settings」にあります。提供元を設定していなければ、サインイン画面は何も変わりません。

いちばん上に「Enable single sign-on」の親スイッチがあります。オフの間は、ユーザー名とパスワードのままです。その下で設定した内容は保存され、スイッチをオンにしたときに初めて効きます。

「Active Directory / LDAP」のカードで、社内のディレクトリをつなぎます。サーバー、検索の起点、人を見つけるためのフィルター、メールアドレスと氏名の項目名を入力します。

検索に使うアカウントは任意です。指定しなければ、システムは匿名で問い合わせます。本人のパスワードはディレクトリへの接続にだけ使われ、保存されることはありません。

ディレクトリ自体は、第二の要素を持ちません。セキュリティのページで二要素認証を必須にしていれば、これらの人にも求められます。

「Identity providers」のカードに、外部のサインインサービスが並びます。それぞれにタイルが1つ、サインイン画面のボタンが1つ与えられます。「Add provider」で新しく作ります。

「Provider type」で種類を選びます。「Generic OIDC Provider」は、Google Workspace、Microsoft Entra ID、Okta、Keycloak、Auth0、Ping Identity などに合います。「SAML 2.0 Provider」は、同じ提供元を SAML でつなぐ場合に合います。

そのほかに、地域向けのサービスが6つあります。LINE、Kakao、Naver、WeChat、WeCom、DingTalk です。アドレスはあらかじめ用意されており、欄の中に薄い文字で表示されます。

「Display name」に入れた名前が、あとでボタンに表示されます。その横のスイッチは、この提供元だけに適用されます。

折り返し先のアドレスは、次の順番で作業してください。まず名前だけを入力し、「Save provider」をクリックします。そこで初めてシステムが提供元の番号を知り、「Redirect URI」に完成したアドレスを表示します。このアドレスは、このインストールの公開アドレス、つまり「Settings → Security」に保存したアドレスから作られます。これは、誰かがサインインするときにシステムが使うアドレスと、まったく同じです。

そのアドレスをコピーして、提供元に登録します。提供元側では、1文字も違わずに一致している必要があります。その代わりに提供元から ID とシークレットが渡されるので、「Edit」からここに入力します。

「Allowed e-mail domains」の欄で、この提供元から入れる人を絞り込みます。空欄にすると、すべてのドメインが許可されます。

設定に足りないものがある提供元のタイルには、赤い「Incomplete」のバッジが付きます。その提供元は、サインイン画面に表示されません。横の文が、その種類にどの欄が必要かを示します。

設定の完了した提供元も、親スイッチがオフの間は表示されません。タイルの黄色い行に、そう書かれています。

ライセンスが Basic に戻っても、SSO とディレクトリでのサインインは引き続き使えます。そのときこのページでできるのは、提供元とディレクトリをオフにすることだけです。サインインの試行の記録は、引き続き読めます。

親スイッチのある「Single sign-on」のカード。
赤い枠は親スイッチに付いています。オフの間は、ユーザー名とパスワードでのサインインだけが残ります。画像を原寸で開く
欄を入力した「Active Directory / LDAP」のカード。
赤い枠は、サーバー、検索の起点、検索のフィルターに付いています。図の値は、テスト用のシステムのものです。画像を原寸で開く
2つの提供元のタイル。片方は設定済みで、もう片方には「Incomplete」のバッジが付いています。
赤い枠は両方のタイルに付いています。上は設定が完了しており、親スイッチを待つだけです。下は、提供元のアドレスが足りていません。画像を原寸で開く
種類、表示名、スイッチ、提供元のアドレスがある「Add provider」のダイアログ。
赤い枠はアドレスの欄に付いています。その下の「Quick fill」が、よく使われる提供元をあらかじめ埋めます。波かっこの中にあるものは、先に置き換えてください。画像を原寸で開く
保存済みの提供元のダイアログ。完成した折り返し先のアドレスが表示されています。
赤い枠は、折り返し先のアドレスに付いています。保存したときに初めてでき、お使いの環境のアドレスで始まります。画像を原寸で開く
6

初回のサインインで作られるアカウントと、その記録

Professional のみ

「Automatically create accounts on first sign-in」のスイッチは、親スイッチと同じカードにあります。初期状態ではオンです。

ある提供元を通して初めてサインインすると、システムはまず、その提供元にすでにひも付いたアカウントを探します。見つからなければ、新しく作ります。

新しいアカウントには「Customer」の役割が付き、チームは付きません。顧客はチケットを作るのに所属を必要としないため、すぐに作業を始められます。

顧客はどちらのエディションでも無制限なので、この形で作られたアカウントはスタッフ枠を使いません。エージェントにする人には、あとから利用者の管理で役割を与えます。

同じメールアドレスのアカウントがすでにある場合は、2つが結び付けられます。これは、提供元がアドレスを確認済みとして知らせた場合にだけ起こります。そうでなければ、サインインは拒否されます。

オフにすると、すでにアカウントを持つ人だけが入れます。それ以外の人は入れません。

いちばん下の「Recent sign-in attempts」カードには、SSO とディレクトリによる直近100件のサインインイベントが表示されます。これはセキュリティログから取られています。失敗した試行は必ず表示されます。成功したサインインが表示されるのは、管理者の場合と、同じアカウントで失敗した試行の後だけです。そのため、すべてのサインインがリストに出るわけではありません。

各行に、時刻、提供元、結果、接続元のアドレスが並びます。失敗した試行では、その理由も横に出ます。「User」の列には、アカウントの名前が表示されます。アカウントがない場合は提供元が知らせたアドレスが、それもなければ「unknown account」が表示されます。入力された名前は保存されません。

ユーザー名とパスワードによるサインインは、この表には出ません。SSO ではないためです。セキュリティログで確認できます。

初期設定では、記録は90日後に削除されます。カードのタイトルの下の文に、設定した期間が表示されます。この設定は「保存期間」のカードで説明しています。

詳しくはこのカードで: セキュリティログ

「Automatically create accounts on first sign-in」のスイッチ。
赤い枠はスイッチに付いています。その下の文が、この形のアカウントに与えられる役割を示します。画像を原寸で開く
ディレクトリ経由の失敗した試行が3件並んだ「Recent sign-in attempts」の表。
赤い枠はいちばん上の行に付いています。失敗した試行と、その理由が表示されています。図の記録は、存在しないディレクトリを指したテスト用のシステムのものです。画像を原寸で開く
7

システムに接続する5つの方法

はじめる前に: システムへの接続方法は、サーバー上の SMITEY インストーラーで選びます。後からいつでも変更できます。

インストール後、チームはどのウェブブラウザーからでもシステムを使えます。インストーラーは、システムへの接続方法を尋ねます。Windows のインストーラーでは、「アクセス方法」のページで選びます。Linux では、install.sh が同じことを尋ね、選択肢に1から5の番号を付けます。後から「SMITEY へのアクセス方法を変更」で変更できます。データはそのまま残ります。

「ローカルネットワーク内で IP アドレスのみ(HTTP)- 最も簡単な方法です」が既定の設定です。チームは、http:// にサーバーの IP アドレスとポートを続けたアドレスでシステムを開きます。たとえば http://192.168.1.20:8088 です。別のポートを選ばない限り、ポートは8088です。ポート80も使えます。その場合、アドレスにポートは要りません。この選択肢には、名前も証明書も要りません。

「ローカルネットワーク内で独自の名前(HTTP、HTTPS は後から可能)- 社内 DNS がある場合」は、1つ目と同じように動きますが、ticket.company.local のような名前を使います。名前は、社内 DNS で自分で作成します。その名前はサーバーの IP アドレスを指します。その後、チームは名前でも、引き続き IP アドレスでもシステムに接続できます。インストーラーは、この名前を使ったアドレスを表示します。

HTTP の2つの選択肢では、パスワードやチケットは平文のままネットワークを流れます。その場合、管理者にはページの上部にお知らせが表示されます。

残りの3つの選択肢は HTTPS を使います。「公開ドメインで HTTPS(Let's Encrypt により自動)」「ローカル ネットワーク内で HTTPS、お客様自身の証明書を使用」「ローカル ネットワーク内で HTTPS、SMITEY が作成する証明書を使用」です。これらには、サーバーのポート80と443が必要です。次のカードで説明します。

最初のテストなら、1つ目の選択肢で十分です。ネットワークに社内 DNS があれば、2つ目を選んでください。インターネットからシステムに接続できるようにするなら、公開ドメインを選んでください。自社に独自の CA があれば、ローカル ネットワーク内で自分の証明書を使う選択肢を選んでください。それ以外の場合は、SMITEY に証明書を作成させてください。

Linux で SMITEY への接続方法を変える

sudo bash /opt/smitey/install.sh --change-access

選択肢1〜5を表示します。Enter だけなら現在の選択肢のままで、何も変わりません。

詳しくはこのカードで: HTTPS でシステムに接続する

Windows のインストーラーの「アクセス方法」のページと5つの選択肢。
一覧の上の文章では、選択肢に1〜5の番号を付けています。Linux では、同じ文言がこの番号付きで表示されます。画像を原寸で開く
8

HTTPS でシステムに接続する

はじめる前に: HTTPS への道は、ブラウザーではなく、サーバー上の SMITEY インストーラーで選びます。

HTTPS がないと、パスワードやチケットは平文のままネットワークを流れます。新しいインストールは通常の HTTP で始まるので、どのウェブブラウザーからでもすぐに使えます。管理者が通常の HTTP でシステムを開いている間は、ページの上部にお知らせが表示されます:「This connection is not encrypted.」サーバー自身で「localhost」として開いた場合は、お知らせは表示されません。エージェントと顧客には一切表示されません。

「How to switch on HTTPS」はこのカードに移動します。「Hide for 30 days」で、あなたに対するお知らせを隠します。この設定はアカウントに属するので、別のブラウザーでも有効です。30日後、接続がまだ暗号化されていなければ、お知らせが再び表示されます。

SMITEY のインストーラーは、3つの方法で HTTPS を設定します。Windows のインストーラーでは「アクセス方法」のページで選び、Linux では install.sh が同じことを尋ねます。すでに動いているシステムでは、Windows のデスクトップかスタートメニューにある「SMITEY へのアクセス方法を変更」を開きます。Linux では、下のコマンドが同じことをします。データはそのまま残ります。

「ローカル ネットワーク内で HTTPS、お客様自身の証明書を使用」は、自社の CA などから得た自分の証明書を使います。インストーラーは、システムの名前と、証明書ファイルとその鍵を尋ねます。パスワード付きの PFX ファイルも使えます。何かを変える前に、証明書を確認します。鍵が対応していること、証明書が有効であること、名前が証明書に含まれていることが必要です。

「ローカル ネットワーク内で HTTPS、SMITEY が作成する証明書を使用」には、自分の証明書は要りません。SMITEY が自分で証明書を作り、更新も自分で行います。インストーラーは、ルート証明書を SMITEY-root-ca.crt という名前でインストールフォルダーに保存します。このファイルを、グループポリシーなどで各コンピューターに信頼されたルート証明書としてインストールしてください。それまでは、ブラウザーに警告が表示されます。

「公開ドメインで HTTPS(Let's Encrypt により自動)」は、Let’s Encrypt から証明書を取得します。サーバーを指す公開ドメインが必要です。そのため、サーバーにインターネットから接続できる必要があります。

ローカル ネットワーク内の2つの選択肢では、名前は ticket.company.local のような名前、helpdesk のような1語、または IPv4 アドレスにできます。3つの方法とも、サーバーのポート80と443が必要です。別のプログラムがそれを使っていると、インストーラーは中止し、何も変えません。その後、システムには https:// に名前を続けたアドレスで、ポートなしで接続します。

自分の証明書は、いつか期限が切れます。30日前から、管理者にはページ上部に日付付きのお知らせが表示されます。7日前からは赤になります。Professional では、メールアドレスを持つすべての管理者に、30日前と7日前にメールも届きます。更新するには、「SMITEY へのアクセス方法を変更」をもう一度開き、自分の証明書を使う選択肢を選んで、新しいファイルを指定します。

インストールに付属する HTTPS-GUIDE.txt ファイルに、すべての手順が書かれています。ルート証明書の配布と、手作業の手順も含まれます。

Linux で SMITEY への接続方法を変える

sudo bash /opt/smitey/install.sh --change-access

選択肢1〜5を表示します。Enter だけなら現在の選択肢のままで、何も変わりません。

チケット一覧の上に表示された「This connection is not encrypted.」のお知らせと、リンクと「Hide for 30 days」。
赤い枠は、このカードへのリンクと「Hide for 30 days」を囲んでいます。このお知らせが表示されるのは管理者だけです。画像を原寸で開く

チケット管理

日々の仕事です。チケットを作り、整理し、また見つけ出します。このまとまりの内容は、カードに別の記載がない限り、すべて Basic に含まれます。

1

チケットを作る、編集する

はじめる前に: チケットを1件ずつ削除することはできません。管理者でもできません。チケットがデータベースから出ていく道はアーカイブだけで、しかも閉じたあとに限られます。これは意図した設計です。誰かが跡形もなく消せる案件は、記録としての価値がありません。

新しいチケットは、左のバーの「New Ticket」で作ります。フォームの名前は「Create new ticket」です。エージェントは、これで他人の依頼も記録します。そのための欄が「User」です。誰のための案件かを表すもので、誰が入力しているかではありません。

星の付いた項目は必須です。「Title」「User」「Main category」「Description」です。もう一つ、見落としやすいものがあります。「Subcategory」に星は付いていませんが、小分類がないとフォームは保存できません。大分類と小分類は組であり、常に一緒に設定します。

どの項目が必須かは「Settings → Ticket Settings」で設定します。「Admin / Agent Field Settings」のカードには、そのための「Field is mandatory」のスイッチしかありません。「Customer Field Settings」のカードには、さらに「Is hidden for Customer」と「Is not editable」があります。だからこそ、フォームを二つ管理しなくても、顧客にはエージェントより短いフォームを表示できます。「Title」と「Description」は常に必須です。これはオフにできません。

そのあとは、ほとんどのものを変更できます。チケットの右側に「Details」のカードがあり、依頼者、電話番号、メールアドレス、拠点、カテゴリ、参照番号が並びます。欄を書き換えて、下の「Save」で確定します。ステータス、割り当て、優先度、入り口、ウォッチャーは、一つ上の「Actions」のカードにあります。ステータスと割り当ては、すぐに反映されます。優先度、入り口、ウォッチャーは、「Details」のカードの「Save」で初めて保存されます。

これを変更できるのは、エージェントと管理者だけです。依頼者は案件を読み、コメントし、ファイルを添えられますが、レポートの土台になる分類は変更できません。

一度知っておくとよい副作用があります。まだ誰のものでもないチケットを編集すると、そのあとは自分のものになります。システムが自分をエージェントとして記入し、ステータスを「Open」から「Assigned」に移します。どちらも履歴に残ります。そうしたくない場合は、あとで別の人に割り当ててください。

これらの変更はどれも、名前、時刻、変更前の値、変更後の値とともにチケットの履歴に残ります。そのために、何かをオンにする必要はありません。

残るのは、チケットをどうやって減らすかという問題です。「Settings → Archive」で期間を選び、「Preview」でそこに閉じたチケットが何件あるかを確認し、「Create archive」で ZIP ファイルを作ります。チケット、コメント、履歴、カスタムフィールド、添付ファイルが1つのファイルに入ります。作っただけでは、何も消えません。チケットが稼働中のデータベースから外れるのは、「Existing archives」の一覧にある「Delete from live DB」という別の操作を行ったときだけです。同じファイルから戻すこともできます。

タイトル、担当チーム、利用者、ステータス、優先度、入り口、ウォッチャーの欄がある「Create new ticket」のフォーム。
「New Ticket」の先にあるフォームです。星の付いた項目が必須で、カテゴリ、説明、添付ファイルは、さらに下に続きます。画像を原寸で開く
依頼者の欄と、赤い枠の付いた「Save」ボタンがあるチケットの「Details」のカード。
あとから変更するとき、欄を書き換えて「Save」を押します。その下に、誰がいつチケットを作ったかが、変更できない形で表示されます。画像を原寸で開く
2

説明とコメントのための書式付きエディター

説明とコメントは、ただの入力欄ではありません。それぞれの上にツールバーがあり、ボタンにマウスを載せると働きが表示されます。「Bold」「Italic」「Underline」「Strikethrough」「Text color」「Highlight color」「Bullet list」「Numbered list」「Quote」「Link」「Clear formatting」です。

リンクの作り方はこうです。文字を選び、「Link」をクリックし、小さな入力欄にアドレスを入れます。空のまま確定すると、リンクが外れます。使えるのは Web とメールのアドレス(http、https、mailto)だけです。それ以外は保存のときに捨てられます。コメントに何かを紛れ込ませられないようにするためです。

画像はクリップボードから入ります。画面を写して、Ctrl+V でそのままエディターに貼り付けます。最初は本文に「[inline-image:1]」のような目印だけが表示されます。保存すると、システムが画像をアップロードして、ちょうどその位置に表示します。同時に、案件のすべてのファイルが集まる「Attachments」タブにも入ります。画像の貼り付けは、既存のチケットの説明と新しいコメントで使えます。「Create new ticket」のフォームや、コメントを編集している間は使えません。

自分に見えているものが、相手にも見えます。書式、箇条書き、リンクは、チケットの中でも、依頼者へのメールでも保たれます。外から来た書式、たとえばコピーした Web ページや受信メールの書式は、この許された範囲まで削られます。その際に文章が失われることはありません。失われるのは、包み紙だけです。

コメントは「Internal note (not visible to the customer)」で内部用にできます。そのコメントには「Internal」のバッジが付き、依頼者には見えません。検索にも出てきません。

自分のコメントは、誰でも変更、削除できます。顧客が書いたものを変更、削除できるのは、その顧客本人か管理者だけです。これには顧客のメールも含まれます。同僚のコメントは、そのチケットを扱えるエージェントなら誰でも変更、削除できます。以前そのチケットを持っていたチームも含みます。

エディターのツールバー。その下に「The display shows ERROR 13.20 and then the paper jams.」という文があり、エラーコードが太字になっています。
赤い枠は「Bold」「Bullet list」「Link」に付いています。このバーは、説明の上にも、コメント欄の上にもあります。画像を原寸で開く
あるチケットの3件のコメント。下の1件には太字の語と箇条書きがあり、真ん中の1件には「Internal」のバッジが付いています。
相手にはこの形で届きます。太字と箇条書きは保たれます。真ん中のコメントは「Internal」の印が付いており、依頼者には見えません。画像を原寸で開く
3

プレビュー付きの添付ファイル

はじめる前に: 使えるのは PDF、DOC、DOCX、XLS、XLSX、TXT、PNG、JPG、JPEG、GIF で、1ファイルあたり 50 MB までです。上限はフォームに書かれており(「Max. 50 MB per file」)、これを超えるファイルは、アップロードが始まる前に拒否されます。

ファイルは、個々のコメントではなく案件に属します。チケットの「Attachments」タブに一覧があります。「Upload file」で追加でき、各行にファイル名、大きさ、日付が並びます。チケットに関わる人なら、誰でも添付できます。依頼者も同じです。画面の写真をメールで送ってもらう必要はありません。顧客が削除できるのは、自分でアップロードした添付ファイルだけです。子チケットが閉じられると、その添付ファイルは親チケットにコピーされ、そこで「Internal」のバッジが付きます。エージェントには見えますが、顧客は見ることもダウンロードすることもできません。

ファイル名をクリックすると、ダウンロードせずにプレビューが開きます。画像なら、そこで拡大、縮小、回転ができます。斜めから撮った画面の写真に役立ちます。PDF は同じ画面に表示され、ページの一覧、拡大、印刷が使えます。テキストファイルは文字として表示されます。「Open in new tab」を使うと、別の画面でファイルを開けます。

添付ファイルは案件に属し、案件と一緒に動きます。履歴に残り(「File uploaded: …」)、別のチームへ引き渡しても残り、チケットをアーカイブすれば、アーカイブのファイルの中に入ります。

2件のファイルが並び、その上に赤い枠の付いた「Upload file」ボタンがある「Attachments」タブ。
案件のすべてのファイルが一か所に集まります。下の行に、使えるファイルの種類と容量の上限が書かれています。画像を原寸で開く
右上に拡大、縮小、回転のボタンがある添付画像のプレビュー。
画像のプレビューです。拡大、縮小、回転は右上にあります。その間、ダウンロードは行われません。画像を原寸で開く
同じ画面に表示された PDF のプレビュー。左にページの一覧、上に PDF 表示のツールバーがあります。
PDF も同じように開きます。ダウンロードは要らず、ページの一覧、拡大、印刷が使えます。画像を原寸で開く
4

チケットの履歴

チケットの「History」タブは、あとから追いかけるときに必ず出る問いに答えます。誰が、何を、いつ変えたのかという問いです。各行に、人、項目、取り消し線の付いた変更前の値、その後ろに変更後の値、そして秒までの時刻が並びます。新しい記録が上に来ます。

記録は自動で残ります。ステータス、優先度、割り当て、カテゴリ、拠点、ウォッチャー、タイトル、説明の変更に加えて、作成(「Ticket opened」)、すべてのコメント、すべてのアップロードで残ります。タブの数字を見れば、その案件がどれだけ動いたかが先に分かります。

履歴は編集できず、オフにもできません。だからこそ役に立ちます。チケットを1件ずつ削除できない理由もここにあり、チケットをアーカイブすると、履歴も一緒にアーカイブのファイルへ入ります。

コメントについて、履歴に記録されるのは追加、編集、削除されたことだけです。文面は「Comments」タブにあります。内部用のコメントも履歴に出ますが、エージェントと管理者にだけ表示されます。

このチケットの記録が並んだ「History」タブ。ファイル、コメント、ステータスの変更、優先度、割り当て、そしていちばん下に作成があり、上の2行はルールによる記録です。
赤い枠は、件数の付いたタブに付いています。「Status」と「Priority」では、変更前の値に取り消し線が付き、その横に変更後の値が並びます。画像を原寸で開く
5

ステータスと遷移を設定できる、ステータスの流れ

ステータスは、チケットが今どこにあるかを表します。システムには12のステータスが同梱されています。Open、Assigned、In Progress、Waiting for User Response、Resolved、Closed などです。「Settings → General Settings」の「Drop-down lists」の中、「Status」タブにあります。「+ Add status」で自分のステータスを作り、「Edit status」で既存のものを開きます。

大事なのは、名前と意味の違いです。ステータスの編集画面の「Meaning of this status」に、スイッチが3つあります。「Counts as resolved」「Counts as closed」「Waiting for the requester」です。システムがステータスをどう扱うかは、このスイッチだけで決まります。

どのステータスも名前を変えられます。同梱のものも同じです。編集画面のいちばん下、「Translations」に言語ごとの「Name」の欄があります。そこに、自社の人が読む言葉を入れてください。その裏にある技術的な名前は、そのまま残ります。だからこそ、何も壊れません。自動化、レポート、上のスイッチは、表示名ではなくその名前にひも付いているためです。「Resolved」を「完了」にすることもできます。

ただし、削除はすべてにできるわけではありません。8つのステータスには、一覧で「Mandatory」のバッジが付きます。Open、Assigned、In Progress、Resolved、Closed、Reopened、Waiting for approval、Rejected です。名前の変更と並べ替えはできますが、削除はできません。試すと、はっきりしたメッセージが出ます。意地悪ではありません。これらにひも付いた処理があり、削除すると黙って止まってしまうからです。たとえば自動での終了は、「解決済み」のステータスを出発点にしています。

2つのステータスは、システム自身のものです。「Waiting for approval」と「Rejected」には「System only」のバッジが付きます。これらは承認の流れから生まれるもので、判断にかけられてもいないものを、手で「却下された」と言えてはいけません。

3つのスイッチの働きです。解決済みとして数えるステータスにすると、チケットは24時間後に自動で閉じます。閉じたものとして数えるステータスは、チケットが最後に移る状態です。そして「Waiting for the requester」は、文字どおり依頼者を待っている状態を指します。別のチームでも、外部の業者でもありません。設定しだいで、サービスレベル合意の時計が止まる印になります。

その下に「Allowed transitions to new status」があります。ここで、このステータスからどのステータスへ進めるかにチェックを入れます。すべて空のままなら、制限はありません。何かにチェックを入れると、それ以外の道は閉じます。これが、飛ばせない流れの作り方です。たとえば「Open」からは「In Progress」か「Assigned」にだけ進め、いきなり「Closed」にはできない、といった具合です。

編集画面に残るスイッチは、小さいわりに効き目のあるものです。一覧での色、並び順を決める「Sort order」、「Show status in new ticket form」(チケットの作成時に、このステータスを選べるようにするか)、「Requires comment in dialog」(理由の入力を必須にする)、そしてシステム自身だけが設定できるようにする「System only」です。

チケットには、最大4つのステータスが「Change Status to:」の下にボタンとして表示されます。どれを表示するかは、編集画面の「Set as primary status (max. 4)」のスイッチで選びます。初期設定では、In Progress、Waiting for User Response、Waiting for Service Provider Response、Resolved です。それ以外のステータスは、すべて「More statuses」の中にあります。

「Status」タブに赤い枠が付いた一般設定と、すべてのステータスの一覧。
「Settings → General Settings」の「Status」タブです。各ステータスの技術的な名前と印が並びます。画像を原寸で開く
「Meaning of this status」のスイッチと、「Allowed transitions to new status」の一覧がある「Edit status」のダイアログ。
編集画面では、上に見た目と動き、中ほどに意味、下に許される遷移が並びます。画像を原寸で開く
7

大分類と小分類は、チームごとに自由に設定できます

はじめる前に: チームが少なくとも1つ必要です。カテゴリのページは、その名前をチームから取るため、チームを作って初めて現れます。

カテゴリは、依頼者やエージェントがチケットを作るときに選ぶものであり、あとでレポートをまとめる軸にもなります。カテゴリはチームごとに別々です。ヘルプデスクとネットワークの部門では分け方が違いますし、互いのリストは見えません。

「Settings」の中に「<チーム名> Categories」という項目があります。例ではチーム名が「Helpdesk」なので、項目は「Helpdesk Categories」になります。

ページには3つのカードがあります。「Main categories」「Subcategories」「Links」です。手早く始めるなら、「EN (required)」の欄に英語の名前を入れて、「+ New main category」か「+ New subcategory」をクリックします。翻訳はあとで翻訳のページでまとめて行うので、ここで準備するものはありません。

作るカテゴリが多い場合は、ファイルを使う方法があります。「Export JSON」で構造をダウンロードします。導入した直後のシステムでは中身は空で、形だけが分かります。それを埋めて(手作業でも、AI の助けを借りても構いません)保存し、「Import JSON」でアップロードします。名前を変えるための方法ではありません。名前はそのカテゴリの欄で書き換え、横の「Save」で確定します。ページにも、そう書かれています。

3つ目の「Links」のカードが、実際の作業の場です。上で大分類を選び、下でそこに属する小分類にチェックを入れ、「Save links」で保存します。ここが便利なところで、1つの小分類を複数の大分類にぶら下げられます。そのため「Malfunction」は1つ作れば足り、プリンター、ネットワーク、会議室、ノートパソコンで使い回せます。

これ以降、カテゴリはチケットで選べるようになります。まだそのカテゴリを使っているチケットがあると、削除は失敗することがあります。これは意図した動きです。そうでなければ、古いチケットが分類を失ってしまいます。結び付きを外しても、その組み合わせを使っているチケットは引き続き保存できます。結び付きと照らし合わせるのは、新しく選んだカテゴリだけです。

チケットを別のチームに引き渡しても、分類は残ります。新しいチームがそのカテゴリを持っていない場合も同じです。その場合、欄には出どころと一緒に、たとえば「Meeting-Room · from Helpdesk」のように表示され、薄い文字になります。新しいチームは、その案件がこれまで何として扱われていたかを見られますが、その項目を自分で割り当てることはできません。分類し直すときは、自分のリストから選びます。そのとき、システムは大分類と小分類を組で求めます。

「Helpdesk Categories」の項目に赤い枠が付いた、開いた状態の設定メニュー。
「Settings」では、この項目の名前がチームから取られます。ここでは「Helpdesk Categories」です。画像を原寸で開く
「Main categories」と「Subcategories」のカードがある「Settings · Manage categories」のページ。
これがそのページです。左が大分類、右が小分類です。「Links」のカードは同じページの下のほうにあり、このあとに出てきます。画像を原寸で開く
「Beamer」と入力された「EN (required)」の欄と「New main category」のボタン。どちらにも赤い枠が付いています。
1件ずつ作る場合は、「EN (required)」の欄に英語の名前を入れ、その下の「+ New main category」をクリックします。「Subcategories」のカードでは、ボタンの名前が「+ New subcategory」になります。画像を原寸で開く
「Export JSON」と「Import JSON」のボタンに赤い枠が付いた「Main categories」のカード。
多くを一度に作る場合は、構造をダウンロードし、埋めて、もう一度アップロードします。隣の「Subcategories」のカードにも、同じ2つのボタンがあります。画像を原寸で開く
「Links」のカード。「Printer」が選ばれ、小分類の Consumables、Malfunction、New request にチェックが入っています。
「Printer」を選び、合う小分類にチェックを入れて「Save links」を押します。「Malfunction」は、同時にほかの3つの大分類にもぶら下がっています。画像を原寸で開く
8

チケットがどこから来たか

どのチケットにも入り口が記録されます。フォームの中と、あとで「Actions」のカードの「How the request came in」にあります。これは、レポートですぐ大事になる問いに答えます。仕事はポータルから来るのか、電話から来るのか、という問いです。

選べるのは、人が知っていてシステムが知らないものだけです。「Phone」と「Entered by an agent」です。残る2つは、システム自身が設定します。依頼者がポータルでチケットを作った場合は「Self-service」、受信メールから生まれた場合は「E-mail」です。エージェントがチケットを作るとき、フォームは「Entered by an agent」で始まります。

システムが設定した入り口は、あとから誰も変更できません。欄には「Recorded by the system. It cannot be changed.」と表示されます。変えられれば、この欄はまさに存在理由である情報を失います。逆に、電話で受け付けたチケットでは、ほかのすべてを変更できます。

入り口を設定できるのは、エージェントか管理者だけです。依頼者にとっては、自分の案件についての申告になってしまい、レポートは全員の正直さに頼ることになります。

「E-mail」には接続済みのメールボックスが必要で、これは Professional エディションに含まれます。ほかの3つの入り口は、どちらのエディションにもあります。

ステータス、優先度、そして赤い枠の付いた「How the request came in」の欄の開いた一覧がある、フォームの一部。
チケットを作るとき、入り口は優先度とウォッチャーの間にあります。選べるのは「Phone」と「Entered by an agent」だけです。画像を原寸で開く
チケットの「Actions」のカード。「How the request came in」の欄が「Phone」になっており、赤い枠が付いています。
チケットでは、入り口が「Actions」のカードにあります。ここでは、エージェントが電話のあとに記録した案件です。画像を原寸で開く
10

チケット一覧の列を選ぶ

チケット一覧は、一人ひとりが自分で組み立てます。そのために、「Filter」の隣に「Columns」ボタンがあります。このボタンで「Choose columns」のダイアログが開きます。

ダイアログで、表示したい列にすべてチェックを入れます。その横の矢印で順番を決めます。「#」と「Title」は常に含まれます。列の幅は、一覧そのもので、列の見出しの端をドラッグして変えます。

「Save」で、選んだ内容がユーザーアカウントに保存されます。そのため、どのパソコンでも適用され、サインアウトしたあとも残ります。「Default columns」で、一覧が初期設定に戻ります。

すべての列を表示する場所がないときは、いちばん右の列から先に外れます。「#」「Title」「Status」は常に残ります。ですから、自分にとっていちばん大切な列を前に移します。

Professional では、カスタムフィールドも選べます。ダイアログには、それぞれ自分の名前で表示されます。ここでは、たとえば「Asset tag」です。

顧客も同じ方法で一覧を設定できますが、選べる列は少なくなります。「Team」「Created by」「Last activity」「Status changed at」「Deadline」「Follow-up」「Time」は、顧客には使えません。顧客から隠した項目も、列としては表示されません。

スマートフォンでは、このボタンは表示されません。そこでは、一覧に収まる列が表示されます。

#、Title、Status、Assigned、Priority、Category、Asset tag の列があるチケット一覧。「Columns」ボタンには赤い枠が付いています。
ここでは、「Assigned」がステータスのすぐ後ろにあり、「Follow-up」はオフです。「Created」も選ばれていますが、もう幅に収まりません。画像を原寸で開く
列ごとのチェックボックスと矢印、そして「Default columns」「Cancel」「Save」のボタンがある「Choose columns」のダイアログ。
選んだ列が上にその順番で並び、ほかの列はすべてその下にあります。画像を原寸で開く
11

チケットを別のチームに渡す

Professional のみ

はじめる前に: どちらの方法にも、2つ目のチームが必要です。顧客には、履歴での変更は見えません。いくつのチームが関わっても、顧客にとっては1つの番号を持つ1つの案件のままです。引き渡しのあとの新しいステータス「Open」は、チケットの見出しで顧客にも見えます。

チケットには、そのためのボタンが2つ並んでいます。違いは、その下に小さな文字で書かれています。「Involve another team」は、自分が責任を持ったまま、別のチームにひも付いたチケットで並行して作業してもらう方法です。「Escalate to another team」は、別のチームが引き継ぐ方法です。

引き渡す場合、2つ目のチケットは作られず、責任だけが移ります。自分のチームは読む権限を保ち、コメントもできますが、変更はできなくなります。ダイアログが、確定の前にそのとおり伝えます。そこで渡し先のチームを選び、理由を添えられます。

並行して作業してもらう場合、自分のチケットは自分の手元に残り、相手のチームに子チケットができます。自分のチケットはステータス「Waiting for other team」に移り、相手のチームが自分たちのチケットを閉じると、「Back from other team」として戻ってきます。向こうで何か進んだかを、尋ねに行く必要はありません。子チケットの添付ファイルは「Internal」のバッジ付きで自分のチケットにコピーされ、顧客には見えません。

分類についてです。渡した側のチームのカテゴリは、チケットに残ります。新しいチームがそのカテゴリを持っていない場合も同じで、出どころと一緒に薄い文字で表示されます。これにより、新しいチームは案件がこれまで何として扱われていたかを見られ、必要なら自分のリストで分類し直せます。

チケットを次に渡せるのは、今の責任者だけです。前の段階の担当者は、案件を見ることはできますが、もう一度渡すことはできません。コメントはできますが、チケットを自分のところに取り戻すことはできません。

その後、自分のチームの一覧では、相手のチームが作業している間、チケットに「Waiting for other team」と表示されます。「Also show tickets this team handed over」のチェックは、初期設定で入っています。各ユーザーが選んだ設定は、そのまま保たれます。相手のチームでは、チケットは「Open」から始まります。

引き渡した人は、そのチケットのウォッチャーになります。ダイアログが、確定の前にそのことを伝えます。ウォッチャーには、ステータスが変わったとき、チケットが閉じられたとき、誰かがコメントしたときにメールが届きます。ほかのウォッチャーと同じく、「Stop observing」で自分を外せます。

赤い枠の付いた「Involve another team」と「Escalate to another team」の2つのボタン。その下に説明が書かれています。
2つの方法が、見た目でも分かれています。並行して作業してもらうか、引き渡すかです。違いは、ボタンのすぐそばに書かれています。画像を原寸で開く
渡し先のチームの選択欄と「Reason (optional)」の欄がある「Escalate to another team?」のダイアログ。
ダイアログは、確定の前に結果を伝えます。2つ目のチケットは作られず、読む権限は残り、変更できるのは新しいチームだけです。画像を原寸で開く
12

カスタムフィールド

Professional のみ

チケットに足りない情報があるとき、たとえば資産番号、保証の期限、原価センターなどは、自分で追加します。「Settings → Ticket Settings」のいちばん下に「Custom fields」のカードがあり、ボタンの名前は「Add custom field」です。

ダイアログで、名前と項目の種類を指定します。種類は「Text」「Multiline text」「Integer」「Decimal」「Date」「Yes / No」です。種類によって、入力できるものが決まります。日付の欄は「来週」を受け付けません。だからこそ、あとでレポートに使えます。

「Scope」で、この項目がどこに適用されるかを決めます。「All teams (including new ones)」か「Selected teams only」です。前者は、まだ存在しないチームにも適用されます。半年後になって初めて気づくような違いです。

「Defaults」にある3つのスイッチは、「Mandatory by default」「Hidden for customer by default」「Not editable by customer by default」です。これらが項目に適用されるのは、同じページの項目の設定で、その項目について何も保存されていない間だけです。そこで設定すれば、項目の設定のほうが決め手になります。

チケットでは、カスタムフィールドが専用のカード「Additional information」に入り、説明とコメントの間に置かれます。テンプレートを使わない場合、フォームにはチームのすべてのカスタムフィールドが表示されます。チケットの作成時にテンプレートを選ぶと、そのテンプレートが挙げた項目だけが、その順番で表示されます。つまり「この案件に必要な項目だけ」になります。

テンプレートは、さらに項目を必須にできます。管理者が顧客から隠した項目は、テンプレートに載っていても隠れたままです。テンプレートに載っていない必須の項目は入力を求められないため、このテンプレートで作ったチケットには、その必須の決まりが適用されません。

1つのチームがカスタムフィールドをいくつ持てるかは、「Settings → General Settings」の「Custom fields limit」のカードで設定します。項目を使わなくするには「Deactivate」を押します。フォームから消えますが、古いチケットの値は残ります。「Show deactivated」のスイッチで、一覧に戻せます。

3つの項目と、赤い枠の付いた「Add custom field」のボタンがある「Custom fields」のカード。
カスタムフィールドの一覧は、「Settings → Ticket Settings」のページのいちばん下にあります。画像を原寸で開く
名前、項目の種類、適用範囲、3つの初期値がある「New custom field」のダイアログ。
名前、項目の種類、適用範囲。項目にはこれだけあれば十分です。下の3つのスイッチは初期値です。画像を原寸で開く
「Asset tag」「Warranty until」「Cost centre」の項目があるチケットの「Additional information」のカード。
エージェントにはこの形で見えます。チケット上の専用のカードで、説明のすぐ下にあります。画像を原寸で開く
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ウォッチャー

作業はしないけれど、案件を追いたい人もいます。慎重に扱う案件でのチームリーダー、来週引き継ぐ同僚などです。そのための仕組みがウォッチャーです。チケットでは「Observers」の欄が「Actions」のカードにあり、ボタンの名前は「Add observer」です。「Create new ticket」のフォームにも、同じ欄があります。チケットでは、そこでの変更は「Details」のカードの「Save」で保存されます。

選べるのは、チケットが属するチームのエージェントと管理者だけです。顧客をウォッチャーにはできません。そうでなければ、内部の作業についてのメールが顧客に届いてしまいます。

ウォッチャーには、チケットで何かが起きるとメールが届きます。新しいコメント、ステータスの変更、割り当ての変更、項目の変更などです。すぐには送られず、まとめて送られます。最後の変更から1分待ってから、その間に起きたことをまとめた1通が送られます。1つのチケットを一気に片づけても、7通のメールにはなりません。その間に複数のコメントが届いた場合は、すべてがメールに入ります。

誰が見ているかも、履歴の一部です。変更はほかと同じように、変更前と変更後の状態とともに記録されます。

ウォッチャーの登録は Basic に含まれます。ウォッチャーへのメールは、送信の設定が必要なため Professional に含まれます。設定がなければ、ウォッチャーを登録することはできても、何も送られません。ウォッチャーは、「Stop observing」のボタンで自分を外せます。それには、チケットを変更する権限は要りません。

ウォッチャーは自動でも追加されます。「Escalate to another team」でチケットを引き渡した人は、ウォッチャーになります。そうすれば、相手のチームがそのチケットをどう扱うかがわかります。

赤い枠の付いた「Observers」の部分がある、チケットの「Actions」のカード。「Add observer」のボタンと、その下にエージェントが1人います。
ウォッチャーは「Actions」のカードにあります。このチケットは、誰にも割り当てられていません。見ることと作業することは、別のことです。画像を原寸で開く
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同じチケットを同時に扱う

2人が同じチケットを同時に扱うと、あとからの保存が先の保存を上書きするおそれがあり、誰もそれに気づきません。そのため、チケットにはほかに誰が開いているかが表示されます。また、古い状態にもとづく保存は受け付けません。

この表示はチケットの上部に出ます。「Marco Rossi is viewing this ticket」は、Marco がチケットを開いていることを示します。「Marco Rossi is actively editing this ticket」は、Marco がそのチケットに未保存の入力を残していることを示します。書きかけの返信、変更中のコメント、編集モードの件名や説明、フォローアップ、カスタムフィールド、時間の記録などです。「Actions」と「Details」のカードで変更した欄も、「Save」で保存するまでは対象になります。チケットで開いているウィンドウも対象です。「Involve another team?」「Escalate to another team?」「Close ticket」「Resolve incident」「Start a workflow」の各ウィンドウと、ステータス変更のコメント用のウィンドウです。入力が2分間ないと、下書きが残っていても、表示はふたたび「viewing」になります。

複数の同僚がチケットを開いている場合は、まとめて表示されます。たとえば「Marco Rossi and 2 more are viewing this ticket」です。表示にマウスを合わせると、全員の名前が見えます。誰かが編集を始めると、その行は編集中の人だけを数えます。自分自身は表示されません。2つのタブでチケットを開いていても、1人として数えられます。チケットを見えていないタブでしか開いていない場合は、約1分後にほかの人の表示から消えます。

同僚が変更を保存すると、「Marco Rossi changed this ticket」と表示され、横に「Refresh」ボタンが出ます。ほかの人の新しいコメントでは「Marco Rossi added a comment」と表示されます。人ではなく、自動化のルールや届いたメールなどが変更した場合は、「This ticket was changed」と表示されます。この表示は、再読み込みするまで残ります。

「Refresh」は、ステータス、担当の割り当て、各欄、履歴など、チケットの現在の状態を読み込みます。ページ全体は読み込み直しません。未保存の入力はそのまま残ります。書きかけの返信は返信欄に残り、開いている件名や説明の文章も残ります。保存済みの文章がその間に変わっていた場合は、欄の下に「The saved text has changed in the meantime.」と表示されます。そのまま保存すると、あなたの文章が保存済みの文章に置き換わります。チケットの上部にある「Refresh」ボタンも同じ働きをします。

それでも古い状態のまま保存すると、保存は拒否されます。「Ticket changed in the meantime」のウィンドウが開きます。人が変更した場合は、その人の名前が示されます。あなたの変更は保存されていません。「Refresh」をクリックし、現在の状態と照らし合わせて変更を確認してから、もう一度保存してください。これは、ステータス、担当の割り当て、優先度、「Details」のカード、カスタムフィールドなど、チケットそのものへのすべての変更に当てはまります。

コメントが拒否されることはありません。2つの返信が互いを上書きすることはなく、どちらもチケットに残ります。添付ファイルと時間の記録も同じです。チケット一覧での一括操作と自動化のルールも、状態の照合を受けません。これらはチケットを直接変更します。チケットを開いている人には、そのあとで表示が出ます。

顧客にはこれらは一切見えません。顧客が表示に出ることはありません。誰が自分のチケットを扱っているかも、顧客には見えません。

誰がチケットを開いているかは、サーバーのメモリーにだけ保持されます。その人がチケットを離れてから約1分で、その記録は消えます。ログには何も書き込まれません。チケットには、最後に変更した人が保存されます。この記録は、その人のデータの書き出しに含まれます。その人を匿名化すると、この記録は削除されます。

詳しくはこのカードで: 1人分のデータの書き出し, 個人の匿名化

チケットの上部。件名の下に「Marco Rossi is actively editing this ticket」の表示があり、赤い枠が付いています。
表示はチケットの件名の下に出ます。ここでは Marco Rossi に未保存の入力があります。画像を原寸で開く
チケットの上部。「Marco Rossi changed this ticket」の表示があり、その横の「Refresh」ボタンに赤い枠が付いています。
チケットを開いている間に Marco Rossi が保存しました。「Refresh」で現在の状態を読み込みます。画像を原寸で開く
Marco Rossi の名前が示された「Ticket changed in the meantime」のウィンドウ。「Refresh」ボタンに赤い枠が付いています。
古い状態のまま保存すると、このウィンドウが出ます。あなたの変更は保存されていません。画像を原寸で開く
15

メールからのチケット、返信、やり取り

Professional のみ

はじめる前に: Google と Gmail ではアプリパスワードが必要で、そのためには二要素認証が必要です。Google は通常のアカウント情報を受け付けません。Microsoft 365 は、現在まったく使えません。IMAP の基本認証が停止されており、アプリパスワードも役に立ちません。

メールの経路は1本で、方向が2つあります。この2つは組です。受信したメールがチケットになり、返信はメールとして出ていき、依頼者の返事は同じチケットのコメントとして届きます。2つ目のチケットにはなりません。

ひも付けは勘に頼りません。返信が既存のチケットに届くのは、メールの件名に案件の参照番号がある場合か、メールソフトの返信用の情報が付いている場合だけです。そのどちらもないメールは、新しい案件になります。件名がたまたま似ていただけで無関係な2件が一つにされるより、チケットが1件多いほうがましだからです。

必要な設定はすべて「Settings → E-Mail Settings」にあります。上の「SMTP settings」のカードが出口です。ホスト、ポート、「Use SSL」、ユーザーとパスワード、そして差出人のアドレスと名前を設定します。「Send test e-mail」で、自分宛に見本を送れます。カードにも書かれているとおり、先に保存してから試してください。

「IMAP settings」のカードが入口です。ホスト、ポート、取得の間隔、2つのフォルダーを設定します。フォルダー名を推測する必要はありません。「Read from server」がメールボックスに実際にあるフォルダーを取得し、「Create on server」が新しく作ります。そのあと欄には、メールサーバーが使う形の経路が入ります。あるサーバーは「INBOX/Processed」と書き、別のサーバーは「INBOX.Processed」と書きますが、意味は同じです。

「Processed folder」には、システムが脇に置いたメールが入ります。止めた送信者からのメール、自動で作られたメール、そしてワークフローが「Move to folder」で移すものの、独自のフォルダーが指定されていないメールです。空欄のままなら、受信トレイに残ります。その下で、片づけを実行する時刻(「Hour」「Minute」)と、メッセージを何日残すか(「Retention (days)」)を設定します。そうしないと、メールボックスは静かに大きくなり続けます。

メールボックスはシステムではなく、チームのものです。「Team mailboxes」で、チームごとに自分のアドレスとパスワードを入力します。そのアドレスは、同時にそのチームの差出人にもなります。依頼者は、メールを取得しているのと同じ場所に返信することになります。

そして、これがなければ何も起きない、という部分です。ワークフローです。メールボックスを設定しただけでは、何も起こりません。チームに有効なワークフローがなければ、メールボックスは取得すらされません。チケットも受付の連絡もできず、メールはただそこに残ります。顧客への自動返信は、ここにしかなく、ご自身で設定します。これは意図した設計です。頼まれてもいないのに、あらゆる差出人アドレスへ書き送るシステムは、黙っているシステムより悪いからです。

「E-Mail workflows」では、上でチームを選び、「+ Add workflow」でワークフローを作ります。ワークフローには名前(自分のためのものです)、「Enabled」のスイッチ、そして、いつ適用されるかについての指定が2つ付きます。「Match」は、すべての条件が成り立つ必要があるか(「All conditions」)、1つで足りるかを決めます。「Stop after match」は、このワークフローが当てはまった時点で処理を終えます。その場合、下にあるワークフローには順番が回りません。並び順は、横の矢印で変更します。

「When?」に条件そのものがあります。「Every e-mail in this mailbox」はすべてのメールを対象にします。「Only when subject or text contains」は、件名か本文に語があることを求めます。「Advanced」で細かく指定できます。そこで、何を見るか(「Subject or body」「Subject」「Body」「Sender (From)」「Recipient (To/Cc)」)と、どう比べるか(「Contains」「Equals」「Regex」)を選びます。たとえば、共有アドレス宛の報告を、それ以外と切り分けられます。

その下に、5つの動作がスイッチとして並びます。これがワークフローの中身です。オンにしていないものは、起こりません。

「Create or append ticket」は、メールをチケットにします。件名に参照番号があれば、既存のチケットにコメントとして追加します。この動作がなければ、メールが案件になることはありません。

「Set fields」は、チケットの作成時に、優先度、ステータス、大分類と小分類、担当チーム、担当者を設定します。「— Keep default —」のままにしたものは、ワークフローがない場合と同じままです。

「Auto-reply」は、差出人への受付の連絡です。このスイッチがオフなら、ほかをどれだけ整えても、顧客に受付の連絡は届きません。次の操作で分かるとおり、「Send mail」でも差出人に書き送れます。

「Send mail」は、追加のメールを送ります。宛先は、受信メールの差出人か、選んだチームのメンバーと固定のアドレスです。専用の「Send conditions」があり、空のままにすると、このワークフローが動くたびに送られます。

「Move to folder」は、処理したメールをフォルダーに移します。欄を空にすると、上の IMAP 設定にある「Processed folder」が使われます。

「Auto-reply」の動作を詳しく見ます。件名は部品から組み立てます。「Original subject {originalSubject}」は受信メールの件名を引き継ぎ、「Ticket reference {ticketTag}」は案件の参照番号を挿入します。2つを合わせると、「Printer problem [TICKET-99-a1b2c3]」のような件名になります。

参照番号は、自動では付きません。{ticketTag} を置いた場所にだけ現れます。{ticketId} が挿入するのは番号だけで、システムはそれでは返信を見分けません。件名に参照番号がなくても、受付の連絡への返信であることを示すヘッダーが付いていれば、返信は正しく結び付けられます。どちらもないメールだけが、新しいチケットになります。

その下の本文が、受付の連絡の文面です。英語で書いてください。この文面は、ほかのテキストと同じ書き出しと取り込みを通ります。そうして初めて、ほかの言語に翻訳できます。空にすると、システムが用意した文面が送られます。ここでも、同じプレースホルダーが使えます。

「Reply language」は、件名と本文をどの言語で送るかを決めます。「Standard English」は英語、「Fixed language」は選んだ言語、「Assigned agent's language」は担当エージェントの言語、「Team default language」はチームの既定の言語です。翻訳そのものは、言語のページで管理します。

システムがカードの上にも表示している助言が一つあります。一つの案件に関わるものは、一つのワークフローにまとめてください。同じワークフローの中の動作だけが、今作られたチケットを知っています。だからこそ受付の連絡はその番号を書けますし、別のワークフローの動作には書けません。

メールの機能一式は、受信も送信も Professional エディションに含まれます。Basic では、システムはメールを送りも受けもしません。チケットは、ポータル、電話、エージェントの入力から作られます。

ホスト、ポート、ユーザー、パスワード、差出人のアドレス、「Send test e-mail」のボタンがある「SMTP settings」のカード。
出口です。どの欄にも、下に説明が書かれています。ポート 587 と 465 も、そこにはっきり書かれています。画像を原寸で開く
「Read from server」と「Create on server」のボタンに赤い枠が付いた「IMAP settings」のカード。
フォルダーは入力せず、取得します。「Read from server」が実際のフォルダーを並べ、「Create on server」が受信トレイの下に新しく作ります。画像を原寸で開く
Helpdesk チームと Network チームのメールボックスがある「Team mailboxes」の部分。アドレスに赤い枠が付いています。
メールボックスはチームごとに一つです。アドレスは差出人にもなります。だからこそ、一般の設定ではなく、ここにあります。画像を原寸で開く
名前、「Match」、「Stop after match」、「When?」の条件、そして赤い枠の付いた5つの動作のスイッチがあるワークフロー。
5つの動作に赤い枠が付いています。この例では「Create or append ticket」「Auto-reply」「Move to folder」がオンで、「Set fields」と「Send mail」がオフです。このようなワークフローがなければ、メールボックスは取得すらされません。画像を原寸で開く
「Auto-reply」の動作。赤い枠の付いた件名の欄、部品、英語の本文、返信の言語の選択があります。
件名には「{originalSubject} {ticketTag}」の部品が入っています。あとで顧客の返信を見分けるのが、これです。その下に本文と返信の言語があり、ここでは担当エージェントの言語です。画像を原寸で開く

エージェントの状態(在席状況)

エージェントはそれぞれ、今すぐ対応できるかどうかを示します。チケットを割り当てるとき、その状態が名前の横に並びます。このまとまりの内容は、すべて Basic に含まれます。不在のエージェントを飛ばす自動の配分は別の機能で、Professional に含まれます。

1

対応可能、取り込み中、離席中

エージェントは3つの状態のいずれかを持ち、自分で設定します。設定はサイドバー左下の利用者メニューにあります。3つの項目は「Availability」の見出しの下に並びます。

状態は点で示されます。「Available」は緑の点、「Busy」は琥珀色の点、「Away」は中が空の輪です。

3つは色だけでなく、中の塗りも違います。色の見分けが難しい人にも、違いが分かるようにするためです。

自分の点は、左下のアカウントの画像に付きます。メニューを開かなくても確認できます。

チケットを割り当てるとき、名前の後ろに状態が並びます。不在の終わりが記録されていれば、それも並びます。

対応できないエージェントも選択肢には残り、その旨が示されるだけです。それでもチケットを渡すかどうかは、あなたが決めます。

候補として出るのは、そのチケットが属するチームのエージェントだけです。

状態を持つのは、エージェントと管理者だけです。顧客は持ちません。

詳しくはこのカードで: 複数のチケットを一人のエージェントにまとめて割り当てる

「Available」「Busy」「Away」の3つの状態が並び、今の状態にチェックが付いたサイドバーの利用者メニュー。
エージェント自身の利用者メニューです。3つの状態がいちばん上にあり、今の状態にチェックが付きます。同じ点が、下のアカウントの画像にも付きます。画像を原寸で開く
チケットで開いた「Assign to」の選択欄。チームのエージェントが並び、1件に「Away until」の印が付いています。
赤い枠は Lena Chen の項目に付いています。名前の後ろに、その状態と不在の終わりが並びます。選択肢には残ります。候補として出るのは、そのチケットが属するチームのエージェントだけです。画像を原寸で開く
2

病欠と休暇は、管理者が入力します

体調を崩した人が、先に自分で連絡できるとは限りません。そのため管理者は、他人の状態を設定できます。「User management」のアカウントの編集フォームで行います。

フォームには、そのための欄が2つあります。「Availability」が状態、「Away until」が不在の終わりです。

2つ目の欄は「Away」のときだけ表示されます。「Busy」や「Available」には、入力する終わりがありません。

日付を入れなければ、不在は誰かが解除するまで続きます。日付を入れれば、自動で終わります。欄の下の説明にも、そう書かれています。「Leave empty for an absence without a set end.」

過去の日付は受け付けられません。すぐに期限切れになり、同僚が対応可能として一覧に並んだままになってしまいます。

2つの欄は、エージェントと管理者にだけ表示されます。同じフォームで役割を「Customer」にすると、欄は消えます。

1つの欄が両方を担います。1日の病欠も3週間の休暇も、システムにとっては日付が違うだけの同じものです。

「Availability」が「Away」になり、「Away until」に日付が入ったアカウントの編集フォーム。
赤い枠は2つの欄に付いています。フォームのいちばん下にあり、エージェントと管理者にだけ表示されます。画像を原寸で開く
3

「Busy」は1時間で自動的に戻ります

「Busy」は1時間続きます。そのあとは、何もしなくても対応可能に戻ります。利用者のフォームを保存しても、「Busy」は延長されません。

メニューには、状態の横に残り時間が表示されます。たとえば「60 min left」のように出ます。

1時間は固定です。運用の決まりではなく、戻し忘れへの備えです。もっと長く対応できない人は「Away」を選びます。

戻るのは時点であって、処理ではありません。アカウントには状態が終わる時刻が入っており、状態は誰かが読んだときに計算されます。その1時間の間にサーバーが止まっていても、そのあとエージェントは対応可能に戻っているだけです。裏で動く仕組みが追いつくべき積み残しは、残りません。

「Away」が自動で終わるのは、終わりが記録されている場合だけです。記録がなければ、誰かが変えるまで続きます。

エージェントが自分で「Away」にする場合、終わりを入力することはできません。終わりの日付を与えられるのは、管理者だけです。すでに設定されていれば、エージェントがもう一度「Away」を選んでも、その日付は残ります。

状態が「Busy」で、残り時間「60 min left」とチェックが並んだ利用者メニュー。
赤い枠は、今の状態に付いています。チェックは右に、残り時間は状態の横にあります。アカウントの画像の点は、いま琥珀色です。画像を原寸で開く
4

在席状況の履歴も、個人ごとの評価もありません

システムが覚えているのは、今どの状態かということだけです。誰がいつ取り込み中だったか、いつ離席していたかは記録しません。

そのため、利用者の一覧には今の状態だけが表示されます。履歴の列も、在席のレポートもありません。

これは、足りないのではなく決めたことです。個人ごとの在席のデータは行動に関するデータであり、多くの企業では従業員代表が関わります。

履歴も必要ありません。状態が答えるのは、一つの問いだけです。この同僚は今すぐ対応できるか、という問いです。「Busy」は1時間で自分から終わります。

エージェントが何件のチケットを抱えているかは、チケット一覧で分かります。「Assigned to」で一人に絞り込めます。誰がどれだけ離席していたかは、どこにも記録されません。

各エージェントの名前のすぐ後ろに状態があり、Name、Email、Team、Role、Actions の列が並んだ利用者の一覧。
赤い枠は、対応できない3人のエージェントのうち2人に付いています。一覧に出るのは、今の状態です。履歴の列はありません。画像を原寸で開く

チケットの自動割り当て

新しいチケットに、すぐ担当者を付けられます。システムは、前のまとまりで説明した在席状況を使います。配分はチームごとにオンにするもので、初期設定ではオフです。このまとまりの内容は、すべて Professional に含まれます。

1

配分はチームのもの

Professional のみ

配分がなければ、新しいチケットはすべて未割り当ての待ち行列に入ります。誰かが取るか、誰かが配るかで、どちらも見ている人がいる限りは機能します。

配分をオンにすると、新しいチケットは作られた時点で担当者を得ます。数分後ではなく、その場で決まります。最初から解決済みまたは閉じた状態で作られたチケットは、配分されません。

設定は「Settings → Teams」のチームの側にあり、チームごとに決めます。あるチームは配分し、隣のチームは待ち行列で働く、という形にできます。

初期設定では、どのチームも「Off」です。この機能があるというだけで、既存の環境の動きが変わることはありません。

チケットはチームのメンバーに渡ります。待ち行列で作業していて、そのチームのメンバーでもある管理者は、エージェントと同じようにチケットを受け取ります。

「Round robin」に設定された Helpdesk チームのダイアログの「Automatic assignment」の部分。下に、説明の文が2つあります。
設定はチームの側にあります。欄の下の1文が選んだ方式を説明し、その下に、誰が飛ばされるかが書かれています。画像を原寸で開く
「Off」「Round robin」「Least load」の3つの項目が並んだ、開いた選択欄。
選べるのは3つです。「Off」が初期設定です。画像を原寸で開く
2

順番に配る方式と、担当の少ない人に配る方式

Professional のみ

方式は2つあり、チームごとにどちらかを選びます。

「Round robin」は順番に配ります。新しいチケットは、対応可能なエージェントのうち、自動の割り当てを受けたのがいちばん前のときだった人に渡ります。チームに入ったばかりの人が、最初に受け取ることになります。

「Least load」は手元の量を見ます。新しいチケットは、対応可能なエージェントのうち、未処理のチケットがいちばん少ない人に渡ります。

依頼者を待っているチケットは、0.5件として数えます。返事待ちの多い人と、届いたばかりの案件が積み上がっている人とでは、忙しさの意味が違うためです。

解決済みや終了したチケットは、まったく数えません。自分で作ったステータスでも、解決済みか終了の印が付いていれば同じです。

どちらの方式でも、結果は計算で導けます。2人が並んだときも、決めるのは常に同じ規則であって、運ではありません。

ネットワークチームのダイアログの、同じ部分。「Least load」に設定され、チケットを0.5件として数えることの説明があります。
別のチームでの同じ欄です。ここでは「Least load」になっています。下の文は、設定に合わせて変わります。画像を原寸で開く
3

いない人には渡りません

Professional のみ

割り当てのたびに、配分はエージェントの状態を確認します。「Busy」と「Away」は飛ばされます。

施錠されたアカウントと削除されたアカウントも対象外です。そのチケットが属するチームのメンバーでない人も、同じです。

対応できる人が誰もいなければ、チケットは担当者なしのままになります。作成そのものは、いつもどおり進みます。

これは意図した動きです。待ち行列にあるチケットは全員に見えますが、離席中の人の手元にあるチケットは、誰にも見えません。

チケットの履歴に理由が残ります。名前の代わりに「Nobody available」と記録されます。

詳しくはこのカードで: 対応可能、取り込み中、離席中

人ではなく「Nobody available」と記録された「Auto-assignment」の項目があるチケットの履歴。
対応できる人がいなかったため、チケットは待ち行列に残りました。赤い枠は、理由を記した項目に付いています。画像を原寸で開く
4

配分が及ぶ範囲と、及ばない範囲

Professional のみ

配分は、チケットが生まれるすべての経路で働きます。メールの受信トレイから生まれたチケットも含まれます。例外は大規模障害で、これは作った人のもとに残ります。

申請の個別のチケットにも、同じように働きます。それぞれが、受け取ったチームの中で配分されます。

人が割り当てたチケットに、配分が手を出すことはありません。チケットの作成時に自分で担当者を選べば、その選択がそのまま残ります。

自動の割り当ては、すべてチケットの履歴に記録されます。実行者として「Auto-assignment」が、その横にエージェントの名前が並びます。

エージェントには、手で割り当てたときと同じメールが届きます。チケットがまだ「Open」であれば、「Assigned」に移ります。

詳しくはこのカードで: メールがチケットになる

「Auto-assignment」の記録が2件あるチケットの履歴。チームのエージェントへの割り当てと、「Open」から「Assigned」へのステータスの変更です。
履歴が自動の処理を示します。チケットを割り当て、ステータスも一緒に動かしました。画像を原寸で開く
5

配分のレポート

Professional のみ

自動の処理を動かすなら、それが何をしているかを確かめられなければなりません。そのために、レポートのページに専用のカードがあります。

上に2つの数値が並びます。左が自動の処理が配ったチケットの件数、右が対応できる人が誰もいなかった回数です。

「Nobody available」の下、「Most recent:」のあとに、それが最近起きたチケットが最大20件並びます。クリックすれば、そこに移動できます。

その下に、エージェントごとに1行ずつ、件数と在席状況が並びます。行は、チームの所属から作られます。

0 の行は、間違いではありません。そのためにこの表があります。

何週間も「Away」だった人はチケットを受け取っておらず、それでも一覧に並び、0 の横に理由が付きます。

このカードは仕組みの記録であって、人の評価ではありません。在席状況の履歴も、誰がどれだけいたかのレポートもありません。

エージェントがここで見られるのは自分のチームだけで、そのうち「Agent Permissions」でレポートの閲覧が許されているチームだけです。チームで絞り込まない場合は、それらのチームのうち最初のチームが表示されます。

詳しくはこのカードで: 在席状況の履歴も、個人ごとの評価もありません

ほかのレポートと並んで「Automatic assignment」のカードがある、レポートのページ。
カードはレポートのページにあります。赤い枠が、どこにあるかを示しています。画像を原寸で開く
件数、説明の文、それが起きた最新のチケットがある「Nobody available」の枠。
2つ目の数値は、1つ目と同じ大きさで並びます。その下に、待ち行列に残った最新のチケットが出ます。画像を原寸で開く
6人のエージェントと、その件数、在席状況が並んだレポートの表。0 の行と「Away」の注記も入っています。
エージェントごとに1行です。赤い枠は、理由が横に付いた 0 の行に付いています。画像を原寸で開く

タスクと承認を伴う申請

依頼の中には、1件のチケットでは足りないものがあります。申請は、提出された時点でタスクを作り、それぞれを担当するチームのチケットにします。承認は付けられますが、必須ではありません。このまとまりの内容は、すべて Professional に含まれます。

1

申請は自分でタスクを作ります

Professional のみ

「新しい同僚が来ます」は、1件のチケットではありません。ノートパソコン1台、アカウント2つ、電話の内線、場合によっては社外からの接続です。それぞれ別のチームが担当しますが、進み具合をまとめて見られる案件も1つ欲しいところです。

そのための仕組みが申請です。申請は、提出された時点でタスクを作るチケットで、タスクはそれぞれ、担当するチームのチケットになります。

申請は、別に管理するものではありません。申請はチケットテンプレートの上に成り立ちます。「Settings → Request workflows」にすべてのチケットテンプレートがあり、そのどれかにタスクを付けます。

タスクごとに、いくつかの欄を入力します。「Task」は依頼者が読む名前、「Handled by」は受け取るチーム、「Ticket title」と「What the team has to do」は、そこからできるチケットの中身です。

複数のタスクが、同じチームを指しても構いません。そのチームには、箇条書きの入った1件ではなく、複数のチケットが届きます。

チームの決まっていないタスクは、そもそも提示されません。欄にも、そう書かれています。「Not assigned yet — this task is not offered」。おかげで、まだ仕上がっていない計画も保存できます。

タスクの上に、計画全体をまとめた1文が表示されます。初期設定で何が作られるか、依頼者がどこまで変えられるか、誰が承認するかが書かれます。設定を変えると、この文も書き変わります。

「Ticket title」の前には、固定の文字列「Parent ticket title -」が付きます。新しいチケットのタイトルは申請のタイトルで始まり、そのあとに入力したタイトルが続きます。たとえば「New colleague in accounting - Set up notebook and docking station」のようになります。これで専門チームは、タスクがどの申請に属するかが分かります。この欄を空のままにすると、代わりにタスクの名前が続きます。

「Main category」と「Subcategory」は、新しいチケットのカテゴリをあらかじめ埋めます。選べるのは「Handled by」のチームのカテゴリだけです。チケットはそのチームで作られるためです。チームを変えると、両方の欄が空になります。両方を設定するか、どちらも設定しないかのどちらかです。空のままなら、チケットはカテゴリなしで作られます。

申請の名前は、タスクの上に表示されます。名前を変えるには、その横の鉛筆を使います。この名前はチケットテンプレートのものなので、「Settings → Templates」と新規チケットのフォームでも変わります。

「Request workflows」にあるチケットテンプレートの一覧。それぞれにタスクの件数と「Edit tasks」のボタンが付いています。
すべてのチケットテンプレートが一か所に並び、それぞれタスクの件数が分かります。赤い枠は、計画への入り口に付いています。画像を原寸で開く
申請の名前、名前を変えるための鉛筆、まとめの1文、最初のタスクがある計画。
上に申請の名前があり、赤い枠は名前を変えるための鉛筆に付いています。その下に計画をまとめた1文があり、続いてタスクが並びます。画像を原寸で開く
最初のタスク。「Handled by」は Helpdesk、カテゴリは Notebook と New request で、チケットのタイトルの前に固定の文字列「Parent ticket title -」が付いています。
カテゴリは「Handled by」のチームから来ます。チケットのタイトルの前には、必ず申請のタイトルが付きます。画像を原寸で開く
2

依頼者は、必要なものにチェックを入れます

Professional のみ

新しいチケットのフォームでテンプレートを選ぶと、「What is needed?」の枠が現れ、タスクごとにチェックの行が並びます。

種類は3つあり、タスクごとに設定します。「Selectable, off by default」は何も入っていない状態から始まります。「Selectable, on by default」はチェックが入った状態から始まり、外すこともできます。「Always — cannot be deselected」は必ず実行されます。

必ず実行されるタスクも表示され、「(always included)」の印が付きます。依頼者には、どのみち起きることが見えているべきだからです。

枠の下に、その結果どうなるかが書かれています。「Each selected item becomes its own ticket for the team that handles it.」

テンプレートが顧客に公開されていれば、顧客も申請を出せます。そのためのスイッチは、テンプレートの側にあります。

その場合、顧客に見えるのは自分の申請だけです。専門チームのチケットは、その申請から生まれたものであっても、顧客には見えません。そうしたチケットには、認証情報や内部のメモが入るためです。そうしたチケットの内部のメモは、申請の履歴にも表示されません。専門チームが自分のチケットを閉じると、その添付ファイルは「Internal」のバッジ付きで申請にコピーされ、顧客は見ることもダウンロードすることもできません。

申請がメールで届くと、ふつうのチケットになります。その場合は、あとからワークフローを開始します。そのためのボタンが、チケットの上部にある「Start workflow」です。

ダイアログの「Template」で、合うテンプレートを選びます。その下に、新しいチケットのフォームと同じ「What is needed?」の枠が現れます。申請に書かれているものにチェックを入れます。

「Title」で、チケットのタイトルを調整します。タスクのタイトルは、このタイトルで始まります。その下に、テンプレートの追加の項目が並びます。そこに、申請に書かれた内容を入力します。必須の項目には星が付いています。

「Start」を押すと、フォームから出された申請と同じようにタスクが作られます。テンプレートに承認が必要な場合、承認されるまで、チケットとそのタスクは施錠されたままです。

1件のチケットで開始できるワークフローは1つだけです。開始すると、ボタンは消えます。閉じたチケットや、それ自体がタスクであるチケットにも、このボタンはありません。開始できるのは、そのチケットを処理してよい人です。

詳しくはこのカードで: チケットテンプレートは、1件ずつ顧客に公開できます

チェックを入れるタスクが4件並んだ、新しいチケットのフォームの「What is needed?」の枠。
依頼者の新しいチケットのフォームにある枠です。1行目は必ず実行され、チェックを外せません。2行目は初期設定でチェックが入っています。その下に、チェックがそれぞれ何になるかが書かれています。画像を原寸で開く
テンプレート、チェックを入れるタスク、タイトルの欄が並んだ、チケットの「Start a workflow」のダイアログ。
チケットのダイアログです。1つ目のタスクは必ず実行されます。タイトルの欄の下に、タスクがどういう名前になるかが書かれています。画像を原寸で開く
3

申請の進み具合

Professional のみ

申請そのものでは、タスクが「Workflow tasks」に並び、その横に件数が出ます。たとえば「1 of 4 done」のように表示されます。

各行に、タスクの名前、そのチケットの番号、チーム、担当者が並びます。名前は、そのチケットへのリンクになっています。

「完了」は、別のチェックではなくチケットのステータスから決まります。チケット一覧で終了と数えられるものが、ここでも完了になります。同じものを2通りに数えれば、いずれずれてしまいます。

この部分は申請にだけ表示されます。ふつうのチケットには出ません。

専門チームが自分のチケットを閉じると、その「Closing comment」が申請に届きます。申請では内部メモとして表示され、その1行目にタスクの番号と名前が書かれます。顧客には、このメモは見えません。

認証情報と、申請を担当するエージェントが伝えるべきことはすべて、終了時のコメントに書きます。専門チームのそれ以外のコメントは、すべてそのチームのチケットに残ります。チームがコメントなしで閉じた場合、メモは作られません。

4件のタスクと、そのチケット番号、チームが並んだ申請の「Workflow tasks」の部分。
赤い枠は、件数のある行に付いています。その下に、タスクごとにどのチケットのどのチームにあるかが並びます。左のチェックは、ステータスから来ています。画像を原寸で開く
申請の内部メモ。見出しは「Task #… (Notebook and docking station) was closed with this note:」で、その下に専門チームの終了時のコメントがあります。
ヘルプデスクは、終了時のコメントを付けてタスクを閉じました。申請では、「Internal」のバッジ付きの内部メモとして表示されます。画像を原寸で開く
4

申請全体に対する、1回の承認

Professional のみ

承認は、個々のタスクではなく申請全体を対象にします。8件の申請でも、上長に届くメールは8通ではなく1通です。

設定は同じ計画の「Approvals」で行い、その上の文が原則を述べます。「One approval covers the whole request. Add a second stage only when single tasks need their own release.」段階ごとに5つの欄があります。「Name」は段階の名前、「Covers」が対象、「Decided by」が承認者の決まり方、「Approver」がその人、「Remind after (hours)」が催促の設定です。

承認する人に、チケットシステムのアカウントは要りません。メールアドレスを入力すれば、リンクから判断できます。四半期に2回承認する上長のために、エージェントの枠を使う必要はありません。

メールに入るリンクは、ちょうど一つです。承認や却下のボタンをメールの中に置いていないのは、意図した設計です。すべてのリンクを開くウイルス対策ソフトが、代わりに承認してしまうからです。

そのページの見出しは段階の名前です。申請の番号とタイトル、依頼者、そして「This decision covers」の下に、この判断の対象となるタスクが表示されます。下にはコメントの欄と2つのボタンがあります。

リンクは永久には使えません。ページに期限が書かれています。「Please decide by …」。有効期間は14日です。それを過ぎると、ページにはリンクが無効か期限切れであることだけが表示され、管理者が「Reassign」で依頼を送り直します。

判断は取り消せません。決めたあと、ページにその旨が表示されます。「A decision cannot be changed.」

2つの段階がある計画の「Approvals」の部分。段階ごとに名前、アドレス、催促の設定があります。
1つの計画に2つの段階があります。1つ目は申請全体を、2つ目はそれを指すタスクだけを対象にします。承認する人はアカウントではなく、アドレスです。画像を原寸で開く
判断のページへのリンクが1つだけ入った、メールボックスの承認メール。
申請は、この形で承認する人に届きます。メールにはリンクが1つあるだけで、ほかにクリックするものはありません。判断は、その先のページで行います。画像を原寸で開く
申請、依頼者、対象のタスク、コメントの欄、「Approve」と「Reject」のボタンがある、「Head of IT」の段階の判断ページ。
判断のページです。「This decision covers」が、何についての判断かを示します。承認する人はサインインしておらず、アカウントも持っていません。画像を原寸で開く
5

個別のタスクのための2段目

Professional のみ

タスクの中には、専用の承認が必要なものがあります。社外からの接続は、ノートパソコンとは違います。

そのために2段目を追加し、タスクの「Extra approval」でそれを選びます。「None — the request approval is enough」のままなら、申請の承認だけで足ります。2つの段階は順番にではなく、同時に問われます。段階が問われるのは、選ばれたタスクのどれかがその段階に関わる場合だけです。申請全体の段階は、常に問われます。

タスクが動き出すのは、そのタスクに関わるすべての段階が同意したときです。独自の段階を持たないタスクは、申請全体の段階がまだ待っている場合を除いて、すぐに始まります。待っている場合は、申請が承認された時点で始まります。

それまで、そのタスクは施錠されています。チケットは「Waiting for approval」の状態で、担当者はいません。ステータスのボタンの代わりに、カードにはこう表示されます。「This ticket is waiting for approval and cannot be worked on yet.」それまでは、どの経路でも担当者は付きません。

この施錠は、チケット一覧での一括操作にも効きます。そこでこの種のチケットを選ぶと、理由が表示されます。「This ticket is waiting for approval and cannot be worked on yet.」

チケット自体は、すぐに作られます。専門チームはこれから何が来るかを把握でき、誰も申請を見張っている必要がありません。

ステータスが「Waiting for approval」で、タスクにまだ取りかかれないという注記がある、施錠されたタスクの操作カード。
専用の段階を待っているタスクです。赤い枠は、今のステータスに付いています。その上で、カードがステータスを選べない理由を伝えます。画像を原寸で開く
6

催促はありますが、時間切れによる承認はありません

Professional のみ

段階ごとに催促を設定できます。単位は時間です。

返事が来なければ、その時間のあとに同じメールがもう一度送られます。リンクは1通目と同じです。1通目を残している人は、そのまま使えます。

催促を設定しなければ、申請はただ待ちます。もう一度尋ねることはありません。

存在しないのは、期限切れによる承認です。欄の下に、そのまま書かれています。「A request is never approved automatically. If nobody reacts, it keeps waiting.」自分から同意してしまう期限は、承認ではなく形式にすぎません。

赤い枠の付いた、時間で指定する催促の欄がある承認の段階。
催促は段階に属し、時間で指定します。空にすると、システムは尋ね直しません。画像を原寸で開く
7

却下は、理由とともに依頼者に届きます

Professional のみ

却下には理由が必要です。文がなければ、ページは却下を受け付けません。

欄に、その文がどこへ行くかが書かれています。「Comment (required when you reject — the requester will see it)」。内部向けのメモを書く場所ではありません。

依頼者には理由の入ったメールが届き、なぜ進まないのかを尋ねる必要がなくなります。

承認に理由は要りません。想定される結果だからです。

2段目だけが却下した場合、その影響はその段階のタスクに限られます。申請の残りは進みます。

却下されたタスクはステータス「Rejected」になり、終わったものとして数えられます。決して来ないものを待って、申請がいつまでも止まることはありません。

申請が却下されると、ほかの承認者にはもうメールが届きません。そのリンクには「This request has already been rejected. Your decision is no longer needed.」と表示されます。チケットの一覧では、その段階に「No longer needed: the request was rejected.」と表示されます。

却下のあとの判断のページ。「You rejected this request.」と、判断を変えられない旨の注記があります。
判断のあとのページです。承認する人が何をしたかを確認し、それが確定であることを伝えます。画像を原寸で開く
8

監査証跡と、承認する人が休暇のとき

Professional のみ

申請の「Approvals」に、段階ごとに1行ずつ、承認する人と状態が並びます。未処理の申請では、どれだけ待っているかも表示されます。

判断のあとは、いつ、どのコメントとともに決まったかが行に出ます。これが監査証跡で、案件とともに残ります。

承認する人が休暇のときは、管理者が申請を別のアドレスに回します。ボタンの名前は「Reassign」で、申請が未処理の間だけ表示されます。

これができるのは管理者だけです。エージェントが回せるなら、自分に回してから自分で決められてしまいます。

回すと新しいリンクができ、古いリンクはその場で無効になります。誰かが転送していた場合も同じです。

回したこと自体も、同じ一覧に出ます。誰が、いつ、誰から誰へ回したかが分かります。

他人の名前で判断することは、誰にもできません。経路はリンクだけで、誰がそれを受け取ったかは案件に記録されます。

新しいアドレスを尋ねる「Reassign」のダイアログ。欄が入力された状態です。
ダイアログは、申請を代わりにどのアドレスへ送るかを尋ねます。確定するボタンには、開いたときと同じ言葉が使われます。画像を原寸で開く
1段目が承認され、2段目が却下された「Approvals」の一覧。両方のコメントと、回したことの注記があります。
2つの段階の判断、時刻、コメントが並びます。赤い枠は、回された段階に付いています。その下に、誰が誰から誰へ回したかが書かれています。画像を原寸で開く

返信テンプレートとチケットテンプレート

2つの場面に対応する、2種類のテンプレートです。返信テンプレートは、開いているチケットのコメント欄を埋めます。チケットテンプレートは、新しいチケットのフォームを埋めます。どちらも Basic に含まれます。返信をメールとして送る部分だけはメールの機能に依存するため、Professional が必要です。テンプレートそのものには必要ありません。

1

返信テンプレート:本文とフィールドの操作(ステータス、割り当て、優先度など)を、一度の選択で

はじめる前に: 管理と適用は、別々の権限です。管理者とエージェントは、初期状態でどちらもできます。適用は、そのチケットを扱える人なら誰でもできます。ただし、テンプレートの操作には、チケットを動かす権限も必要です。そのため、以前そのチケットを持っていたチームは、コメントはできても操作は実行できません。設定を管理できない役割でも、テンプレートの適用はできます。

テンプレートは「Settings → Templates」にあります。見出しの下の行が、何をして何をしないかを述べます。「Reply templates fill the comment editor and suggest field actions. Nothing is sent automatically.」テンプレートは用意された一手であって、機械ではありません。送信は、常に自分で行います。

種類は2つで、作るときに選びます。開いているチケットへの返信には「Add reply template」、新しいチケットのフォームには「Add ticket template」です。種類はあとから変えられません。フォームにどの項目が出るかを決めるためです。テンプレートの上のバッジで、どちらを見ているかが分かります。青が「Reply template」、緑が「Ticket template」です。

返信テンプレートは、返信の本文(「Reply text」)、「Internal note」のチェックボックス、そして任意の数の操作からできています。操作は6つあります。「Set the status」「Set the priority」「Assign to a user」「Remove the assignee」「Hand over to another team」「Set a follow-up」です。

「Assign to a user」の一覧は、「The agent who applies it」から始まります。テンプレートを複数人で共有する場合は、これを選んでください。チケットは、一覧の中の決まった一人ではなく、適用した人のものになります。「Set a follow-up」は、数量と単位(分、時間、日、営業分、営業時間、営業日)に加えて、あとでチケットが戻ってきた理由を伝えるメモを求めます。

どのテンプレートにも、末尾の青い枠に、それが何をするかが1文で書かれます。たとえば「Inserts the text as a public comment, sets status to Waiting for Service Provider Response, assigns to the applying agent, sets a follow-up in 3 days.」のように出ます。この文は、編集している間ずっと書き変わります。これが自分への確認になります。意図と違うことが書かれていれば、どこかの設定が間違っています。

本文は必須ではありません。「一言も書かずにネットワークチームへ引き渡す」も、正しいテンプレートです。その場合、文は「Suggests actions without a reply text」となります。「Set the status」の操作は、手でステータスを変えるときと同じ規則に従います。複数のチケットにまとめて適用すると、テンプレートは施錠されたチケットを飛ばし、その理由を示します。

「Close ticket」の画面でも、「Template」の欄で返信テンプレートを選べます。一覧に出るのは、有効になっている「Set the status」の操作で、解決済みか終了として数えるステータスを設定するテンプレートだけです。内部用のテンプレートは、そこには出ません。1つ選ぶと、画面はその本文をコメントとして取り込みます。テンプレートがメールを送るもので、画面にメール送信の欄がある場合、宛先を取り込むのは、それが「Requester」か固定のアドレスのときだけです。テンプレートのほかの操作と添付ファイルは、そこでは実行されません。チケットは、通常どおり閉じられます。

赤い枠の付いた「Add reply template」と「Add ticket template」のボタンがある「Templates」のページ。
種類は作るときに選びます。スイッチではなく、2つのボタンです。その下にテンプレートが並び、それぞれにバッジと適用範囲が付きます。画像を原寸で開く
赤い枠の付いた返信テンプレートの3つの操作の行と、その下の青い平易な文。
1つのテンプレートに3つの操作があります。ステータス、適用した人への割り当て、3日後のフォローアップです。下の文が、同じことをひとまとめに述べています。画像を原寸で開く
2

提案された操作は、送る前に1つずつ外せます

開いているチケットでは、コメント欄の上に「Template」のボタンがあります。クリックすると、入力しながら探せる検索(「Search templates…」)が開き、選ぶとコメント欄が埋まります。ほかには何も起きません。下の行にも、そう書かれています。「Nothing happens until you add the comment.」

テンプレートの操作はそれぞれ、ボタンの横にバッジとして並びます。専門用語ではなく、平易な言葉で表示されます。「sets status to Waiting for Service Provider Response」「assigns to the applying agent」「sets a follow-up in 3 days」といった具合です。バッジをクリックすると取り消し線が付き、選択が外れて実行されなくなります。もう一度クリックすると、元に戻ります。

外した操作は、消えるのではなく取り消し線が付きます。テンプレートが何を提案していたかが見えたままになり、送信するまでは判断をやり直せます。

どのバッジが最初から有効かは、テンプレートが決めます。設定では、操作ごとに「Suggested」のスイッチがあります。このスイッチはすべての案件への提案で、チケット上のバッジは、この案件での判断です。

バッジの後ろの「×」で、テンプレートを外せます。本文は入力欄に残ります。すでに書き直しているかもしれないためです。消えるのは効果だけで、操作、メール、添付ファイルが対象です。

送信は、いつものコメントのボタンで行います。そのときに初めてコメントが作られ、そのあとで、まだ有効な操作が実行されます。

適用したテンプレートと、その横の3つのバッジ(最後の1つには取り消し線)、下に挿入された本文があるチケットのコメント欄。
2つの操作が実行され、3つ目は外されています。3日後のフォローアップはこの案件に合わず、ほかは合っています。本文は入力欄にあり、まだ変更できます。画像を原寸で開く
3

プレースホルダー(依頼者、チケット番号、件名など)。テンプレートを挿入すると、本文に実際の値が入ります

返信の本文では、5つのプレースホルダーを使えます。一覧は欄の下にあります。「{requesterName}, {ticketId}, {ticketTitle}, {ticketRef}, {agentName}」。そこに書かれているとおり、波かっこを付けて書いてください。

「{ticketRef}」は「[TICKET-8-…]」の形のチケットの参照番号です。顧客の返事がメールで戻ってきたとき、システムがそれを見分けるのに使います。一方の「{ticketId}」は、番号だけです。

置き換わるのは、テンプレートを保存したときではなく、適用したときです。設定のページには「{requesterName}」のまま表示され、チケットのコメント欄には実際の名前が入ります。理由は実務的なものです。保存のときに置き換えれば、1件のチケットの値がテンプレートに焼き付いてしまいます。

そのため、何かが社外に出る前に、完成した文面を読めます。呼びかけが合わなければ、ほかの文と同じように入力欄で直します。

誰を「依頼者」と見なすかは、アカウントではなくチケットが決めます。チケットに記録された依頼者が、提出したアカウントより優先されます。エージェントが電話のあとに同僚の代わりにチケットを作った場合でも、返信はエージェントではなく同僚に呼びかけます。

プレースホルダーの綴りを間違えると、保存のときに拒否され、どれが違うかも示されます。「Reply text: unknown placeholders {requesterNam}. Available here: {requesterName}, {ticketId}, {ticketTitle}, {ticketRef}, {agentName}.」テンプレートを書いている段階で気づけるので、顧客に見つけてもらう必要はありません。

メールの件名には、専用の短い一覧があります(「{originalSubject}, {ticketTag}, {ticketId}」)。だからこそ、そこにもう一度書かれています。「{ticketRef}」もそこで使え、「{ticketTag}」と同じ意味です。「{requesterName}」「{ticketTitle}」「{agentName}」は件名では働かず、同じように拒否されます。

本文にプレースホルダーが入った、赤い枠の付いたテンプレートの「Reply text」の欄。その下に、使えるプレースホルダーの一覧があります。
設定でのテンプレートの見え方です。値ではなく、プレースホルダーのまま表示されます。下の行に、どれが使えるかが並びます。画像を原寸で開く
同じテンプレートをチケットで適用したところ。コメント欄に、名前、件名、チケットの参照番号が書き出されています。
チケット上での同じ本文です。「Hello Amir Khan」、チケットの件名、参照番号「[TICKET-8-…]」が入り、署名として、テンプレートを挿入したエージェントの名前が入ります。まだ何も送られていません。画像を原寸で開く
4

返信は、必要であればメールとして依頼者に送れます

Professional のみ

はじめる前に: メールの機能は、受信も送信も全体が Professional です。さらに、チームのメールボックスで、チケットの操作に伴う送信をオンにしておく必要があります。オンでなければ、メールのバッジはチケットに表示されません。テンプレートの操作はいつもどおり実行され、メールだけが行われません。そのことについての警告も出ません。

「Send the comment as e-mail」のスイッチで、コメントをそのままメールにもします。専用の本文欄を用意していないのは、意図した設計です。チケットに書かれたものが、そのまま顧客の読むものになります。本文を2つ持てば、いずれ食い違うためです。

「Recipient」で、「Requester」「Assignee」「Observers」「Fixed address」から選びます。誰が依頼者かは、テンプレートを適用したときにサーバーが判断します。テンプレート自体は、まだチケットを知らないためです。受信用のメールボックス自体に書き送ることはありません。自分宛のメッセージになってしまうからです。「User」の欄にアドレスのない名前が入っている場合、依頼者にはメールが送られません。代わりにチケットを記録した人へ送られることもありません。

件名には「{originalSubject}」「{ticketTag}」「{ticketId}」を使えます。「{ticketTag}」は残しておいてください。顧客の返事を見分けて同じチケットに追加するのは、この参照番号です。これがなければ、返信のたびに新しいチケットができます。

メールは書式なしの文として送られます。太字、箇条書き、リンクは送信の前に取り除かれます。そうしなければ、顧客は書式の記号をそのまま読むことになります。チケットの中では、コメントは書式を保ったままです。

チケットでは、メールも操作と並ぶバッジの一つです(「E-mail to Requester」)。ほかと同じように外せます。そのため、テンプレートが目に触れないまま何かを送ることはありません。このバッジは、チームのメールボックスがチケットの操作に伴うメールを送る設定になっているときにだけ表示されます。

テンプレートの添付ファイル(「Attachments」)は、そのファイルの独自の複製です。テンプレートを適用すると、それがチケットに追加され、履歴にも専用の行が残ります。メールには含まれません。テンプレートに添付ファイルを持たせることに、Professional のライセンスは要りません。必要なのは、送信の部分だけです。「Internal note」にチェックが入ったテンプレートは、ファイルを追加しません。

赤い枠の付いた「Send the comment as e-mail」のスイッチ、宛先、件名があるテンプレートのメールの部分。
スイッチ、宛先、件名です。件名には「{ticketTag}」が入っています。顧客の返事を見分けるための参照番号です。画像を原寸で開く
5

既存のチケットから、そのままテンプレートを作る

多くのテンプレートは、机の上で考え出されるのではなく、同じ返事を2度目に書く瞬間に生まれます。そのため、チケットのどのコメントにも、右側に小さな用紙の記号があり、「Make template」と表示されます。押すと、そのコメントがそのまま出発点の本文になります。同僚のコメントでも構いません。この記号が見えるのは、テンプレートを管理できる人だけです。

チケットに添付ファイルがある場合は、どれを一緒に持っていくかを、先にダイアログが尋ねます。「Tick only the attachments the template should carry — one of them may be a customer’s screenshot. Nothing is ticked by default.」最初は何もチェックが入っていません。これは意図した設計です。

そのあと、まだ保存されていない下書きの状態で、テンプレートのページに移ります。上部に琥珀色の帯が出ます。「Draft from ticket #… — name it and review the text (it may contain customer details), then save.」名前は空です。名前を付けないと保存できません。

引き継がれるのは、本文、「Internal note」のチェックボックス、チケットのチーム、そして提案としてのチケットの状態です。ステータスと優先度が、2つの操作としてすでに入っています。引き継がれないのは、依頼者、アドレス、件名です。これらは、その1件だけのものだからです。

保存の前に、本文を読んでください。実際の案件から来ているため、人の名前、注文番号、部屋の名前が入っていることがあります。匿名化はされません。帯にもそう書かれていますが、実際に行うのは自分の仕事です。

テンプレートができるのは「Save」を押したときだけです。そのときに、チェックした添付ファイルが複製され、メッセージで確認されます。

編集と削除のボタンの隣に、赤い枠の付いた「Make template」の用紙の記号があるチケットのコメント。
入り口は設定ではなく、コメントです。使い回したい返事の右にある、用紙の記号から始まります。画像を原寸で開く
チケットの添付ファイルが2件あり、どちらにもチェックが入っていない「Make a template from this comment」のダイアログ。
このチケットには添付ファイルが2件あり、どちらにもチェックが入っていません。片方は、顧客自身が撮った画面の写真です。定型の返事を集めた場所に置くものではありません。画像を原寸で開く
6

下書きは公開するまで自分だけのもの。適用範囲はチームごとか、全体か

「Applies to」で、誰にテンプレートが提示されるかを決めます。特定の1チームか、「All teams」かです。新しいテンプレートは、まず具体的なチームから始まります。「All teams」は誰かが選ぶものであって、黙って決まるものではありません。

チケットでは、担当チームのテンプレートと、全体のテンプレートが提示されます。引き渡しでチケットが別のチームに移ると、一覧も一緒に移ります。選べるのは、新しいチームのテンプレートです。

「Draft」のスイッチは、テンプレートを自分の作業場にします。「Only you can see this template until you publish it.」他人の下書きはどの一覧にも現れず、アドレスから開くこともできません。管理者でも同じです。新しいテンプレートは下書きから始まり、このスイッチを外して保存したときに初めて、ほかの人に見えます。

同じ場所に並ぶ可能性のある2つのテンプレートは、同じ名前を持てません。全体のテンプレートは、どのチームの同名のテンプレートとも衝突します。ただし、返信テンプレートとチケットテンプレートは、同じ名前を持てます。同じ一覧に並ぶことがないためです。

「Duplicate」で複製を作れます。複製は必ず下書きです。「Duplicated. The copy is a draft only you can see.」半分できたものが誰にも提示されないまま、別の型を作れる便利な方法です。

「Reply template」と「Draft」のバッジ、赤い枠の付いた「Applies to」の欄、同じく赤い枠の付いた「Draft」のスイッチがあるテンプレートの上部。
このテンプレートはヘルプデスクのもので、下書きです。作った本人以外には見えません。画像を原寸で開く
7

チケットテンプレート:新しいチケットのフォームをあらかじめ埋める(件名、説明、カテゴリ、優先度、チーム)

チケットテンプレートは「Create new ticket」のフォームを埋めます。返信の本文も、操作も、メールもありません。この時点では、働きかける相手のチケットがまだないためです。そのためフォームには、返信テンプレートとは違う項目が並び、緑の枠が、今見ているのがチケットテンプレートであることを示します。

あらかじめ埋められるのは、「Ticket title」「Owning team of the new ticket」「Main category」「Subcategory」「Priority」、そして「Ticket description」です。どの欄も「Not prefilled」のままにできます。空のままの欄は、フォームを使う人があとで埋めます。

2つのチームの欄の違いに注意してください。上の「Applies to」は、誰にテンプレートが見えるかを表します。「Owning team of the new ticket」は、新しいチケットがどこへ行くかを表します。この2つは別の問いで、答えが違うこともあります。

カテゴリはチームごとにまとめられています。カテゴリはチームに属するためです。別のチームのカテゴリを選ぶと、フォームがその旨を伝え、保存は拒否されます。渡し先のチームの新しいチケットのフォームでは、そのカテゴリがそもそも選べず、あらかじめ埋めても意味がないためです。

ここにプレースホルダーはありません。本文の下の説明にも、そう書かれています。「No placeholders here: the template only prefills the form, nothing is resolved or sent.」「{requesterName}」は、そのままの文字として新しいチケットに入ってしまいます。だからこそ、保存のときに拒否されます。

青い枠が、ここでもテンプレートの働きをまとめます。「Prefills the new ticket with title ‘New notebook for a colleague’ · category Notebook / New request · priority Medium · team Helpdesk · the description.」

フォームでは、「Template」のボタンでテンプレートを選びます。その横に「Prefills the form - nothing is created until you submit.」と書かれています。あらかじめ埋まったものはすべて変更でき、送信するまで何も作られません。

例のテンプレートが1つ同梱されています。「Example: create accounts for a new colleague」です。形を示すだけで、それ自体は何もしません。作り直すか、削除してください。

件名、渡し先のチーム、カテゴリ、優先度の欄に赤い枠が付いた、チケットテンプレートの編集画面。
5つの事前入力と、説明です。「Owning team of the new ticket」の欄は、その上の適用範囲とは別のもので、チケットの行き先を表します。画像を原寸で開く
テンプレートを選んだあとの「Create new ticket」のフォーム。「Template」のボタンと、あらかじめ入った件名に赤い枠が付いています。
いつもと同じフォームですが、すでに埋まっています。件名、チーム、優先度が入っています。カテゴリと説明は、同じページの下に続きます。画像を原寸で開く
8

チケットテンプレートは、1件ずつ顧客に公開できます

「Offer this template to customers」のスイッチは、初期状態ではオフです。横の説明に、知っておくべきことが2つとも書かれています。「Customers can pick this template when they create a ticket. A draft stays hidden either way.」

初期状態でオフである理由です。テンプレートには社内の言葉が付いていることが多く、同僚に向けて書かれています。顧客に見せることは、外に向けた表明です。うっかりではなく、意識して行うべきです。

顧客にも、新しいチケットのフォームの上に同じ「Template」のボタンが見えますが、並ぶのは公開されたテンプレートだけです。下書きは、スイッチをオンにしても隠れたままです。2つの規則は並列ではなく、前後に重なっています。

目的は便利さではなく、最初のやり取りです。必要な情報がそろって届く依頼は、そうでなければ2日かかるやり取りを省いてくれます。その質問を、テンプレートの説明に書いてください。顧客は、チケットを作りながら答えてくれます。

「Fields to ask for」で、さらに踏み込めます。テンプレートが、フォームでどのカスタムフィールドを、どの順番で尋ねるか、そのうちどれを必須にするかを決めます。この選択は、チームのふだんの項目に追加されるのではなく、置き換えます。まさにそれが目的です。カスタムフィールド自体は Professional に含まれ、そのカードの名前は「カスタムフィールド」です。テンプレートを顧客に公開することは、どのエディションでもできます。

顧客から隠されている項目は、テンプレートが挙げても隠れたままです。項目の選択は、順序と絞り込みのための道具であって、項目の設定を回り込む方法ではありません。

説明の文が付いた、赤い枠の「Offer this template to customers」のスイッチ。
テンプレートごとに1つのスイッチです。ここではオンなので、このテンプレートは顧客に提示されます。説明には、下書きはどのみち隠れたままだと、はっきり書かれています。その下に、項目の選択があります。画像を原寸で開く
顧客から見た新しいチケットのフォーム。テンプレートの一覧が開き、公開されたテンプレートが並んでいます。
顧客の側での同じ一覧です。公開されたテンプレートだけが並びます。この環境のほかのチケットテンプレートは、ここには現れません。画像を原寸で開く
9

使うたびに、チケットの履歴でたどれます

本文の挿入だけで終わらない使い方をするたびに、履歴に1件の記録が残ります。項目名は「Template」です。テンプレートの名前が書かれます。実行された操作は、それぞれ自分の行を残します。これがなければ、なぜチケットが急に「In Progress」になったのかを、あとから説明できません。個々の操作もそれぞれ行を残しますが、そのどれもテンプレートの名前を挙げないためです。

図にはこう書かれています。「Template ‘First reply: we have your ticket’ applied」。テンプレートが何をしたかは、その操作ごとの行に書かれます。たとえばステータスの変更です。

外した操作は入りません。実行されていないためです。失敗は入り、「failed」の語とともに、失敗として記されます。操作もメールも添付ファイルもない、本文だけのテンプレートは、1件のチケットでは「Template」の記録を残しません。本文を挿入しただけだからです。複数のチケットにまとめて適用した場合は、内部用の「Bulk」の行とともに、記録が必ず残ります。

この記録は内部向けで、依頼者には見えません。テンプレートの名前は社内の言葉です(「標準の却下」など)。履歴は、チケットを作った人にも開かれています。項目の変更そのものはその人にも見えますが、それがテンプレートから来たことは見えません。

実行者はエージェントであり、「system」でもテンプレートでもありません。これは意図した設計です。適用したのは、その人の判断だからです。自動化のルールと違い、ここでチケットに残るのは人の名前です。

赤い枠の付いた「Template」の記録と、その操作の行があるチケットの履歴。記録には、適用したテンプレートが書かれています。
使うたびに1件の記録が残り、実行者はエージェントです。実行された操作は、それぞれ自分の行を書きます。テンプレートの記録が、それらの出どころを示します。画像を原寸で開く

自動化とフォローアップ

同じ目的への2つの道です。誰の頭からも抜け落ちたせいで案件が放置される、ということをなくします。フォローアップは自分で設定するもので、Basic に含まれます。ルールは自分の手を使わずに行うもので、Professional に含まれます。

1

チケットへの手動のフォローアップ(日付とメモ、今日・今週・期限超過の絞り込み)

はじめる前に: フォローアップを見られるのは、エージェントと管理者だけです。チケットにも、そう書かれています。「Only agents and administrators see this — the requester never does.」依頼者が目にすることはありません。

フォローアップは、チケット右側の「Details」のカードの、期限の下にあります。設定していない間は「No follow-up set.」と表示され、「Set follow-up」のボタンが並びます。日付と時刻(「Date and time」)を選び、メモ(「Note (optional)」、入力例は「Why is this coming back?」)を書きます。設定すると、ボタンは「Change」と「Remove」になります。

値打ちがあるのはメモです。2週間後に、日付だけでは、なぜこのチケットが戻ってきたのかは分かりません。だからこそ、メモは日付にひも付いています。日付を消せば、メモも一緒に消えます。日付のない理由は、誰の目にも二度と触れないためです。

チケット一覧の上に「Follow-up:」の行があり、「No filter」「Today」「This week」「Overdue」の4つのボタンが並びます。一覧には「Follow-up」の列もあります。この行を、たたまれた絞り込みの中に入れていないのは意図したことです。これは、エージェントが1日を始めるときの問いだからです。

「Overdue」には、今日の分も含まれます。そうしなければ、時刻を過ぎた瞬間に、まさにその日にフォローアップが一覧から消えてしまいます。

赤い枠の付いた「Follow-up」の部分があるチケットの「Details」のカード。「Overdue」のバッジ、メモ、「Change」と「Remove」のボタンが入っています。
このチケットの日付は過去のため、赤い「Overdue」のバッジが付いています。メモが、チケットが戻ってくる理由を伝えます。画像を原寸で開く
表の上に赤い枠の付いた「Follow-up:」の行があり、同じく赤い枠の付いた「Follow-up」の列があるチケット一覧。
このページでは、3件のチケットに日付が付いています。上のボタンで、今日、今週、期限超過に絞り込めます。画像を原寸で開く
2

時間に基づくルール。行動が「ない」ことに反応します

Professional のみ

はじめる前に: 新しいルールは、必ずオフの状態で作られます。画面上でオンにして作ろうとしても同じです。作った瞬間に未処理のチケット全体をなぞってしまう事故を、システムが引き受けて防いでいます。有効になるのは、次の「Save」からです。

ルールは「Settings → Automation」にあります。見出しの下の行が、何の話かを述べます。「Rules that act when nobody else does.」ルールはチームに属し、そのチームのチケットに働きます。上の「Team」の選択欄で、どのルールを見ているかが決まります。

システムのほかの部分との違いです。これらのルールは出来事にではなく、出来事が「ない」ことに反応します。依頼者から3日返信がない、1週間動きがない、作られて4時間経っても誰の担当でもない。どれも、きっかけになるクリックがありません。だからこそ、誰も気づかないのです。

上部の緑のチェック付きの通知が、確認が動いていることを伝えます。「The automation checks every minute. 2 of 6 rule(s) are enabled.」有効なルールが1つもないと、警告が出ます。「No rule is enabled. Nothing is being checked and tickets behave exactly as before.」そして、実際に何も起きません。

ルールは、件数がいくつであっても、そのチームのすべてのチケットを見ます。1回の実行で処理するのは、最大500件です。残りは、次の実行で処理されます。

オフにしていたルールは、止めていた間の分を後から取り戻しません。もう一度オンにしても、止めていた間に期限が来たものには手を付けません。時間の条件がないルールは例外で、こちらは後から取り戻します。ルールを初めてオンにしたときは、プレビューに表示されるものすべてに対して実行されます。

確認の間隔についての通知に赤い枠が付いた「Automation」のページの上部。チームの絞り込みと「Add rule」のボタンがあります。
ここには6つのルールが保存されており、動いているのは2つです。同梱の4つの例は同じページの下にあり、すべてオフになっています。画像を原寸で開く
3

いつ/もし/ならばのルール作成画面と、その場で書き変わる平易な文

Professional のみ

ルールは3つの部分からできています。「WHEN」は、反応する対象である「起きていないこと」です(「Something has not happened for a while. This is what the automation reacts to.」)。「IF」は、それがどのチケットに当てはまるかを絞り込みます(「Which tickets it applies to.」)。ステータス、優先度、チーム、カテゴリ、担当者、評価で絞れます。「THEN」は、何が起きるかです。

3つの部分の上に、ルールが1文で表示され、変更のたびに書き変わります。「When a ticket has seen no activity for more than 5 minutes and has the priority “High”, then set a follow-up in 4 hours.」足りないものがあれば、その位置で文がそう伝えます。隠すことはしません。

「IF」では、条件のつなぎ方も決めます。「All conditions must apply」か「Any condition is enough」です。上の文も、それに合わせて形を変えます。「and」でつないだままなら、ルールと逆のことを述べてしまうためです。

複数のルールの関係を決める欄が2つあります。「Order」が順番を決め、「Skip the following rules for a ticket this rule applies to」のスイッチは、このルールが当てはまったチケットについて、以降のルールをすべて止めます。

新しいルールは、「WHEN」に時間の条件「Time without any activity」「longer than」3「days」が入った状態で始まります。ルールに別のものが必要なら、変更するか削除してください。

詳しくはこのカードで: 低い評価をきっかけにする

上に赤い枠の付いた平易な文があり、下に WHEN、IF、THEN の3つの部分が並んだルール。
同じ内容が2通りに表示されます。フォームとしてと、文としてです。文を読めば、意図と違う設定をしたことにすぐ気づけます。画像を原寸で開く
4

例のルールが4つ同梱されています(導入時はオフ。必要なものだけオンにします)

Professional のみ

どの環境にも、4つのルールが同梱されています。「Example: remind the requester after 3 business days」「Example: close after 10 days without a reply」「Example: raise the priority of unassigned tickets」「Example: follow up on tickets nobody touched for a week」です。「Automation」のページに、上から順に並びます。

4つともオフです。それぞれに「Off」のバッジと「Last run: never」が付いています。読んで作り直すための出発点であって、知らないうちに入り込んだ動きではありません。名前を変える、内容を変える、オンにする、削除する。どれでも構いません。

4つは「Every team」にも当てはまります。明示的に選ばなくてもそうなるのは、システムの中でここだけです。オンにする前に、本当にすべてのチームに向けたものかを確認してください。

赤い枠の付いた「Off」のバッジ、名前、平易な文がある、4つの例のうち1つ目のルール。
1つ目はこのように見えます。残る3つも同じページの下にあり、同じくオフです。「Every team」は、すべてのチームに当てはまるという意味です。画像を原寸で開く
5

オンにする前のプレビュー。今このルールがどのチケットに当てはまるかを、何も変えずに表示します

Professional のみ

どのルールの下にも「Which tickets would this affect?」のボタンがあります。クリックすると「Tickets this rule would affect right now」の一覧が出ます。今この時点でルールが当てはまるチケットが、番号と件名とともに並びます。

その下に、プレビューがしないことが書かれています。「The preview only reads. It changes nothing and writes no log entry. Unsaved changes are not included.」最後の一文が大事です。プレビューが対象にするのは保存済みのルールであって、今フォームに入っている内容ではありません。

今は何にも当てはまらない場合も、そう表示されます。「No ticket matches this rule right now.」これが、オンにする前に知りたい答えです。オンにしたあと、顧客のチケットで知るものではありません。

「Tickets this rule would affect right now」の見出し、2件のチケット、そして読むだけであることを示す赤い枠の注記がある、開いたルールのプレビュー。
このルールは、今なら2件のチケットに触れます。下の注記が、ボタンを押した時点では何も起きていないことを伝えます。画像を原寸で開く
6

操作:メール、ステータス、優先度、割り当て、別のチームへの引き渡し、フォローアップの設定

Professional のみ

はじめる前に: 「Send an e-mail」の操作は、システムのほかの部分と同じメールの経路を使います。送信の設定がなければ、何も起きません。Basic の環境には、この経路がそもそもありません。履歴にメールが記録されるのは、実際に送られたときだけです。送られなかった場合、ルールのログでその実行に「Failed」と理由が表示されます。

「THEN」では、7つの操作から選びます。「Send an e-mail」「Set the status」「Set the priority」「Assign to a user」「Remove the assignee」「Hand over to another team」「Set a follow-up」です。「Add action」で追加できます。操作ごとに「Active」のスイッチがあるので、ルール全体を止めずに1つだけ黙らせることもできます。

「Send an e-mail」では、宛先を1つずつチェックします。「the requester」「the assignee」「the observers」「a fixed address」で、最後のものには専用のアドレスの欄が付きます。「Set a follow-up」では、数量、単位、そしてあとでチケットに残るメモを指定します。

「Hand over to another team」には、そのすぐ下に説明があります。「The ticket moves to that team and the current assignee is cleared. No second ticket is created.」複製はできず、同じ案件の担当が変わるだけです。

ルールは、承認を待っているチケットも、未処理の報告がまだある大規模障害チケットも閉じることはできません。

赤い枠の付いた操作の選択欄と、フォローアップの数量、単位、メモの欄がある、ルールの「THEN」の部分。
付属の設定を伴う1つの操作です。「Set a follow-up」、4「hours」、そして、あとでエージェントがチケットで読むメモです。画像を原寸で開く
7

時間の数え方は条件ごとに選べます。チームのカレンダーによる営業時間と営業日か、24時間通しか

Professional のみ

「WHEN」の時間条件は、どれも3つの部分からできています。種類、「longer than」の比較、そして単位付きの数値です。種類は5つあります。「Time since the ticket was created」「Time without any activity」「Time without a reply from the requester」「Time without a public reply from an agent」「Time without a status change」です。

時間の数え方は単位で決まり、しかも条件ごとに決まります。「minutes」「hours」「days」は通しで進み、夜も週末も数えます。「business minutes」「business hours」「business days」はチームの営業時間カレンダーに従い、営業時間に入る分だけを数えます。

日々の運用では、この違いは大きいものです。3日は3日ですが、月曜から金曜が営業日の会社で木曜から数えた営業日3日は、翌週の火曜になります。営業日とは、チケットが属するチームのカレンダーでの稼働日のことで、「Every team」向けのルールでも同じです。祝日は数えません。時間の起点が営業時間外なら、次の始業から数えます。「Set a follow-up」の操作も、「business days」を同じように数えます。

数値と単位に赤い枠が付いた「WHEN」の時間条件。その横に、条件の種類の選択欄があります。
この条件は「business days」で数えます。暦の3日ではなく、チームのカレンダーによる営業日3日です。画像を原寸で開く
8

ルールごとのログと、チケットの履歴に残るルールの名前

Professional のみ

どのルールの下にも「Log」のボタンがあります。押すと「What this rule did」の表が開き、対象になったチケットごとに1行ずつ、「When」「Ticket」「Cycle」「Result」「Details」が並びます。「Details」には、何をしたかが具体的に書かれます。たとえば「Set a follow-up: 01.10.2026 22:36」のように出ます。まだ何もしていないルールでは、そう表示されます。「This rule has not done anything yet.」

「Cycle」の列が、ルールが毎分わめき立てない理由です。ルールは1つのチケットに対し、1周につき1回だけ動きます。1周が終わるのは、そのチケットにルールが当てはまらなくなったときです。顧客が返信し、また静かになれば、2周目が始まり、ルールはもう一度動きます。

チケットの側では、ルールが実行者として表示されます。履歴では「Automation:」を頭に付けた名前で出ます。たとえば「Automation: High priority: bring it back to us」のように出ます。どの案件でも、人が動いたのかルールが動いたのか、ルールならどのルールかを確認できます。顧客には、ルールの名前ではなく「System」が実行者として表示されます。

どのルールの見出しの行にも「Last run:」が付き、最後に動いた時刻が出ます。一度も動いていないルールでは「never」と表示されます。

3行が並び、「Cycle」と「Details」の列に赤い枠が付いた、開いた「What this rule did」の表。
2件のチケットに対する3回の実行です。返事のないチケット #4 では、ルールが2回目の動作をしています。そのため「Cycle」の列が「2」になっています。「Details」には、そのつど設定されたフォローアップの日付が入っています。画像を原寸で開く
実行者が「Automation: High priority: bring it back to us」になっている2行に赤い枠が付いたチケットの履歴。
同じ出来事を、チケットの側から見たところです。日付とメモが履歴の2行として現れ、実行者としてルールの名前が並びます。画像を原寸で開く

チケット一覧での一括操作

複数のチケットにチェックを入れて、まとめて変更します。すべて Basic に含まれます。テンプレートによる顧客へのメールだけは、メールの機能に依存するため Professional が必要です。本当に大事なのは件数ではなく、一部だけ処理できた場合の正直な扱いです。規則はどれも1件のチケットに適用されるため、システムは操作が何件に当てはまるかを先に示し、あとから、どれが対象にならなかったか、その理由は何かを示します。

1

複数のチケットのステータスをまとめて変える

チケット一覧のいちばん左に、チェックボックスの列があります。この列は管理者とエージェントのためのもので、顧客には見えません。

見出しの行のチェックボックスは、今見ているページの全行を選びます。結果の全体を選ぶわけではありません。それ以上が必要な場合は、絞り込みを狭めてください。見えていないチケットまで巻き込むチェックボックスより、絞り込みのほうが件数を正直に表します。

ページを移動する、絞り込む、検索する、チームを切り替えると、選択は解除されます。画面から消えた選択が、そのまま残ることはありません。

図の一覧には、すべてのチケットが出ているわけではありません。右上の「Filter」の横に「active」と表示され、その隣に「Reset」があります。閉じたチケットは隠れています。一括操作は、まだ動いている案件に向けたものだからです。選択は常に、そのときに一覧に出ているものだけを対象にします。

最初のチェックを入れた時点で、一覧の上にバーが現れます。「20 selected」と表示され、その横に「Clear selection」、そして「Change status」「Assign」「Assign to me」「Apply template」のボタンが並びます。さらに右に「Multiple report」と「Group into incident」があります。この2つは重複した報告に関わるもので、次のまとまりで説明します。

「Change status」で小さなダイアログが開きます。移動先のステータスを選ぶと、その下の行に、選んだチケットのうち何件に当てはまるかがすぐ表示されます。

移動先のステータスがコメントを必須にしている場合は、入力欄が現れます。その下に、その文が何件のチケットに入るかが表示されます。文は、変更されたすべてのチケットに入ります。最初の1件だけではありません。

一覧にすべてのステータスが出るわけではありません。システム用のステータスは、手で設定するものではないため出ません。「Waiting for other team」も出ません。このステータスは渡し先のチームに子チケットを作るもので、そのチームはチケットごとに選ぶ必要があります。まとめて行う場合、入力欄が1つしか置けません。

担当者のいないチケットは、詳細のページでステータスを変えると自分に割り当てられます。まとめて行う場合は、そうなりません。そうでなければ「30件を閉じる」が、黙って「30件を自分に割り当てる」になり、メールも30通になってしまいます。

このダイアログは、ほかを変更しません。優先度、カテゴリ、そのほかをまとめて設定するには、返信テンプレートを使います。

詳しくはこのカードで: 個別のタスクのための2段目

行にチェックが入り、その上に選択の件数と一括操作のボタンが並んだバーがあるチケット一覧。
赤い枠は、最初のチェックで現れるバーに付いています。左に選択したチケットの件数、右に操作が並びます。画像を原寸で開く
移動先のステータスを選び、その適用の範囲の行が出ている「Change status」のダイアログ。
移動先のステータスが選ばれています。その下に適用の範囲と、対象にならないチケットの理由が並びます。どちらも「Apply」を押す前に表示されます。画像を原寸で開く
2

複数のチケットを一人のエージェントにまとめて割り当てる

「Assign」でエージェントの一覧が開きます。離席中のエージェントも選択肢に残り、その旨が示されるだけです。1件のチケットのときと同じです。

「Assign to me」は、自分の名前があらかじめ選ばれた同じダイアログです。近道であって、別の経路ではありません。同じ規則が当てはまります。

割り当てでは、エージェントにメールを送ることができます。それには Professional と、チームの「Send assignment e-mails」のスイッチが必要です。自分自身への割り当てのメールは、初期状態ではオフです。ダイアログが、その件数を先に示します。「This sends 11 e-mail(s) to the selected agent.」11件のチケットは、11通のメールになります。

エージェントは、そのチケットのチームに属している必要があります。そのため、2つのチームにまたがる選択を、一度に一人へ渡すことはできません。これは一括操作の制限ではありません。1件のチケットでも、同じ規則です。

割り当てを「担当者なし」に戻すことはできません。1件のチケットでできないので、まとめて行う場合もできません。

エージェントを選んだ状態の「Assign」のダイアログ。適用の範囲と、メールの件数の注記があります。
選択欄の下に、適用の範囲とメールの件数が並びます。その下の枠に、対象にならないチケットが理由とともに並びます。一部はすでに Marco Rossi のものです。残りは、彼が属していないチームのものです。画像を原寸で開く
3

返信テンプレートを複数のチケットに適用する。プレースホルダーはチケットごとに置き換わります

「Apply template」で、選んだすべてのチケットに返信テンプレートを適用します。どのチケットにも、手で適用したときと同じコメントが入ります。

一覧には、選択に含まれるすべてのチームのテンプレートが並びます。選んだチケットの1件にでも合えば、テンプレートは一覧に出ます。実際に何件に合うかは、続くプレビューが示します。

プレースホルダーは、サーバーがチケットごとに置き換えます。そのため、顧客それぞれに、自分への呼びかけと自分のチケット番号が届きます。ダイアログの注記にも、そう書かれています。

テンプレートのフィールドの操作も一緒に実行され、添付ファイルはすべてのチケットに複製されます。

まとめて行う場合、テンプレートのすべての操作が実行されます。個別に外せるのは、1件のチケットのときだけです。実行したくない操作があれば、それを含まないテンプレートを使ってください。

選択に含まれるチームにテンプレートがない場合、ダイアログがそう伝えます。「No reply template is available for the teams of the selected tickets.」

テンプレートを選んだ状態の「Apply template」のダイアログ。プレースホルダーがチケットごとに置き換わる旨の注記があります。
赤い枠は、プレースホルダーについての注記に付いています。全員に同じ言い回しの1つの文を送るのとは、ここが違います。その下に、テンプレートが20件のうち14件に合う理由が書かれています。残る6件は、このテンプレートが提示されないチームのものです。画像を原寸で開く
4

実行前のプレビューと、実行後の結果。対象外のチケットは選択されたまま残ります

3つのダイアログはどれも、何かが起きる前に同じ行を表示します。「Applies to 19 of 20 selected ticket(s)」

その下に「Will be skipped」の枠があり、対象にならないチケットが1行ずつ、番号と理由とともに並びます。クリックする前に、なぜ件数が選択より少ないのかを読めます。

実行すると「19 changed, 1 skipped」と表示され、同じ枠が「Not changed」に変わります。中身は同じで、予測ではなく事実になっただけです。

理由は、1件のチケットのときと同じものです。チケットがすでに移動先のステータスにある。今のステータスからは、その遷移が許されていない。自分が責任を持たないチームのものである。選んだエージェントが、そのチームに属していない。承認を待っている。未処理の報告がひも付いた大規模障害チケットである。未処理の子チケットがある親チケットである。

対象にならなかったチケットは選択されたまま残り、変更されたものは外れます。別の移動先での2回目は、クリック1つで行えます。どれがまだ残っているかを推測する必要もありません。

プレビューは第二の意見であって、許可証ではありません。実行のときには、サーバーがすべてのチケットをもう一度確認します。表示からクリックまでの間に、チケットが変わることがあるためです。

1回の呼び出しで扱えるのは、最大200件です。1ページ20行なら、そこまでは遠い数です。

実行後のダイアログ。変更された件数と対象外の件数、その下に理由の並んだ「Not changed」の枠があります。
「Not changed」の枠が、チケットごとの理由を示します。ここでは、1件がまだ承認を待っています。画像を原寸で開く
5

依頼者へのメールは、初期状態ではオフです

Professional のみ

メール送信のチェックボックスが出るのは、メールを送るテンプレートのときだけで、しかもメールの経路が開いている場合に限られます。初期状態では空なので、チェックを入れるまで、一括操作が外に向けて何かを書くことはありません。

経路が閉じている場合は、チェックボックスの代わりに理由が表示されます。メールの送信がオフになっているか、選んだチームのメールボックスが、チケットの操作に伴うメールを送らない設定になっているかです。クリックの前に読めます。実行後の結果で知るのではありません。

チェックを入れると、件数の入った琥珀色の注記が現れます。「This sends 20 e-mail(s) to customers.」この件数はプレビューから来ており、テンプレートが実際に合うチケットの件数です。

ステータスの変更と割り当ては、顧客に何も書き送りません。割り当てはメールを送りますが、宛先はエージェントです。まとめてテンプレートを適用することだけが、顧客向けのメールが生まれる経路です。

送信はメールの経路に依存するため、Professional が必要です。オフの場合、メールは出ず、履歴にもメールのことは記録されません。起きていない送信を、あったことにはしません。

メールのチェックボックスにチェックが入り、顧客向けメールの件数についての琥珀色の注記がある「Apply template」のダイアログ。
チェックボックスにチェックが入り、琥珀色の注記が件数を示しています。チェックがなければ、1通も出ません。画像を原寸で開く
6

一括での変更も、1件ごとのチケットの履歴に残ります

一括操作による変更はどれも、1件ごとのチケットの履歴に残ります。そこでは、ほかの変更と同じように、変更前と変更後の値とともに表示されます。

これらの行は、依頼者にも見えます。依頼者にとって、ステータスの変更は1件ずつでもまとめてでも同じ出来事です。隠しても控えめになるわけではなく、ただ悪くなるだけです。

一括での割り当ては、新しい担当者の行を書きます。「Open」だったチケットでは、ステータスの行が2つ目として続きます。割り当てられたチケットは、そのとき「Assigned」に移るためです。

さらに、その実行の参照番号を持つ内部向けの行が加わります。この番号で、あとから同じ実行のすべてのチケットを見つけられます。この行は、依頼者には見えません。

どの行にも、一括操作を実行した人の名前が入ります。

対象にならなかったチケットには、記録が残りません。試したことすら残りません。起きなかったことは、履歴に現れません。

割り当ての行と、その下に一括での実行を示す内部向けの行があるチケットの履歴。
新しい行が上に来ます。時間と原価センターについての行の下に、ステータス、割り当て、実行の参照番号が並びます。赤い枠は、依頼者に見えない内部向けの行に付いています。画像を原寸で開く

重複した報告と大規模障害

よく似ていて、実は違う2つの状況です。同じ人が同じことを二度報告した場合は、片方が消えるべきです。多くの人が1つの障害を報告した場合は、1件も消えてはいけません。それぞれに専用の道があり、違いは依頼者にあります。

1

同じ人からの2件の報告を統合する

チケット一覧で行にチェックを入れ、「Multiple report」をクリックします。ボタンは、2行以上にチェックを入れると使えるようになります。

ダイアログは、まず尋ねます。「Which ticket stays?」いちばん古いチケットが、あらかじめ選ばれています。期限が2回目の連絡ではなく、依頼者の最初の連絡から進むようにするためです。別のものを選ぶこともできます。

その下に、両方の番号とともに向きが示されます。「#11 will be closed and moved into #10.」クリックの前に、どちらのチケットが残るかがはっきりします。

すべてが移ります。コメント、添付ファイル、そして2件目の説明です。説明は元のチケットのコメントになり、書いた本人の名前と日付を保ちます。件数は、ダイアログが先に示します。

記録された時間は、複製ではなく移動します。そうでなければ、同じ工数が2件のチケットに残り、二重に請求されてしまいます。

2件目の報告は削除されません。閉じられ、以降は元のチケットを指すようになります。その番号も、有効なままです。

依頼者に別のメールは届きません。依頼者は元のチケットの側にいて、そこですべてを見られます。閉じられた報告には、元のチケットを示すコメントが残り、依頼者もそれを読めます。

取り消しはできません。だからこそ、「Merge」を押す前に、すべてがダイアログに表示されます。

実行後は、両方のチケットの履歴に、誰が何をいつ統合したかが記録されます。

3行にチェックが入り、その上に「Multiple report」と「Group into incident」のボタンが並んだバーがあるチケット一覧。
赤い枠は2つのボタンに付いています。並んで置かれていますが、意味は違います。12行目から14行目には、進行中の大規模障害の印も見えます。画像を原寸で開く
残すチケットの選択と要約がある「Multiple report for the same issue」のダイアログ。
赤い枠は向きに付いています。両方の番号が書かれているので、どちらのチケットが消えるかを推測する必要はありません。画像を原寸で開く
2件のチケットに絞り込んだチケット一覧。元のチケットと、閉じられた統合済みの報告です。
検索した語が両方の件名に含まれているため、元のチケットと報告が隣り合って並びます。赤い枠は、統合された報告に付いています。閉じられていますが一覧には残り、統合先のチケットへの参照が付いています。画像を原寸で開く
2

古いチケット番号への返信も、きちんと届きます

Professional のみ

はじめる前に: これにはメールの受信が必要です。受信がなければ、振り分けるべきメールの返信そのものがありません。

依頼者のメールボックスには、古いチケット番号が残っています。2件の報告が統合されたことは知らず、手元のメールに返信します。

その返信は、元のチケットに届きます。システムは、閉じられた報告が持つ参照をたどります。

だからこそ、統合された報告は削除されません。削除すれば参照がなくなり、返信はどこにも届かなくなります。

古い報告に関わっていた人は、元のチケットにも書き込めます。確認は、メールに書かれたチケットに対して行われます。

元のチケットへの参照と、依頼者がそこで読むコメントがある、閉じられた報告。
赤い枠は、右のカードの参照とコメントに付いています。メールでの返信がたどるのが、この参照です。画像を原寸で開く
3

別々の人からの報告は統合できません

別々の人のチケットを選ぶと、ダイアログはそれを含めません。クリックの前に、対象外になる行と、その理由をすべて示します。

理由はこう表示されます。「Different requester — this is an incident, not a multiple report.」代わりにどこへ行けばよいかも示されます。

これが、この機能でいちばん大事な安全装置です。30人からの30件の報告を統合すれば、29人はチケットを失い、その後は何の連絡も受け取れません。

誰が依頼者かは、まずチケットのメールアドレスで決まります。アドレスがない場合は、「User」の欄にある外部の名前で決まり、同じ名前は同じ人と見なされます。それもなければ、チケットを作ったアカウントが依頼者と見なされます。

そのため、この安全装置は電話での受け付けにも効きます。エージェントが2件の電話を記録した場合、どちらのチケットも作成者はそのエージェントです。それでも、別々の相手は別々の相手のままです。名前が欄に入っているためです。

どちらか一方で依頼者を特定できない場合も、対象外になります。不明であることは、同じ人であることとは違います。

同じ枠に、ほかの理由も並びます。大規模障害チケットは統合できません。閉じられた元のチケットは、もう何も受け取りません。すでに自分に報告がひも付いている報告も対象外です。連鎖ができないようにするためです。

チケット番号と理由が並んだ、ダイアログの「Cannot be merged」の枠。
赤い枠は理由に付いています。チケット15は別の人のものなので、対象外です。残る2件は、そのまま統合されます。画像を原寸で開く
4

1つの障害についての多くの報告を、1つの大規模障害チケットにまとめる

Professional のみ

ファイルサーバーが止まると、20人がそれを報告します。この報告はどれも、それぞれの依頼者を持つ独立した案件です。ここで統合するのは誤りです。19人がチケットを失うことになります。

報告にチェックを入れ、「Group into incident」をクリックします。ダイアログは3つの道を示します。すでに開いている大規模障害チケットに追加する、選んだチケットの1つを大規模障害チケットにする、独自の件名で新しい大規模障害チケットを作る、の3つです。

そのチームにすでに開いている大規模障害チケットがあれば、その道があらかじめ選ばれています。そちらのほうが、よくある場面です。障害はとうに分かっていて、新しい報告だけが届き続けます。

ひも付いたチケットはどれも、依頼者、ステータス、それぞれの期限を保ちます。消えるものはありません。大規模障害チケットがまとめるのは、返事だけです。

1つの大規模障害チケットに付く報告は、すべて同じチームのものである必要があります。障害が2つのチームに及ぶ場合は、それぞれに大規模障害チケットを作ります。そうしなければ、一方のチームの解決が、もう一方のチームの待ち行列を空にしてしまいます。

あとから届いた報告は、1件のチケットの側で付けることもできます。チームに開いている大規模障害チケットがあると、上部に案内が出て、「Assign」と「Not related」が並びます。システムが自分でひも付けることはありません。誤ってひも付いたチケットは、関係のない解決の文を受け取り、そのまま閉じられてしまうからです。

大規模障害チケットには、何件の報告がひも付いているかが表示されます。ひも付いたチケットの側にも、大規模障害チケットの番号が、一覧と右のカードに表示されます。

「Resolve incident」で大規模障害チケットを閉じ、すべての報告にまとめて答えます。解決の文は必須です。それが影響を受けた全員に届くという点が、この機能のすべてだからです。

ひも付いたチケットはどれも、その文を公開のコメントとして受け取り、選んだステータスになり、依頼者それぞれに個別のメールが届きます。同報のメールは使いません。影響を受けた全員のアドレスが見えてしまうためです。

実行後のメッセージが、何件のチケットを閉じ、何人の依頼者に知らせたかを示します。2つの数値は別々に並びます。連絡先のアドレスがないチケットは、コメントとステータスは受け取りますが、メールは受け取らないためです。

その間に自分で答えて閉じたチケットは、そのままです。二度目に閉じられることも、もう一度書き込まれることもありません。

未処理の報告がひも付いている間は、大規模障害チケットを通常のステータスの変更で閉じることはできません。そうでなければ、20人が黙って答えのないまま残されてしまいます。

3つの道と、ひも付いた件数を含む開いている大規模障害チケットがある「Group into incident」のダイアログ。
赤い枠は、開いている大規模障害チケットに付いています。右側に、すでにひも付いている報告の件数が出ています。3つの道の上には、この場面を統合と分ける一文があります。何も消えません。画像を原寸で開く
開いている大規模障害チケットと、「Assign」「Not related」のボタンがある、1件のチケットの案内のバー。
赤い枠は、案内のバーに付いています。これは提案であって、操作ではありません。閉じても、チケットには何の影響もありません。画像を原寸で開く
ひも付いた報告の件数、「Resolve incident」のボタン、バナーのチェックボックスがある大規模障害チケット。
赤い枠は、解決するボタン、バナーのチェックボックス、ひも付いた報告の件数に付いています。画像を原寸で開く
終了時のステータスと、入力された解決の文がある「Resolve incident」のダイアログ。
赤い枠は、欄の上の注記に付いています。この1つの文がどこへ行くかが書かれています。ひも付いたすべてのチケットと、すべての依頼者に届きます。画像を原寸で開く
解決後の、影響を受けた一人の報告。解決済みになり、解決の文が公開のコメントとして入っています。
赤い枠は、その返事に付いています。この依頼者1人のチケットに、その人の番号と履歴とともに載っています。同じ返事が、影響を受けたほかの全員のチケットにも載ります。画像を原寸で開く
5

大規模障害をバナーと自動返信の一文で知らせる

Professional のみ

ダイアログにも大規模障害チケットにも、「Also show as a banner on the sign-in page」のチェックボックスがあります。これを使えば、次のチケットを書く前に、全員が障害を知ることができます。

バナーはサインイン画面と、サインインしたあとのシステム内に表示されます。「Known incident」と大規模障害チケットの件名が出ます。つまり、その件名は顧客が読む文になります。

複数のお知らせが有効な場合は、上下に並びます。土曜に予定されたメンテナンスが今日の障害を押しのけることも、その逆もありません。

それでも新しいチケットを作る人がいれば、自動返信が大規模障害チケットに触れます。すでにひも付いたチケットでも、そのチームの新しいチケットでも同じで、大規模障害チケットが開いていて告知されている限り有効です。これにはメールの送信が必要です。

大規模障害チケットが解決すると、バナーは自動的に消えます。オフに戻すことを覚えておく必要はありません。

「Maintenance and incident notices」のページで、今どの大規模障害チケットがバナーとして出ているかを確認できます。そのページのスイッチは計画したメンテナンス用で、大規模障害チケットには効きません。

チェックボックスにチェックが入り、その結果として下に現れたバナーがある大規模障害チケット。
赤い枠はチェックボックスに付いています。すぐに反映され、お知らせがシステムのどのページでも下部に表示されます。画像を原寸で開く
ロゴとサインインのフォームの間に、進行中の大規模障害のバナーが出ているサインイン画面。
赤い枠はバナーに付いています。サインインの前から表示されるため、チケットを書く必要があるかどうかだけを確かめたい人にも届きます。画像を原寸で開く
解決後の大規模障害チケット。解決済みになり、解決の文がコメントとして入っています。
赤い枠は解決の文に付いています。この終了とともに、バナーも消えました。画像を原寸で開く

サービスレベル合意、カレンダー、エスカレーション

営業時間に合った期限です。ポリシーが、どれだけ早く返答し、解決するかを定め、カレンダーが、そもそも時計がいつ進むかを定めます。このまとまりの内容は、すべて Professional に含まれます。

1

初回応答と解決の期限を定めるサービスレベル合意ポリシー

Professional のみ

はじめる前に: 有効なポリシーがなければ、システムは何も測りません。期限も、列も、メールもありません。時計は、チケットが「作られたとき」に生まれます。ポリシーをオンにする前に届いていたものに、さかのぼって期限が付くことはありません。これは意図した設計です。そうでなければ、翌朝には1,000件の古いチケットが違反として並んでしまいます。

期限の設定は「Settings → SLA」で行います。有効なポリシーがない場合、ページの上部がそう伝えます。ポリシーは3つの部分からできています。名前、条件、目標です。新しいポリシーは、意図的に無効の状態で作られます。何かが動き出す前に、設定を仕上げられるようにするためです。

条件は「Team」「Priority」「Main category」「Subcategory」です。空欄は「Any」、つまり「すべてに当てはまる」であって、「何にも当てはまらない」ではありません。複数のポリシーが当てはまる場合は、「Order」の数字がいちばん小さいものが優先されます。だからこそ、狭いポリシーを上に、一般的なものを下に置きます。

2つのカテゴリの欄は、チームごとにまとめられています。カテゴリはチームに属するためです。ただし、ほかのチームのものも含めて、すべてが提示されます。これは意図した設計です。引き渡しでチケットは移りますが、カテゴリは移りません。ヘルプデスクからネットワークチームに渡されたチケットは、ヘルプデスクの分類を持ったままで、ポリシーがまさにそれを指すこともあります。大分類を選ぶと、下の欄には、それにひも付いた小分類だけが並びます。チケットに存在しえない組み合わせは、保存のときに拒否されます。

どのポリシーにも、目標が2つあります。「Time to first response」は、エージェントによる最初の公開の返信で終わります。自動の受付の連絡と内部メモは、はっきり数えません。「Time to resolution」は、解決済みとして数えるステータスにチケットが達した時点で終わります。どのステータスがそれに当たるかは、「Settings → General → Status」で設定します。目標にはそれぞれ、独自の分数、独自のカレンダー、超過時の独自の動作があります。

チケットでは、期限が右の「Details」のカードにあり、その下に「Show deadline history」があります。開始、一時停止、再開、達成、超過といったすべての段階が、理由と、使われた作業時間とともに記録されます。見られるのはエージェントと管理者だけで、顧客には取得できません。

あとから優先度やチームが変わると、時計はそのとき当てはまるポリシーに切り替わります。それまでに使った作業時間は古いカレンダーで確定し、以降は新しい値が適用されます。当てはまるポリシーがなくなった場合、時計は判定なしで終わります。達成にも超過にも数えません。

チケットを作ったときに当てはまるポリシーがなかった場合、変更のあとで初めてポリシーが当てはまったとき、たとえば優先度が上がったときに、時計が動き出します。数えるのは、その時点からです。初回応答の時計が動き出すのは、まだ誰も返信していない場合だけです。

新しい時計が生まれるのは、チケットが再オープンされたときだけです。ほかのステータスの変更では、新しい時計はできません。

名前、順番、有効のスイッチ、赤い枠の付いた Team、Priority、Main category、Subcategory の4つの条件、そして下に2つの目標があるサービスレベル合意ポリシー。
このポリシーはすべてのチームに当てはまりますが、優先度は「High」だけです。その下に2つの目標があります。初回の返信まで15分、解決まで240分です。画像を原寸で開く
チケットの期限。「In time」のバッジが付いた「Time to first response」と、その下に残り時間のある「Time to resolution」、そして開いた期限の履歴。
初回の返信は間に合い、解決はまだ進行中です。記録が、それぞれの段階の理由を示します。下から順に読むと、開始し、「ticket fields changed」で再計算され、最後に最初の公開の返信で達成されました。画像を原寸で開く
2

チームごとの営業時間カレンダー

Professional のみ

カレンダーは、時計がいつ進むかを定めます。名前、独自のタイムゾーン、曜日ごとの任意の数の時間帯を持ちます。昼休みは、単に時間帯が2つある日です。時間帯は日付をまたげます。その場合、横に「ends next day」と表示されます。

どのカレンダーがチームに当てはまるかは、チームの側で設定します(「Settings → Teams」)。ポリシーの個々の目標では、それを上書きできます。「From the team」でチームのものを使うか、別のものを選びます。これが、よくある形を作ります。障害は24時間通しで数え、ほかは営業時間だけで数える、という形です。

数えるのは、時間帯の中で実際に過ぎた時間であって、時計の表示の差ではありません。夏時間の切り替えでは、これが差になります。24時間通しの日は、10月には25時間あり、春の22時から6時までの夜勤は、8時間ではなく7時間になります。9時から17時の営業時間帯は影響を受けません。EU では切り替えが夜間に行われるためです。

営業時間のあるカレンダーが見つからない場合、期限は作られません。当て推量の期限より、期限がないほうがよいためです。チケットには、日付の代わりに注記が表示されます。

赤い枠の付いた Europe/Berlin のタイムゾーン、月曜から金曜の 09:00–17:00 の時間帯、「Add opening hours」のボタンがある「Helpdesk business hours」のカレンダー。
5日、1日につき1つの時間帯です。タイムゾーンはサーバーではなく、カレンダーに属します。拠点が2つあれば、カレンダーを2つ作るだけです。画像を原寸で開く
3

祝日は .ics の取り込みか、手入力で

Professional のみ

はじめる前に: 祝日のデータは同梱していません。祝日は言語ではなく「場所」で決まります。ドイツの16の州、スイスの26のカントン、米国の50の州があり、しかも毎年変わります。同梱の一覧は、いずれ誰にも気づかれないまま間違ったものになります。お住まいの地域の公式な .ics ファイルをお使いください。年に1回、1分の作業です。

どのカレンダーの下にも「Closed days」の一覧があります。「Import holidays (.ics)」をクリックするとカレンダーのファイルを取り込み、そのあと4つの数値を示します。何日が反映され、何日が置き換わり、何日が読めず、何日がすでにあったかです。1日ずつ手で入力することもできます。

日付の後ろの ↻ の記号は「毎年繰り返す」という意味です。これが正しいのは、日付の固定された祝日だけです。10月3日は毎年同じ日付ですが、聖金曜日と聖霊降臨祭の月曜は復活祭の日付にひも付いており、毎年移動します。そのため、移動する祝日は年ごとの具体的な日付で一覧に並びます。図では「Good Friday」に記号が付いていません。

休業日は、その日の時間帯を丸ごと飲み込みます。翌日にまたがる部分も含みます。また、今後12か月に休業日を1日も知らないカレンダーがあれば、ページがはっきりその旨を伝えます。そうしなければ、システムは黙って祝日を通して数え、誤った期限を作ってしまいます。

赤い枠の付いた「Import holidays (.ics)」のボタンと、その下の、同じく赤い枠の付いた休業日の一覧。
休業日が5件です。4件には「毎年同じ日付」を表す ↻ の記号が付いていますが、聖金曜日には付いていません。移動するためです。画像を原寸で開く
今後12か月に休業日を知らないという琥珀色の注記に赤い枠が付いた「Around the clock」のカレンダー。
この注記は誤りではなく、警告です。このカレンダーは、すべての祝日を通して数えます。待機のためのカレンダーなら、それがまさに正しい形です。画像を原寸で開く
4

依頼者を待つ間、時計は止まります

Professional のみ

期限をめぐって最もよく起きる言い争いが、これです。チケットは3日間、顧客の返事を待っているのに、時計は進み続ける、というものです。そのため、どの目標にも「Pause while waiting for the requester」のスイッチがあります。ポリシー全体ではなく、目標ごとに設定します。

待っているかどうかは、ステータスで決まります。「Settings → General → Status」で、ステータスごとに「依頼者を待っている」と数えるかどうかの印が付きます。スイッチがオンなら、チケットがそうしたステータスにある間、期限は止まります。実際の時計は進み続けます。だからこそ一覧には残り時間ではなく「Paused」と表示され、期限の履歴に「Paused」と「Resumed」が時刻とともに残ります。チケットがそうしたステータスから直接解決された場合も、待っていた時間は数えません。

初回の返信では、ふつうスイッチをオフのままにします。何を待っていようと、最初の返信はこちらの責任だからです。解決では、ふつうオンにします。図は、まさにその設定です。

赤い枠の付いた「Pause while waiting for the requester」のスイッチがある、ポリシーの2つの目標。1つ目はオフ、2つ目はオンです。
同じスイッチで、答えは2通りです。初回の返信の時計は進み続け、解決の時計は、顧客の番の間は止まります。画像を原寸で開く
5

チケット一覧の残り時間と、期限を過ぎたものの絞り込み

Professional のみ

ポリシーが有効になると、チケット一覧に「Deadline」の列が加わります。次に来る未確定の期限の残り時間が表示されます(「14h 53m」)。チケットのどの期限も動いていなければ、そこに判定が並びます。達成なら「In time」のバッジ、超過なら赤い「Breached」です。時計のまったくないチケットには、中立のダッシュが出ます。これは意図した設計です。ポリシーより前のチケットは、失敗ではありません。

有効なポリシーがなければ、列そのものが現れません。空のまま並ぶことはありません。絞り込みも同じです。「Filter」の中の「Breached only」の項目は、期限が存在するときにだけ現れます。

1件のチケットには時計が2つありますが、列は1つしかありません。列は、最も差し迫った「未確定の」期限を表示します。初回の返信が超過し、解決がまだ進行中なら、列には解決の残り時間が出て、その横に赤い「!」が付きます。この印は、このチケットではすでに期限を超過したものがある、という意味です。「Breached only」の絞り込みが見つけるのも、まさにこれです。とうに終わったものも含め、超過した期限があるかどうかを尋ねるためです。どちらの期限だったかは、チケットの中に書かれています。

並べ替えもできます。同じ「Deadline」の見出しの下に、「Due soonest first」と「Due latest first」の欄があります。時計の動いていないチケットは、常に最後に来ます。緊急度が最も低いのではなく、単に対象外だからです。期限での並べ替えは、「Updated at」での並べ替えより優先されます。1つの一覧が、2つの順序を同時に満たすことはできません。

「Breached only」にチェックが入り、絞り込みと「Deadline」の列に赤い枠が付いたチケット一覧。
「Breached only」にチェックを入れると、残るのは1件です。チケット4では、初回の返信が超過しています。それでも列には進行中の残り時間が出ます。列が示すのは次に来る「未確定の」期限で、ここでは解決だからです。その横の赤い「!」が、超過があることを示します。画像を原寸で開く
初回の返信に赤い「Breached」のバッジが付き、解決には進行中の残り時間があるチケット。その下に期限の履歴があります。
同じチケットに時計が2つ、状態も2つです。記録に理由が残ります。「due date passed」、使われた作業時間は16分でした。画像を原寸で開く
6

超過したとき:通知するか、チケットを別のチームに引き渡すか

Professional のみ

はじめる前に: 引き渡しは、意図的に初期設定にしていません。責任が移り、担当者が外れ、ステータスも戻ります。今まさに誰かが作業しているチケットが、そのあと別の場所に置かれることになります。それがまさに意図した動きであるときにだけ、選んでください。

目標ごとに、「When breached」で超過したときに何が起きるかを設定します。「Record only」は記録するだけ、「Notify assignee and observers」は担当者とウォッチャーにメールを送り(チーム全体には送りません)、「Hand over to another team」はチケットを引き渡します。引き渡しでは、渡し先のチームを選ぶ必要があります。指定のないポリシーは、保存のときに拒否されます。設定されているように見えて、何もしないためです。

動作は、1つの時計につき、ちょうど1回だけ実行されます。この掛け金がなければ、サーバーを再起動するたびに、同じメールがもう一度送られてしまいます。「実行済み」の印は、送信に失敗した場合でも付きます。届かなかったメールのほうが、毎分新しく送り続ける繰り返しよりましだからです。

超過そのものは、確認の実行時ではなく、期限が来た瞬間の日時で記録されます。そうでなければ、レポートが確認処理の周期に左右されてしまいます。判定は、使われた作業時間に対して行われます。止まっている時計は、期限の日時をとうに過ぎていても超過できません。

引き渡すと、ステータスは「Open」に戻ります。それについての履歴の行は内部向けで、顧客にはチケットの新しいステータスと新しいチームだけが見えます。

「When breached: Hand over to another team」の選択に赤い枠が付き、渡し先が「Network」になっている、無効な例のポリシー。
渡し先のチームの下の文が、何が起きるかを述べます。チケットはそのチームに移り、今の担当者は外れます。ここでは「Active」のスイッチがオフです。無効なポリシーは、何もしません。画像を原寸で開く
7

レポートのサービスレベル合意指標

Professional のみ

「Reports」で期間を選び、「Generate report」を押します。このクリックがなければ、ページは空のままです。レポートには「Service level agreements」の部分があり、目標ごとに1行ずつ、達成、超過、進行中、達成率、平均の所要時間が並びます。

数えるのはチケットごとではなく、目標ごとです。表の下にも、そう書かれています。2つの目標を持つチケットは、それぞれの行に1回ずつ、計2回現れます。

達成率が数えるのは、判定の出た時計だけです。進行中のものは分母に入りません。そうでなければ、導入したばかりのサービスレベル合意はどれも最初はひどい数字になり、あとから勝手に良くなってしまいます。判定の出た時計が1つもなければ、「0 %」ではなくダッシュが表示されます。

大規模障害を使っている場合は、「Achieved without group incidents」の行が加わります。100件の報告がひも付いた1件の大規模障害は、そうしなければ、率を両方向にゆがめてしまいます。この行は、大規模障害にひも付いたチケットをすべて除きます。

エージェントがこの欄で見られるのは、自分のチームだけです。Professional がない場合、この欄は以前の期限のデータがあるときだけ表示され、そのデータは読めるまま残ります。

Met、Breached、Still running の列、赤い枠の付いた「Achieved」の列、平均の所要時間がある「Service level agreements」のレポートの部分。
初回の返信では、3件の期限が達成、1件が超過、10件が進行中です。これで75%になります。その右の2つの列は、大規模障害がある場合にだけ現れます。大規模障害にひも付いたチケットをすべて除いた数値です。画像を原寸で開く

チケットごとの時間記録

エージェントが、案件にかかった工数を記録します。対象はチケット上の作業であって、人の在席ではありません。出退勤を記録する仕組みではない、という点をはっきりさせておきます。このまとまりの内容は、すべて Professional に含まれます。

1

記録を始める前に、オンにします

Professional のみ

時間記録は、初期設定ではオフです。オフの間は、欄も列もありません。レポートの「Time spent」のカードは、その場合、選んだ期間に時間が記録されているときだけ表示されます。

働かない欄は、ないよりも悪いものです。そのため、薄く表示されて残るのではなく、機能ごと見えなくなります。

スイッチは「Settings → General」の「Time tracking per ticket」のカードにあり、名前は「Enable time tracking」です。

オンにすると、すべてのチームが対象になります。1つを外すには、そのチームの側、「Settings → Teams」の「Team details」の枠でオフにします。

社内 IT のチームと顧客対応のチームがある会社では、必要なのは後者だけ、ということがよくあります。

あとから時間記録をオフに戻しても、すでにある記録は読めますし、書き出せます。これは便利さのためではなく、請求の根拠だからです。新しく記録することは、できなくなります。すでにある記録も、変更や削除はできなくなります。

主スイッチ、丸め、簡易入力のボタン、ストップウォッチがある、「Settings → General」の「Time tracking per ticket」のカード。
時間記録のすべての設定が、1つのカードにあります。赤い枠は主スイッチに付いており、その下に、オフにするとどうなるかが書かれています。画像を原寸で開く
「Time tracking」のスイッチと、その説明の文がある「Team details」の枠。
チームの側で、1つのチームだけを外します。赤い枠はスイッチに付いています。その場合も、すでにある記録は見えたままです。画像を原寸で開く
2

チケットに工数を記録する

Professional のみ

チケットには「Time spent」というカードがあります。「Log time」で入力欄が開きます。

欄の横に、簡易入力のボタンがあります。「30m」を1回クリックすれば、30分が記録されます。どのボタンを並べるかは、設定で決めます。

「Duration」の欄は、自由な入力も受け付けます。「90」は90分、「1.5h」は1時間半で、「1h 30m」も同じです。単位のない数字は、常に分として扱われます。

システムが完全には理解できない入力は、拒否されます。「1h in the evening」は1時間の記録にはならず、エラーのメッセージになります。

「What for (optional)」には、その時間が何のためだったかを書きます。この文は書き出しに含まれ、チケットの履歴には現れません。

複数のエージェントが、同じチケットに時間を記録します。どの記録にも、日付、メモ、作業した人の名前が付きます。

時間は、時刻ではなく日付に記録します。そのための日付の欄があり、最初は今日になっています。前日の分を入力するには、そこで前日を選びます。未来の日付は受け付けられません。時刻を求めれば、入力にはない精度を主張することになってしまいます。

簡易入力のボタン、所要時間の欄、日付、「Billable」のスイッチ、メモの欄がある、開いた「Time spent」のカードの入力欄。
赤い枠は、簡易入力のボタンに付いています。その横の欄は自由な入力を受け付けます。欄の中の例が、受け付ける書き方を示します。画像を原寸で開く
2人のエージェントによる3件の記録があるチケットの時間の一覧。それぞれに日付、メモ、名前が付いています。
3件の記録、2人のエージェント、1件のチケットです。赤い枠は1件の記録に付いています。上に時間、日付、名前、下にメモがあります。画像を原寸で開く
3

ストップウォッチ

Professional のみ

長い作業のために、チケットにストップウォッチがあります。「Start timer」で始まり、「Pause」で止まります。

ストップウォッチが自分で記録を作ることはありません。経過した時間を提案するだけで、時間が書かれた「Log …」のボタンを押すまで、何も保存されません。記録されるのは、実際に経過した時間です。

代わりになるのは暗算であって、知識ではありません。なくても機能は完結します。値を打ち込むことが、本来の道だからです。

別のチケットを開くと、動いているストップウォッチは止まります。新しいチケットの側に、どのチケットに付いているかが表示されます。別のチケットで、まだ記録していない時間が残っている状態でここのストップウォッチを始めると、アプリケーションが先に尋ねます。「Start timer」の問いでは、もう一方のチケットの時間を記録する「Log …」、「Discard」、「Cancel」を選べます。この問いは、経過時間が1分以上あると表示されます。

画面が隠れることは、休憩ではありません。ほかをクリックしただけなら、ストップウォッチは進み続けます。

一晩動かしたままにした場合に備えて、最長の動作時間があります。値は上限で止まり、捨てられることはありません。エージェントにも伝えられます。

ストップウォッチは、初期設定ではオフです。設定の「Stopwatch on the ticket」にあります。

表示、「Pause」「Discard」、記録するボタンがある、「Time spent」のカードの動作中のストップウォッチ。
ストップウォッチが動いています。赤い枠は、表示された値を取り込むボタンに付いています。そこまでは、何も保存されません。画像を原寸で開く
4

請求の対象かどうか

Professional のみ

どの記録にも「Billable」のスイッチがあります。時間の記録は1回で、請求書に載せるかどうかを、このスイッチが決めます。

そのため、チケットには合計が2つ表示されることがあります。左に記録したすべて、右に請求対象の合計です。2つ目の合計は、1つ目と違うときだけ表示されます。

無償対応のための専用の種類はありません。無償対応、保証内の作業、社内の手直しは、会社ごとに呼び方が違います。システムが知っているのは、お金にかかわるただ一つの区別だけです。

無償対応は、こう記録します。時間はいつもどおり入力し、「Billable」をオフにし、理由をメモに書きます。

その記録には「not billable」と表示されます。分は記録の合計に残ります。作業は実際に行われたからです。

時間をまったく記録しない人は、なぜ顧客への請求がこれほど少なかったのかを、あとから説明できる数値そのものを失います。

作業の大半が請求の対象でない場合は、「New entries are billable by default」のスイッチで初期値を反対にします。

見出しに2つの合計があり、「not billable」の印の付いた記録が1件ある「Time spent」のカード。
2つの合計が、上に並んでいます。赤い枠は、チェックのない記録に付いています。その分は左に数えられ、右には数えられません。画像を原寸で開く
5

分単位のままか、切り上げるか

Professional のみ

初期設定では、すべて分単位で請求します。15分単位で請求する場合は、2つの値を設定します。

「Rounding increment (minutes)」が刻みです。どの記録も、次の倍数まで切り上げられます。

「Minimum per entry (minutes)」が下限です。どの記録も、少なくともこの値で請求されます。

2つは順番に働きます。先に下限、次に刻みです。下限20、刻み15なら、5分は30分になります。結果が両方を満たす必要があるためです。

2つの欄の下に、実際の値を使った例文が表示されます。計算された結果であって、言葉だけの説明ではありません。

切り上げられるのは請求する値だけで、しかも記録ごとに行われます。合計に対しては行われません。そのため、小さな記録が2件あれば、2回切り上げられます。

記録した時間は、そのまま残ります。あとから丸め方を変えても、古いデータがゆがむことはありません。値は表示のときに計算されるためです。

記録の上で、両方を確認できます。丸めが値を変える場合、その結果がかっこ書きで横に並びます。

「Rounding increment」と「Minimum per entry」の欄、計算された例文、その下の注記。
赤い枠は、上の値から計算された例文に付いています。その下の文が、丸めが手を触れないものを述べます。画像を原寸で開く
5分の記録と、その横のかっこ書きの、請求される値。
赤い枠は、丸めが値を変える記録に付いています。左に記録した値、かっこの中に請求される値があります。画像を原寸で開く
6

閉じる前の時間の記録

Professional のみ

サービス事業者は、時間の記録なしにチケットを閉じさせたくないことがよくあります。そのためのスイッチがあります。

名前は「Require a time entry before resolving or closing」で、初期設定ではオフです。

これが働くのは、人がステータスを変えるときだけで、時間を記録できる人に対してだけです。返信テンプレートが1件のチケットのステータスを設定するときにも働きます。記録のないエージェントにはメッセージが出て、チケットは開いたままになります。

自動での終了、統合、一括操作は、決して止められません。そうでなければ、誰にも閉じられないチケットができてしまいます。

これは、この機能でいちばん危険なスイッチです。チームが本当に毎回時間を記録するようになってから、オンにしてください。

例外を挙げた文が付いた「Require a time entry before resolving or closing」のスイッチ。
赤い枠はスイッチに付いています。下の文が、決して止められない3つの場合を挙げています。画像を原寸で開く
7

チケット一覧の「Time」の列

Professional のみ

チケット一覧に「Time」の列が加わり、その案件にすでにどれだけ記録されているかが表示されます。

この列をオンにする操作はありません。時間記録がオンになった時点で現れます。見えるのは、エージェントと管理者だけです。「Columns」で、自分の一覧から外すこともできます。

画面の幅が狭いと、最初に消える列の一つです。一覧は、チケットを見つけるのに欠かせない列を残します。

「Time」の列があり、記録された時間のあるチケットに値が入っているチケット一覧。
赤い枠は、その列に付いています。値が入っているのは、時間の記録があるチケットだけです。画像を原寸で開く
8

レポート

Professional のみ

1件のチケットにしか載っていない時間は、請求の根拠になりません。そのため、レポートのページに「Time spent」のカードがあります。このカードが見えるのは、「Time tracking: see the report」の権限を持つ人だけです。

上に4つの数値が並びます。記録した時間、請求する時間、記録の件数、そして時間の付いているチケットの件数です。

最後の数値は、合計の次に大切なものです。500件のうち3件に40時間というのは、集計ではありません。3人のエージェントだけが記録している、という事実です。

その下に内訳が続きます。依頼者別、チーム別、カテゴリ別、日別です。

さらに、カスタムフィールドごとの表が加わります。これが、会社別や原価センター別の請求への道です。カスタムフィールドを作り、チケットで入力すれば、レポートがそれでまとめます。

ページ上部の期間は、作業を行った日に対して働きます。6月のチケットへの7月の作業は、7月のレポートに入ります。

書き出しのボタンの下の注記は、まじめに受け取る価値があります。数値は、人が入力した記録と、設定した丸めの規則から生まれます。作業の土台であって、監査を経た請求書ではありません。

「Time spent」のカード、その4つの数値、下に続く表があるレポートのページ。
カードはレポートのページにあります。赤い枠が、どこにあるかを示しています。画像を原寸で開く
カードの4つのタイル。記録した時間、請求する時間、記録の件数、時間の付いているチケットの件数です。
赤い枠は、時間の付いているチケットの件数に付いています。左にある合計を、正しく見るための数値です。画像を原寸で開く
依頼者別、カスタムフィールド別、チーム別、カテゴリ別の表。それぞれに、記録した時間と請求する時間が並びます。
赤い枠は、カテゴリ別の内訳に付いています。どの行にも、2つの合計が並びます。画像を原寸で開く
「Cost centre」のカスタムフィールドの表。原価センターごとに1行です。
カスタムフィールドごとに1つの表です。赤い枠は、原価センター別の内訳に付いています。画像を原寸で開く
9

経理向けと顧客向けの書き出し

Professional のみ

カードの下に、ボタンが3つあります。ページの合計ではなく、個々の記録を書き出します。含まれるのは、絞り込みに合う記録だけです。

これは3つのファイル形式ではなく、2つの宛先です。「Export entries (CSV)」と「Export entries (Excel)」は経理向けです。どちらも完全で、途中で切られることはありません。

「Export entries (PDF)」は、人が読むための書類です。請求書に添えて顧客に渡します。PDF には、メモの列はありません。

PDF は20,000件で上限になり、書類自身にもそう書かれます。それより行の多い請求書を読む人は、そもそもいません。

3つのファイルは、同じ元から作られます。絞り込み、丸め、列、数値はそれぞれ1つしかないので、3つが食い違うことはありません。

請求の対象でない記録は、請求の列が空欄になります。0 ではありません。0 だと、集計の表で足し上げられてしまいます。

時間記録の「Per-agent evaluation」がオフなら、3つのファイルのどれにも「Agent」の列はありません。ライセンスが Basic に戻っても、すでにある記録は読めますし、書き出せます。

「Export entries (CSV)」「(Excel)」「(PDF)」の3つのボタンと、違いを述べた文。
赤い枠は3つのボタンに付いています。下の文が、どのファイルが誰に向けたものかを述べます。画像を原寸で開く
個々の記録の表がある、生成された PDF の1ページ。合計は1ページ目にあります。
これが顧客に渡す書類です。1行が1件の記録で、日付、チケット、エージェント、メモ、2つの値が並びます。画像を原寸で開く
10

顧客に、記録した時間は見えません

Professional のみ

顧客が時間の記録を見ることはありません。自分のチケットでも同じです。

これは設定ではなく、サーバー側の錠です。開けるスイッチはありません。

理由は記録そのものにあります。メモはチームに向けて書かれます。何がうまくいかなかったか、原因を探すのにどれだけかかったかが書かれています。

この種のほかのシステムも、同じようにしています。時間が顧客に届くときは、書類として届きます。

PDF の書き出しは、そのためのものです。請求書とともに送るものであって、顧客用のポータルのチケットに載せるものではありません。

詳しくはこのカードで: 経理向けと顧客向けの書き出し

顧客から見た同じチケット。説明、コメント、ステータスはありますが、「Time spent」のカードはありません。
同じチケットを依頼者が見たところです。時間のカードは、まったく表示されません。画像を原寸で開く
11

エージェント別の内訳はオフにできます

Professional のみ

レポートには、誰がどれだけ記録したかを追加で表示できます。初期設定では表示しません。

個人ごとの時間は勤務成績に関するデータであり、多くの企業では従業員代表が関わります。

スイッチの名前は「Per-agent evaluation」で、設定の中にあります。

オフの間は、サーバーがそもそも数値を渡しません。表が隠れているのではなく、存在しません。

この違いは大事です。表示だけが知っている錠は、錠ではありません。

詳しくはこのカードで: 在席状況の履歴も、個人ごとの評価もありません

チーム別と日別の表があり、エージェントごとの表がないレポート。
これが初期設定でのレポートです。カテゴリと日の間に、エージェントごとの表はありません。画像を原寸で開く
スイッチをオンにした同じ場所。エージェントごとに1行の「By agent」の表があります。
スイッチをオンにしたあとの、同じ場所です。「By category」と「By day」の間に、エージェントごとの表が加わりました。画像を原寸で開く

レポートとダッシュボード

ダッシュボードは、チームが今どこにいるかを示します。レポートは、自分で立てた問いに答えます。どちらも読むだけで、チケットを変えることはありません。自分で作った項目を除き、このまとまりの内容はすべて Basic に含まれます。

1

ダッシュボード:今どこにいるか

上に、ステータスごとのタイルと件数が並びます。その下に、チーム全体の数値が3つあります。「Total tickets」「Tickets which are not Closed」「Avg. resolution time」です。

大事なのは、真ん中の数値です。今どれだけの仕事が未処理かを表します。解決済みのチケットも、閉じられるまではここに数えられます。

「Avg. resolution time」は、解決したチケットが1件もない間は空欄です。0 よりダッシュのほうが正直です。

「Top 3 longest open tickets」のカードは、未処理でいちばん古い3件を、その経過とともに挙げます。これらは、もう誰も話題にしなくなった案件です。「Top agents closed tickets」のカードは、エージェントごとに閉じたチケットの数を数えます。何日さかのぼるかは、カード上の選択で決めます。

その下に3つの図があります。「Tickets by status」「Tickets by priority」「Tickets by category」です。

ダッシュボードは、今の状態を示します。ここでダッシュボード全体の期間を選ぶことはできません。それはレポートの役目です。

上にステータスのタイル、下に3つの主要な数値がある Helpdesk チームのダッシュボード。
赤い枠は、合計に付いています。このサンプル環境では、チームのチケットは22件で、うち18件が未終了です。画像を原寸で開く
3件の案件と、その経過がある「Top 3 longest open tickets」のカード。
項目をクリックすると、そのチケットが開きます。画像を原寸で開く
「Tickets by status」「Tickets by priority」「Tickets by category」の図。
カテゴリは、そのチーム自身のものです。別のチームでは、ここに別のものが並びます。画像を原寸で開く
2

チームごとに、専用のダッシュボードがあります

サイドバーに、チームごとの項目があります。名前は「Dashboard」に続けてチーム名です。

各項目は、そのチームのチケットだけを表示します。そのため、数値、カテゴリ、いちばん古い案件は、チームごとに違います。

ダッシュボードごとの権限はありません。エージェントには自分が属するすべてのチームのダッシュボードが、管理者にはすべてのダッシュボードが見えます。顧客にチームのダッシュボードが見えるのは、そのチームの「Can see their own tickets of this team in the dashboard and in reports」のスイッチがオンのときだけです。

ダッシュボードへの権限のない人には、その項目自体が見えません。見えているのに開けない項目は、疑問を生むだけです。

サイドバーの項目「Dashboard · Helpdesk」が強調された Helpdesk チームのダッシュボード。
赤い枠は、サイドバーの項目に付いています。このサンプル環境では、Helpdesk のチケットは22件です。画像を原寸で開く
Network チームの同じダッシュボード。数値もカテゴリも違います。
同じページで、チームが違います。ここでは6件で、カテゴリは「Wi-Fi」と「Firewall」です。画像を原寸で開く
3

レポートを作り、絞り込む

「Reports」のページは、開いた時点では空です。絞り込みの枠だけがあります。

「Generate report」をクリックして、初めて計算が始まります。すべての区分を一度に計算するため、少し時間がかかります。

これは意図した設計です。キーを打つたびに計算し直すレポートは、データが多いと使い物になりません。

実行後、上に4つの主要な数値が並び、その下に図が続きます。

どの図も数値を示します。円は横の凡例に件数と割合を、棒は棒の上に件数を表示します。

上の絞り込みの枠で、問いを立てます。「From」と「To」で期間を、そのほかにチーム、ステータス、エージェント、依頼者、拠点、優先度、大分類と小分類、そしてチケットが届いた入り口を選べます。

複数の欄を指定すると、同時に適用されます。「7月、Helpdesk チーム、優先度 High」で、1つの問いになります。

期間は、チケットが作られた日で判断します。

例外が1つあります。時間のレポートは、作業を行った日で判断します。6月のチケットへの7月の作業は、7月のレポートに現れます。

絞り込みを変えたあとは、そのつど「Generate report」をもう一度クリックしてください。

このページには、ほかの機能の集計も載ります。その機能がオンで、選んだ期間に何かが起きたときにだけ表示されます。

それぞれの説明は、それぞれの場所にあります。期限は「レポートのサービスレベル合意指標」、評価は「評価の集計」、配分は「配分のレポート」、工数は時間記録の「レポート」で説明します。

開いた直後のレポートのページ。絞り込みの枠だけで、数値はありません。
赤い枠は「Generate report」に付いています。誰かがクリックするまで、ページは空のままです。画像を原寸で開く
期間、チーム、ステータス、エージェント、カテゴリ、入り口があるレポートのページの絞り込みの枠。
すべての欄が同時に適用されます。空欄は「すべて」を意味します。画像を原寸で開く
4つの主要な数値と、その下に最初の図がある、生成されたレポート。
このサンプル環境では、28件のチケットがあります。棒にはそれぞれ上に件数が付き、円には横に件数と割合が出ます。画像を原寸で開く
4

自分で作った項目で絞り込み、まとめる

Professional のみ

自分で項目を作っている場合、レポートは、あらかじめ用意された項目と同じように、それらも提示します。これは、「Integer」「Decimal」「Date」「Yes / No」を含め、すべての種類の項目に当てはまります。

自分で作った項目には、絞り込みの枠に1つの欄と、レポートに専用の図が与えられます。

これで、自社だけが立てる問いに答えられます。「どの原価センターに何件のチケットが行っているか」は、その一つです。

図の名前は、自分で作った項目の名前です。お使いの環境から来ているため、翻訳されません。

自分で項目を作る場所は、「カスタムフィールド」で説明しています。

カスタムフィールドから作られた2つの図。「Asset tag」と「Cost centre」です。
このサンプル環境には「Asset tag」と「Cost centre」の項目があります。お使いの環境では、ここにご自身のものが並びます。画像を原寸で開く
5

レポートが表示する列

「Settings → Report Settings」で、レポートがどの項目を提示するかを決めます。

ページには3つの区分があります。「Admin」「Agent」「Customer」です。どの区分にも同じ一覧があり、それぞれにスイッチが付きます。

ここでオフにした項目は、その役割の絞り込みと書き出しから消えます。CSV と Excel のファイルも同じです。

初期設定では、管理者とエージェントはすべてを見られます。顧客が見られるものは少なくなっています。エージェント、拠点、優先度は必要ないためです。

自分で作った項目は、同じ一覧の「Custom fields」の下に並びます。

「Admin」「Agent」「Customer」の3つの区分がある「Report Settings」のページ。
赤い枠は「Customer」の区分に付いています。役割ごとに、専用の一覧があります。画像を原寸で開く
6

顧客は、自分でレポートを取り出せます

顧客も、エージェントと同じレポートを開けます。ただし、そこに見えるのは自分のチケットだけです。

この制限は絞り込みではなく、システムの中にあります。アドレスを手で入力しても、顧客が回り込むことはできません。

開放はチームの側で行います。スイッチは「Settings → Teams」にあり、名前は「Can see their own tickets of this team in the dashboard and in reports」です。

初期設定ではオフです。オフの間、顧客にはダッシュボードもレポートも見つかりません。

顧客にどの列が見えるかは、レポートの設定の「Customer」の区分から決まります。

ファイルへの書き出しも開かれています。顧客は自分のチケットを CSV、Excel、PDF でダウンロードできます。

顧客にダッシュボードとレポートを開放する、チームのスイッチ。
スイッチは「Customer permissions」の枠にあります。このチームだけに適用されます。画像を原寸で開く
顧客のアカウントから見たレポートのページ。絞り込みが少なく、数値も小さくなっています。
同じページを Julia Becker のアカウントから見たところです。このサンプル環境では、28件ではなく8件が見え、エージェントの絞り込みはありません。画像を原寸で開く
7

CSV、Excel、PDF で書き出す

絞り込みの枠の下に、3つのボタンがあります。「CSV export」「Excel export」「PDF export」です。

3つとも、クリックした時点の絞り込みをそのまま使います。

Excel のファイルには、数値の入った「Key figures」のシートがあります。個々の案件の入った「Tickets」のシートは、「Include ticket table in export」にチェックを入れたときだけ加わります。

数値と図は、常に含まれます。個々のチケットの一覧が入るのは、「Include ticket table in export」にチェックを入れたときだけです。

チェックを入れると、実際のチケットの件数と、想定されるページ数が下に表示されます。

チケットが非常に多い場合は、赤い警告も出ます。書き出しに時間がかかることを伝えます。

CSV と Excel には、すべての行が入ります。PDF は20,000件で止まり、その旨を書類に書き込みます。

この上限は、書き出す前のページに表示されます。できあがった書類で初めて知る上限では、遅すぎます。

3つの書き出しのボタンと、その下のチケットの表のチェックボックス。
赤い枠はチェックボックスに付いています。チェックを入れたときにだけ、チケットの件数の行が現れます。このサンプル環境では、28件、およそ4ページです。画像を原寸で開く
8

PDF は、図の横に数値を印刷します

PDF は、人に渡すためのものです。画面にあるのと同じ図が入ります。

どの図の下にも、その図の元になった数値と、割合が並びます。

そのためにあります。棒は眺められますが、確かめることはできません。

画面では、マウスポインターが同じ数値を示します。印刷した紙に、マウスポインターはありません。

書類の上部に、期間と作成した日が書かれます。絞り込みに日付がなければ、書くべき期間はありません。

図と、その下の数値がある、生成された PDF の1ページ。
受け取る人が手にする書類です。どの図の下にも、件数と割合が並びます。画像を原寸で開く

満足度調査(CSAT)

チケットが閉じたあと、顧客にどうだったかを尋ねます。このまとまりの内容は、すべて Professional に含まれます。

1

終了後の調査

Professional のみ

はじめる前に: 2つがそろっていないと、何も起きません。メールの送信が設定されていること。そして「Settings → Security」で、この環境の公開アドレスが正しいことです。メールに入るリンクは、そこから作られます。誤ったアドレスが保存されていても、システムは調査を送ります。そして顧客は、存在しないページに行き着きます。

チケットが閉じられると、依頼者に、番号の付いた5行が入ったメールが届きます。星1つから星5つまで、評価ごとに1行です。行はそれぞれ独立したリンクで、1回のクリックで回答は完了です。

メールはすぐには出ません。システムは終了から1時間待ち、そのあとは、裏で動く処理が10分ごとに、送るべき調査を送ります。この1時間は意図したものです。すぐ開き直されるチケットで、調査を出すべきではないためです。

1件のチケットに調査は、ちょうど1回です。あとで開き直して再び閉じても、システムが二度尋ねることはありません。

リンクに顧客のアカウントは要らず、30日間有効です。それまでの間、顧客は評価を変えられます。悪用より、違う星を押してしまうことのほうがよくあるためです。

コメントは任意です。星をクリックした時点で評価になります。書き足したい人のために、ページに入力欄があり、「Update rating」で確定します。

ページに表示されるのは、チケットの番号と件名だけです。説明、コメント、履歴は載りません。リンクが与えるのは評価する権利であって、読む権利ではありません。転送されることも、共有のメールボックスに届くこともあるためです。

メールからのクリックは、ページが読み込まれてから初めて評価を書き込みます。だからこそ、ウイルス対策ソフトやプレビューの取得がチケットを評価することはありません。アドレスは取得しますが、JavaScript は動かさないためです。人にとっては、やはりクリック1回のままです。

返ってきた評価はチケットに載り、担当チームのエージェントと管理者が見られます。顧客がそこで見ることはありません。自分の評価でも同じです。

閉じたチケットのすべてが尋ねられるわけではありません。依頼者のアドレスがなければ、メールは出ません。依頼者が自分でチケットを閉じた場合や、そのアドレスが送信者を止める一覧に載っている場合も、調査は送られません。統合された重複の報告と、大規模障害にひも付いた報告も対象外です。大規模障害を解決すると、ひも付いた報告がクリック1つですべて閉じます。この例外がなければ、同じ1つの作業について、報告した全員が調査を受けることになります。社外の人も、同意があって初めて調査を受け取ります。社外とは誰かは、「調査を受け取る人」のカードで説明しています。

調査のメールには、すべて末尾に配信停止のリンクがあります。評価のあと、調査のページにも「Stop receiving surveys」のリンクが表示されます。どちらも「同意と配信停止」のカードで説明しています。

詳しくはこのカードで: 調査を受け取る人, 同意と配信停止

番号付きの評価リンク5つと、調査のページへのリンクがある、顧客のメールボックスの調査メール。
調査は、この形で届きます。5つの行はそれぞれ独立したリンクで、その下にコメントの欄のあるページへの入り口があります。リンクの中のアドレスは、「Security」で保存したものです。画像を原寸で開く
星5つ、設定された評価、コメント、お礼のメッセージがある調査のページ。
5つ目の星をクリックしたあとのページです。評価は保存され、コメントの欄は開いたままです。表示されるのは、チケットの番号と件名だけです。画像を原寸で開く
星5つと顧客のコメントがある、チケット上の評価。
同じ結果を、チケットの側で見たところです。赤い枠は評価に付いています。これはチームのためのもので、顧客のためのものではありません。画像を原寸で開く
2

オンにして、頻度を抑える

Professional のみ

調査の設定場所は、ちょうど1か所です。「Settings → General」の「Customer Satisfaction Score (CSAT)」のカードです。このカードで、送信に関する3つの設定を説明します。同じカードの「Own e-mail domains」の欄は、「調査を受け取る人」のカードで説明します。

「Send satisfaction surveys」で送信をオンにします。初期設定ではオフです。調査の対象になるのは、オンにしたあとに閉じたチケットだけです。そうでなければ、未処理のチケット全体に、一度にメールが届いてしまいます。

もう一度オフにしても、すでにある評価は見えたままです。新しいものが出なくなるだけです。

スイッチの上に、リンクの元になるアドレスが表示されます。確認のためのもので、ここで編集するものではありません。変更は、そのアドレスを管理している場所で行います。横の案内が、そこへ導きます。

真ん中のスイッチ「Per-agent evaluation」は、レポートに関わるものです。そこで何をするか、なぜ初期設定でオフなのかは、レポートのカードに書かれています。このスイッチは、調査をオフにしている間も使えます。

「At most one survey per requester within」は、同じ人にどれくらいの頻度で尋ねるかを抑えます。初期設定は7日です。その期間に複数のチケットを報告した人にも、尋ねるのは1回だけです。

0 にすると、閉じたチケットごとに尋ねます。社内向けのヘルプデスクでは、たいてい多すぎます。同じ人が何度も報告するためです。差出人がさまざまな顧客向けの窓口では、そもそも上限に届くことがほとんどありません。

調査は、あえて簡素にしています。尺度は星1つから5つに固定で、1時間の待ちと30日の有効期間も固定です。同じデータベースの中に尺度が2つあれば、レポートは比べられないものを平均してしまいます。

詳しくはこのカードで: 評価の集計, 調査を受け取る人

2つのスイッチと、上限の数値の欄がある「Customer Satisfaction Score (CSAT)」のカード。
設定はすべて1つのカードにあります。赤い枠は、2つのスイッチと上限の欄に付いています。その上に、リンクの元になるアドレスがあります。画像を原寸で開く
アドレスの欄と「Currently in use」の行がある「Public address of this installation」のカード。
アドレス自体は「Settings → Security」で管理します。下の行が、今どのアドレスが使われていて、それがどこから来たかを伝えます。画像を原寸で開く
3

調査を受け取る人

Professional のみ

はじめる前に: 1.11.0へのアップデート後は、社外の人は同意したあとでなければ調査を受け取りません。そのため、自社のメールドメインを入力してください。入力しないと、社員も社外として扱われ、調査を受け取らなくなります。

調査の受け取り手は、2つのグループに分かれます。自社の社員には、事前に確認せずに送ります。それ以外の人は、すべて社外として扱います。社外の人は、同意したあとでなければ調査を受け取りません。

社員は、いつでも配信停止できます。社外の人は、いつでも同意を撤回できます。方法は「同意と配信停止」のカードで説明しています。

誰を社員として扱うかは、「Own e-mail domains」の欄で決めます。欄は「Settings → General」の「Customer Satisfaction Score (CSAT)」のカードにあります。この欄を見て変更できるのは管理者だけです。そこに自社のドメインをカンマで区切って入力します。そのあと「Save domains」をクリックします。

アドレスのドメインが一覧にあれば、そのアドレスは社員として扱われます。1つの登録は、そのサブドメインにも当てはまります。たとえば「example.com」は「it.example.com」にも当てはまりますが、「myexample.com」には当てはまりません。

保存するとき、システムは一覧を整えます。大文字は小文字になり、先頭の「@」は取り除かれ、重複した項目は消えます。有効なドメインではない項目があると、その項目とともに「These entries are not valid domains:」というメッセージが表示されます。その場合、何も保存されません。

欄が空のときは、すべてのアドレスが社外として扱われます。これが初期設定です。

個別のアカウントでは、ドメインによる判定を上書きできます。「User management」でアカウントを開き、「Edit」を押します。「Satisfaction survey」の欄で、「Automatic by domain」「Employee」「External」から選びます。初期設定は「Automatic by domain」です。その横の「Result: …」は、ドメインの一覧がこのアカウントに何を意味するかを示します。

アカウントでの選択は、そのアカウントのメールアドレスに適用されます。たとえば、アドレスのドメインが違う社員の場合に役立ちます。

1.11.0へのアップデート後は、欄にシングルサインオン提供元の許可ドメインが入っています。シングルサインオンを使っていなければ、欄は空です。

調査がオンで、欄を誰も保存していない間は、カードにボックスが表示されます。「Since version 1.11.0, external people receive the survey only after giving consent. Enter your company's e-mail domains so that your employees keep receiving the survey.」ボックスが表示されるのは管理者だけです。

管理者には、同じ文がすべてのページの上部にバナーとしても表示されます。ボックスが表示されている間は、過去30日間に送られなかった調査が1件でもあると、バナーが現れます。「Open the survey settings」はカードに移動します。「Hide for 30 days」は、このアカウントでバナーを30日間隠します。

やることは1つです。ドメインを入力して「Save domains」をクリックします。一覧がすでに正しい場合や、空のままにする場合も同じです。そのあと、ボックスとバナーは消えます。

欄の下の1行は、過去30日間に送られなかった調査の数を示します。たとえば「Surveys not sent in the last 30 days: 2 without consent, 1 after unsubscribing.」と表示されます。数えるのは、チケットごとに1回です。送信者を止める一覧など、ほかの理由は数えません。その横のリンク「Show consents and unsubscribes」は、「同意と配信停止」のカードにある一覧を開きます。1行とリンクが表示されるのは管理者だけです。

この決まりは、満足度調査にだけ適用されます。ほかのメールは、これまでどおり送られます。たとえば、エージェントの返信です。

詳しくはこのカードで: 同意と配信停止

「Customer Satisfaction Score (CSAT)」のカード。アップデートについてのボックス、「Own e-mail domains」の欄、「Save domains」、件数の行があります。
赤い枠は、「Own e-mail domains」の欄と「Save domains」に付いています。上部には、欄が初めて保存されるまで残るボックスがあります。画像を原寸で開く
「Edit user」ダイアログ。「Satisfaction survey」の欄と、その横の「Result: …」の行があります。
赤い枠は「Satisfaction survey」の欄に付いています。その横に、ドメインの一覧がこのアカウントに何を意味するかが表示されます。画像を原寸で開く
5

評価の集計

Professional のみ

「Reports」では、満足度に専用の区分「Customer satisfaction (CSAT)」があります。ほかと同じレポートの中に現れますが、従う絞り込みは2つだけです。期間とチームです。日付がなければ、直近30日が対象になります。

上に5つのタイルが並びます。「Average score」は星の平均、「Satisfaction rate (4-5 stars)」は満足だった割合、「Response rate」は回答した人の割合、「Surveys sent」は送った調査の件数です。2つの割合の下に、小さな文字で、その元になった分数が並びます。

5つ目のタイルが「Closed without survey」です。一度も尋ねなかった閉じたチケットの件数で、その下に閉じたチケットの総数が並びます。この数値がなければ、割合を顧客の姿として受け取ってしまいます。しかもその割合は、見えていない一部分の上に成り立っています。

いちばん大事な数値は平均ではなく、回答率です。少ない回答の上に立つ良い点数は、顧客について多くを語りません。

その下に分布が続きます。星5つから1つまで、それぞれ何回付いたかを棒が示し、横に件数が並びます。次に「Trend」が来ます。誰かが回答した日ごとに1行ずつ、日付、その日の平均を表す棒、回答の件数が並びます。最後に、エージェントごとに1行の「By agent」と、実際に書かれた内容が並ぶ「Latest comments」が来ます。複数のチームで評価されたチケットがあれば、「By team」の内訳も加わります。

エージェント別の内訳はオフにできます。「Per-agent evaluation」は初期設定でオフです。個人ごとの評価は勤務成績に関するデータであり、多くの企業では従業員代表が関わります。クラウドの製品では、この集計をそもそもオフにできないことがよくあります。

このスイッチは画面だけでなく、サーバー側で効きます。オフにすると、サーバーは内訳をまったく渡しません。

チケット上の1件ごとの評価は、これとは別で、チームには見えたままです。このスイッチが決めるのは人をまたいだ集計であって、1件の案件で何が見えるかではありません。CSAT の区分だけを書き出す機能はありません。エージェントがここで見られるのは、「Agent Permissions」でレポートの閲覧が許されているチームだけです。

「Satisfaction」の絞り込みで、レポートを評価に絞れます。「Rated only」は評価のあるチケット、「Not rated」は評価のないチケットを表示します。「Score from」と「Score to」で、星1つか2つのチケットだけを見ることもできます。この絞り込みは、表と2つの書き出しの両方に効きます。

5つの主要な数値と星の分布がある、レポートの「Customer satisfaction (CSAT)」の区分。
区分の5つのタイルです。赤い枠は「Closed without survey」に付いています。回答率を正しく見るための数値です。画像を原寸で開く
日ごとに1行、平均を表す棒、回答の件数がある「Trend」の部分。
時間による移り変わりです。日ごとに、日付、棒で表した平均とその横の数値、右にその日の回答の件数が並びます。例では、2件の回答が同じ日に届いたため、行は1つです。画像を原寸で開く
エージェントごとに1行の「By agent」の内訳と、直近のコメント。
エージェントごとの内訳と、書かれたとおりのコメントです。レポートのこの部分が、オフにできる部分です。画像を原寸で開く
6

低い評価をきっかけにする

Professional のみ

評価がルールのきっかけになります。「Settings → Automation」のルールの編集画面に、そのための条件「Satisfaction rating (CSAT)」があり、その横で「is at most」「is at least」「is」「is not」を選びます。3つ目の欄には、1つから5つまでの星が、数値とともに並びます。

よくあるのは「is at most 2」です。ルールの上には、編集画面が書き添える文が表示されます。「When a ticket was rated 2 stars or fewer, then send an e-mail to the assignee.」

このルールに時間の条件は要りません。新しいルールには、「WHEN」に条件「Time without any activity」「longer than」3「days」が入っています。これを削除して、この部分を空にします。そのため、ルールの中では例外的な存在になります。ほかはすべて「しばらく何も起きていないこと」を待ちますが、これは出来事を待ちます。

動作としては、ルールにできることがすべて使えます。メールを送る、優先度を上げる、チケットを別のチームに渡す、フォローアップを設定する、といった具合です。

ここだけ、動きが違う点があります。ルールはふつう、閉じたチケットには手を出しません。しかし評価は、ほとんどの場合、閉じたチケットに届きます。そのため、この条件を持つルールは、閉じたチケットにも届きます。ほかのルールは、これまでどおり届きません。

この条件は、評価のないチケットには決して当てはまりません。「is not」でも同じです。そうでなければ、「星5つではない」が、評価のない未処理のチケット全体に当たってしまいます。何人が回答しなかったかを知りたい場合は、レポートの回答率で分かります。

ルールは、1件の評価につき1回動きます。ルールの下の「Log」で「What this rule did」の表が開き、チケットごとに1行ずつ、いつ動いて何をしたかを確認できます。

「Satisfaction rating (CSAT) is at most 2」の条件と、その上の文があるルールの編集画面。
編集画面での条件です。赤い枠は、条件とその上の文に付いています。この文は、変更のたびに書き変わります。画像を原寸で開く
低い評価の付いたチケットの行が1つある「What this rule did」の表。
そのルールのログです。行に、チケット、時刻、実行された動作が並びます。画像を原寸で開く

ナレッジベース

チケットそのものを減らす部分です。一度書き留めた解決策をチームが見つけ直し、依頼者が入力している最中に提案します。このまとまりの内容は、承認待ちの項目を知らせるメールを除き、すべて Basic に含まれます。

1

記事と添付ファイルのあるトピックのタイル

ナレッジベースへは、左のバーの「Knowledge Base」から入ります。一覧は、トピックごとに1つのタイルでできています。タイルの右上の数字が、公開されている項目の件数です。その下に、トピックの名前と説明があります。タイルをクリックすると項目の一覧に進み、それぞれに作成者、更新日、本文の最初の数行が並びます。

トピックはここではなく、「Settings → Knowledge Base」で作ります(「トピックごとの公開範囲」のカードをご覧ください)。トピックが1つもないと、一覧には注記だけが表示されます。項目には、必ずトピックが要ります。

トピックのページの「New entry」で書きます。編集画面が求めるのは3つです。「Title」「Topic」「Content」です。チケットと同じ編集画面で、ツールバーも同じです。「Bold」「Italic」「Underline」「Strikethrough」「Text color」「Highlight color」「Bullet list」「Numbered list」「Quote」「Link」「Clear formatting」です。リンクの作り方もチケットと同じです。文字を選び、「Link」をクリックし、アドレスを入力します。使えるのは Web とメールのアドレス(http、https、mailto)です。タイトルかトピックが空の間、「Save」は灰色のままです。本文のない項目は拒否されます。添付ファイルだけでは、項目になりません。

画像は、チケットと同じようにクリップボードから入ります。画面を写して、Ctrl+V で編集画面に貼り付けます。本文に「[inline-image:1]」のような目印が現れ、保存するとシステムが画像をアップロードして、ちょうどその位置に表示します。さらに、下の「Attachments」にも並びます。削除は、そこで行います。貼り付けられるのは PNG、JPEG、GIF です。

ファイルを添えられるのは、項目を保存したあとです。項目のページの下に「Attachments」のカードがあり、「Upload file」が並びます。使えるファイルの種類と大きさは、チケットと同じです(1ファイル 50 MB まで)。アップロードした本人は、それを取り除けます。管理者は、どのファイルでも取り除けます。

管理者は、いつでも書けます。エージェントは、設定のスイッチが許している間だけ書けます(「承認」のカードをご覧ください)。顧客は読むだけです。管理者は、どの項目でも削除できます。エージェントが削除できるのは、一度も公開されていない自分の項目だけです。

3つのトピックのタイルがあり、「Knowledge Base」のメニュー項目に赤い枠が付いた、ナレッジベースの一覧のページ。
入り口は、左のバーの「Knowledge Base」です。タイルはそれぞれトピックです。数字が公開されている項目の件数、琥珀色のバッジが承認待ちの件数です。画像を原寸で開く
タイトルとトピックの欄、編集用のツールバー、灰色の「Save」ボタンがある「New entry」の編集画面。
タイトル、トピック、本文です。トピックを選ぶまで、「Save」は灰色のままです。赤い枠の中が、ここでまだ選ばれていない項目です。画像を原寸で開く
書式付きの本文、貼り付けたプリンターの表示部の画像、番号付きの箇条書き、そして2つのファイルが入った「Attachments」のカードがある、ナレッジベースの項目。
できあがった項目です。上部にトピック、作成者、承認の状態があり、その下に本文と貼り付けた画像が続きます。いちばん下に2つのファイルがあります。ダウンロード用の手順書と、貼り付けた画像です。画像を原寸で開く
3

トピックごとの公開範囲:社内限定か、顧客にも公開か

はじめる前に: 公開範囲は、個々の項目ではなくトピックに付いています。顧客向けのトピックに置いた社内向けのメモは、公開された時点で顧客に読まれます。トピックの分け方は、そこを考えて決めてください。必要であれば、「Edit」で項目を別のトピックに移せます。

トピックは「Settings → Knowledge Base」の「Topics」のカードで管理します。各行に、名前、説明、タイルの並び順の数値、「Visible to customers」のスイッチ、保存と削除の2つのボタンがあります。保存は行ごとで、カード全体ではありません。

スイッチがオフの間、そのトピック、その項目、その添付ファイルを見られるのは、エージェントと管理者だけです。顧客にはタイルすら現れず、検索でも項目は見つかりません。オンにすると、顧客にトピックと、その中の公開済みの項目が見えます。承認待ちのものは、いずれにせよ見えません。

新しいトピックは、下の点線の行で作ります。名前を入力し、公開範囲を選び、「Add topic」を押します。トピックを削除できるのは、中が空のときだけです。そうでなければ、中の項目も、目に触れないまま一緒に消えてしまいます。

3つのトピックがある「Topics」のカード。1つ目は「Visible to customers」のスイッチがオンで、「Internal runbooks」はオフです。
違いは2つの赤い枠にあります。「Printing」は顧客に公開され、「Internal runbooks」は公開されていません。保存は、右の青いボタンで行ごとに行います。画像を原寸で開く
4

チケットの作成中に提案される解決策

「Create new ticket」のフォームの「Title」の欄に3文字入った時点で、システムが裏側で検索し、「Possible solutions from the knowledge base」の枠を表示します。タイトルに合う項目が、最大5件並びます。そこで答えが見つかった人は、チケットを作りません。それがこの機能の目的です。

検索の対象はタイトルだけで、説明は含みません。規則は検索と同じで、提案はタイトルの語の半分以上を含む必要があります。タイトルが具体的なほど、提案は少なく、よく合うものになります。提案をクリックすると新しいタブで開くので、途中まで入力したフォームは失われません。下の「Open knowledge base」から、一覧の全体に進めます。

ここでも公開範囲が効きます。顧客に提案されるのは、顧客向けのトピックの公開済みの項目だけです。エージェントには、社内向けのトピックと承認待ちの項目も表示されます。

「Possible solutions from the knowledge base」の枠と、その下の提案がある、新しいチケットのフォームの「Title」の欄。
タイトルを入力しただけです。下の枠は、自動的に現れます。上に、タイトルに最もよく合う項目が並びます。画像を原寸で開く
5

解決したチケットを項目にする

はじめる前に: すべてが引き継がれます。説明も、内部向けを含むすべてのコメントもです。本文はリンクではなく複製です。保存の前に読み通し、名前、電話番号、メールアドレス、注文番号を取り除いてください。保存したあとは、そのトピックを見られる人が読めるようになります。

どのチケットの右上にも「Add to knowledge base」があります。押すと、新しい項目の編集画面が開きます。チケットのタイトルと、そのやり取りの全体が、あらかじめ入っています。説明が最初の段落になり、その下に各コメントが引用として並びます。

これだけでは、得るものはありません。素材にすぎないからです。大事なのは、これを手引きに作り替えることです。次に役立つ内容まで削り、タイトルが1件の案件のように聞こえるなら書き直します(「Printer on 2nd floor pulls two sheets」を「紙詰まりを直す」に変えるなど)。

トピックは選ばれていないので、自分で選びます。項目の保存は、ほかと同じです。管理者ならすぐ公開され、エージェントなら承認に回ります。保存したあとは、内部向けの参照「Source: Ticket #1」が項目に残ります。案件に戻るための入り口で、顧客には見えません。

右上に赤い枠の付いた「Add to knowledge base」のボタンがあるチケット。
ボタンは、どのチケットでも右上にあります。チケットのステータスは関係ありません。解決した案件のためのものです。画像を原寸で開く
チケットのタイトルとやり取りがあらかじめ入った「New entry」の編集画面。その上に、元のチケットについての赤い枠の注記があります。
赤い枠の注記が、大事なことを述べています。下の本文には、発注番号の入った内部向けのメモがあります。まさに、保存の前に取り除くべきものです。画像を原寸で開く
6

承認:エージェントの書いた項目は、管理者を待ちます

エージェントがそもそも書けるかどうかは、「Settings → Knowledge Base」の「Agents can create entries」のスイッチで決まります。初期状態ではオンです。オフにすると、はっきりした境界になります。「New entry」のボタンと、チケットの「Add to knowledge base」のボタンが消え、編集画面を直接呼び出しても拒否されます。

状態は、ちょうど2つです。「Awaiting review」と「Published」です。誰にも見られずに静かに書き進められる下書きは、ありません。状態は、書いた人で決まります。管理者は、すぐ公開します。エージェントが書くと「Awaiting review」の印が付きます。エージェントと管理者には見え、顧客には見えません。トピックのタイルには、そのために琥珀色の「1 awaiting review」のバッジが現れます。

管理者には、承認待ちの項目が出た時点でメールも届きます。このメールは Professional に含まれます。これは補助であって、必須ではありません。メールの送信を設定していなくても、バッジが承認待ちを見つける手がかりになります。承認は、項目のページの「Approve & publish」で行います。そのあと、誰が承認したかが、そこに表示されます。

エージェントが公開済みの項目をあとから変更すると、もう一度承認に回ります。変更が顧客に見えるのは、次の「Approve & publish」のあとです。すでに承認待ちの人がもう一度保存しても、2通目のメールは出ません。エージェントが添付ファイルを追加したり外したりした場合も同じです。

「Agents can create entries」のスイッチに赤い枠が付いた、ナレッジベースの設定のページ。
スイッチは「Settings → Knowledge Base」のいちばん上にあります。横の文が、これに何がかかっているかを述べます。エージェントの書いた項目は、承認を待ちます。画像を原寸で開く
「Awaiting review」の印が付き、「Approve & publish」のボタンに赤い枠がある項目。
この項目はエージェントの Marco Rossi が書いたもので、承認を待っています。「Approve & publish」を1回押せば、そのトピックを見られる全員に表示されます。画像を原寸で開く
7

ナレッジベースの変更の履歴

「Settings → Knowledge Base」のいちばん下に「History」のカードがあります。直近200件の出来事が、新しい順に並びます。何が起きたか、どの項目やトピックが対象か、誰が行ったか、いつ行ったかが分かります。

記録される出来事は7つです。項目の作成、更新、承認、削除、そしてトピックの作成、更新、削除です。削除された項目も、跡形もなく消えるわけではありません。項目そのものがなくなっても、行は残ります。

2行が同時に出るのは、誤りではありません。管理者が項目を作ると、「Entry created」が並び、そのすぐ上に「Entry approved」が並びます。承認を経ずに公開するためです。エージェントの場合、最初は「Entry created」だけが出ます。承認はあとから、管理者の名前とともに並びます。

履歴を見られるのは、ナレッジベースの設定のページを開ける人だけです。初期設定では管理者です。ナレッジベース全体で1つの履歴であり、項目ごとの履歴ではありません。

「Entry created」「Entry approved」「Topic created」などの行が、それぞれ名前と時刻とともに並んだ「History」のカード。
いちばん上に、まだ承認を待っているエージェントの項目があります。「Entry approved」の行は、まだありません。その下に管理者の項目が、それぞれ2行ずつ並んでいます。画像を原寸で開く

バックアップと復元

バックアップには、専用のアプリがあります。システムに同梱され、導入時に設定されるため、買うものも設定するものもありません。このまとまりでは、何が保存され、いつ動き、いざというときにどうやってすべてを取り戻すかを説明します。このまとまりの内容は、すべて Basic に含まれます。

1

バックアップと復元のためのアプリ

アプリの名前は「Ticket System Backup & Restore」です。チケットシステムの隣にあり、デスクトップに専用のショートカットができます。

Windows 版と Linux 版があります。同じアプリを、それぞれの OS 向けに作ったものです。

タブは6つです。「Restore」は手元のバックアップを並べ、「Create Backup」は新しく作り、「Schedule」は時刻を扱い、「Encryption」はリカバリーキーを示し、「Settings」は保存先を示し、「Log」は記録を示します。

設定は、すでに埋まっています。初回の起動時に、アプリがチケットシステムの場所を自分で調べます。

バックアップの保存先は「Backup directory」にあります。別のドライブなどに変更できます。

Windows では、アプリは起動するときに管理者の権限を求めます。その設定は、そのコンピューターのすべての管理者に適用され、「%ProgramData%\SMITEY\backup-app」に保存されます。

時刻、大きさ、種類、暗号化が並んだ5件のバックアップがある「Restore」のタブ。
赤い枠は「Encryption」の列に付いています。新しいバックアップは「.smbk」で終わり、「Encrypted」と表示されます。ZIP 形式の古いバックアップは「Not encrypted」と表示されます。「Type」の列が、そのバックアップが予定によるものか、手で作ったものか、更新の前に取ったものかを示します。画像を原寸で開く
バックアップの保存先とデータベースの情報がある「Settings」のタブ。
赤い枠は、PostgreSQL コンテナーの名前に付いています。その下のほうに、一緒に保存されるボリュームが並びます。画像を原寸で開く
2

予定は、導入した時点から動きます

はじめる前に: Windows では、アプリは常に管理者の権限で起動し、その権限で予定を登録します。サインインしている利用者がいない状態でタスクを動かすことを Windows が認めない場合、タスクはサインインに結び付いたままになり、アプリがその旨を伝えます。

導入時に、毎日のバックアップが自動で設定されます。チケットシステムのタイムゾーンで23時に動きます。

予定は OS の中にあります。Windows ならタスクスケジューラ、Linux なら cron です。そのため、バックアップのためだけに動くサービスはありません。

バックアップに、誰かがサインインしている必要はありません。誰もサインインしないサーバーでも動きます。

ボタンの下の行が、そのタスクが本当に OS に存在するかを伝えます。チェックが入っているだけでは、何が保存されたかが分かるにすぎません。

バックアップは5つの段階で保持されます。14日、4週、12か月、4四半期、5年です。ある段階で、その期間の中で最も新しいものである限り、そのバックアップは残ります。

数えるのはファイルではなく、暦の日です。1日に2件のバックアップがあっても、1日です。

手で作ったバックアップが、自動で削除されることはありません。「Keep manual」の 0 は、その意味です。

予定を変更した場合、その変更は更新をはさんでも残ります。導入の処理が予定を設定するのは、一度も予定を設定したことがない場合だけです。バックアップをオフにしていれば、オフのままです。「Remove all scheduled tasks」も持続します。そのあとの更新で、予定がもう一度作られることはありません。

「Daily」にチェックが入り、時刻が 23:00 になっている「Schedule」のタブ。
赤い枠は「Daily」と時刻に付いています。上の文が、2つの仕組みを挙げています。タスクスケジューラと cron です。画像を原寸で開く
ボタンの下の「Registered with the operating system: yes (Daily)」の行。
この行は、起動のたびに確認されます。「NO」と出ていれば、自動では何も動きません。その場合は、管理者として「Apply schedule」を実行してください。画像を原寸で開く
6つの保持期間の欄。14、4、12、4、5、0 です。
赤い枠は段階に付いています。「Keep manual (0 = keep all)」は、手で作ったバックアップを残すという意味です。画像を原寸で開く
「Apply schedule」の後の「Schedule」タブ。下に「02:00 (America/New_York)」と「Registered with the operating system: yes (Daily)」が表示されています。
赤枠は「Apply schedule」と、その下の行を囲んでいます。かっこ内は、チケットシステムのタイムゾーンです。時刻はこのタイムゾーンで適用され、コンピューターのタイムゾーンではありません。画像を原寸で開く
3

バックアップに何が入るか

バックアップには、システムの状態を作るものがすべて入ります。データベース、添付ファイル、アーカイブ、そして鍵です。入らないのは、SMITEY の外にあるデータベースだけです。

鍵は、見落としやすい部分です。保存された認証情報、たとえばメールアカウントのものを復号します。鍵がなければ、復元しても認証情報は使えないままです。

新しいバックアップは、「.smbk」で終わる暗号化された1つのファイルです。中に、ボリュームごとのファイル、内容の一覧、含まれている場合はテキストファイルとしてのデータベースが入ります。

その間も、システムは動き続けます。エージェントがバックアップに気づくことはありません。

「Estimate size」が、データベースの大きさを先に伝えます。添付ファイルのボリュームは、それに加わります。バックアップは圧縮されません。

上書きされるものはありません。バックアップはどれも独立したファイルで、古いものを消すのは片づけの処理だけです。

バックアップを読めるのは管理者だけです。インストールフォルダーにある設定ファイルと、最初のサインイン情報のファイルも同じです。インストーラーと各更新が、これらの権限を自動で設定します。

データベースが SMITEY のコンテナではなく、専用のサーバーで動いている場合、アプリはそれをバックアップできません。その場合は、ご自身のツールでバックアップしてください。このときバックアップに入るのは、添付ファイル、アーカイブ、鍵だけで、いつもどおり暗号化されます。更新はそのようなデータベースを自分で見つけ、アプリを切り替えます。それまでは、そのような環境で毎日のバックアップは失敗します。先に手で切り替えた場合は別です。コマンドラインでは、「config --database external」で手で切り替えることもできます。「config --database bundled」で元に戻せます。

詳しくはこのカードで: 暗号化とリカバリーキー

「Estimate size」と「Create backup now」のボタンがある「Create Backup」のタブ。
赤い枠は2つのボタンに付いています。上の文が、何が含まれるかを挙げています。画像を原寸で開く
作られたファイルの完全な経路が書かれた、下部のメッセージ。
作成後、ウィンドウの下部にファイル名が表示されます。時刻が、名前の一部になっています。画像を原寸で開く
4

暗号化とリカバリーキー

はじめる前に: リカバリーキーはサーバーの外に保管してください。これがないと、サーバーを失ったときにどのバックアップも開けません。誰にも代わりに復旧してもらうことはできません。

新しいバックアップはすべて暗号化されます。予定によるバックアップも、手で作ったバックアップも、更新の前のバックアップも同じです。何も有効にする必要はありません。

バックアップは AES-256 で暗号化されます。キーはインストール時に自動で作られます。既存の環境では、暗号化を備えたバージョンへの最初の更新で作られます。キーはサーバー上に保護された状態で保存されます。読み取れるのは管理者だけです。

これで、サーバーの外にあるコピーが守られます。ネットワークドライブ、USB メモリ、オンラインストレージでバックアップを見つけた人も、キーがなければ読めません。サーバーそのものを掌握している人は、キーも手にしています。

リカバリーキーは、書き留められる形にした同じキーです。「SMBK-」で始まります。「Encryption」タブと、インストールフォルダーのファイル「SMITEY-credentials.txt」にあります。そのファイルを削除した場合でも、キーは「Encryption」タブで確認できます。

「Copy」はキーをクリップボードに入れます。「Save to file...」は、キー ID と日付を付けてテキストファイルに保存します。たとえばパスワードマネージャーや、金庫に入れた紙に保管してください。

キーを保管したことを確認するまで、アプリは上部に黄色のバーを表示します。確認するには、「I stored the key outside this server」をクリックし、質問に「Yes」と答えます。バーはそこで消えます。タブには、確認した日時が表示されます。

キー ID は、バックアップがどのサーバーのものかを示します。バックアップがこのサーバーのものでない場合、アプリはそのキー ID を示します。続いて、対応するリカバリーキーを求めます。

アプリがキーを読み取れない場合、バックアップを作りません。暗号化なしのバックアップも作りません。その場合、「Encryption」タブに、キーを読み取れないと表示されます。キーのファイルがまったくない場合、次のバックアップで新しいキーが作られます。新しいキーも保管する必要があるため、黄色のバーが再び表示されます。古いバックアップは、これまでどおり古いリカバリーキーでしか開けません。

ZIP 形式の古いバックアップは暗号化されていません。復元は引き続きできます。タブに、その件数が表示されます。クリーンアップは、ほかのバックアップと同じ規則でそれらを削除します。

デスクトップのないサーバーでは、「key --show」がコマンドラインで同じ内容を表示します。

詳しくはこのカードで: すべてを取り戻す, デスクトップのないサーバーで

リカバリーキー、キー ID、3つのボタンがある「Encryption」タブ。上部に黄色のお知らせバーがあります。
赤い枠は、お知らせバー、キーとキー ID、そして「I stored the key outside this server」に付いています。画像のキーはテスト環境のものです。画像を原寸で開く
確認後の同じタブ。お知らせバーはありません。
上の枠は確認の日時に付いています。下の枠は、まだ暗号化されていないバックアップの件数を示します。画像を原寸で開く
5

すべてを取り戻す

はじめる前に: 復元は、今の状態を上書きします。選んだバックアップより後に作られたものは、すべてなくなります。

「Restore」のタブで、戻したいバックアップを選びます。そのあと「Restore」をクリックします。

アプリは、まず確認します。何が起きるかを伝えます。今の状態が上書きされること、そしてアプリがコンテナを再起動することです。今の状態に匿名化された人がいる場合は、2つ目の質問が続きます。その人数を示し、復元の後にもう一度匿名化するかどうかを尋ねます。「Yes」があらかじめ選ばれています。「No」を選ぶと、この手順なしでバックアップが復元されます。代わりにウィンドウを閉じると、何も復元されません。

「Wipe target volumes before restore」にチェックを入れると、先にボリュームを空にします。これで、バックアップの時点になかったファイルが残ることはありません。

手順は「Log」のタブに表示されます。そこで、アプリが何をしたかを順に確認できます。2つ目の質問に「Yes」と答えた場合は、チケットシステムが次の夜間の実行でもう一度適用する匿名化の数が、終わりのほうの行に表示されます。引き継げなかった場合は、代わりにログに警告が表示されます。警告があった場合は、ウィンドウ下部のステータス行にその数が表示されます。

バックアップにデータベースが入っている場合、状態がそのまま戻ります。チケット、コメント、履歴、添付ファイル、記録した時間、ナレッジベースが、バックアップの時点のとおりに戻ります。

そのあと、システムはまた使えるようになります。小さな環境なら、1分もかかりません。

バックアップにデータベースが入っている場合、データベースは、すべて戻るか、まったく戻らないかのどちらかです。ボリュームは、そのあとに続きます。ボリュームで失敗した場合、データベースはすでに戻っていますが、ファイルが欠けていることがあります。どの段階で失敗したかは、「Log」タブに表示されます。復元に失敗した場合でも、アプリはそのあと必ずコンテナを再び起動します。

古いバージョンのバックアップは、新しいバージョンに復元できます。次に起動するとき、システムがデータベースを自分のバージョンに合わせます。

満足度調査の同意と配信停止は、確認なしで引き継がれます。2つ目の質問に「No」と答えた場合も同じです。アプリは、復元の前に、稼働中の環境からそれらを読み取ります。そのあと「Log」タブの1行に、件数が表示されます。たとえば「12 consent and unsubscribe record(s) were carried over.」です。チケットシステムは、最初の起動でそれらを取り込みます。そのため、バックアップのあとに行われた同意や配信停止も有効のままです。引き継ぎに失敗すると、ログに警告が表示されます。それでも、復元は成功として扱われます。

アプリはまず、暗号化されたバックアップ全体を調べます。その間、ステータス行に「Checking the encrypted backup before anything is changed...」と表示されます。調べ終えてから、コンテナを止めます。ファイルが壊れている、または改ざんされている場合は、そこで止まり、「The backup file is damaged. Nothing was changed.」と表示します。

バックアップが別のサーバーのものである場合、アプリはそのサーバーのリカバリーキーを求めます。これは質問のあとに行われます。ウィンドウ「Recovery key needed」に、バックアップのキー ID が示されます。このサーバーのキーがない場合も、同じウィンドウが表示されます。

入力ミスは、何かが変わる前に気づきます。ステータス行には「The recovery key has a typing error. Check each character.」と表示されます。そのあと、ウィンドウがもう一度たずねます。キーが別のバックアップのものである場合、ステータス行には「This recovery key does not belong to this backup.」と表示されます。「Cancel」を押すと、アプリは止まり、「Restore cancelled. Nothing was changed.」と表示します。

アプリは、入力されたキーを引き継ぎません。自分のキーを使い続けます。新しいバックアップは、これまでどおりこのサーバーのキーで作られます。新しいサーバーで復元した場合は、そのサーバーのリカバリーキーも保管してください。

データベースの入っていないバックアップが戻すのは、添付ファイル、アーカイブ、鍵だけです。既存の鍵はそのまま残ります。データベースは変わりません。アプリは復元の前にそれを伝え、たずねます。「No」を選ぶと何も変わりません。

インストールが独自のデータベースを使う設定になっている場合、バックアップにデータベースが入っていても、アプリはデータベースの部分を飛ばします。たとえば古いバックアップがこれに当たります。アプリは事前にたずねます。「No」を選ぶと何も変わりません。

一覧で選ばれたバックアップと、その下のチェックと「Restore」のボタン。
赤い枠は、チェックと「Restore」に付いています。行が選ばれていないと、ボタンは使えません。画像を原寸で開く
「Yes」と「No」のボタンがある、復元の前の確認。
確認の文が、2つの結果を挙げます。今の状態が上書きされること、そしてコンテナが再起動されることです。画像を原寸で開く
復元後の記録。いちばん下に「Restore complete.」のメッセージがあります。
すべての手順が、時刻とともに並びます。最後にアプリが「Restore complete.」と伝えます。画像を原寸で開く
「Yes」と「No」のボタンが付いた2つ目の質問「6 person(s) were anonymized in the current system.」。
赤枠は質問と「Yes」を囲んでいます。「Yes」が最初から選ばれています。数字は、今の状態で匿名化されている人の数です。画像を原寸で開く
復元後のステータス行:「1 warning(s) while carrying over anonymizations and survey consents. See the Log tab.」
赤枠はステータス行を囲んでいます。この行は警告の数だけを示します。何が起きたかの詳細は「Log」タブにあります。画像を原寸で開く
バックアップのキー ID、入力欄、「OK」と「Cancel」のボタンがあるリカバリーキーの入力画面。
赤い枠は、キー ID が書かれた質問と入力欄に付いています。キーを入力するとき、ハイフン、空白、大文字と小文字は区別されません。画像のキーはテスト環境のものです。画像を原寸で開く
6

デスクトップのないサーバーで

サーバーには、デスクトップがないことがよくあります。そのため、同じアプリはコマンドとしても使えます。

日々の運用で必要なコマンドは5つです。「backup」が保存し、「list」が手元のバックアップを並べ、「restore」が1件を戻し、「schedule」が時刻を決め、「config」が設定を示します。キーのために、さらに「key」と「decrypt」があります。

その裏にあるのは、画面と同じアプリです。別のことをする2つ目の経路は、ありません。

アプリは「/opt/smitey/Backup」にあります。「sudo」を付けて呼び出し、コマンドを続けます。コンテナは「root」で動くため、バックアップにも同じ権限が必要です。

下の6つの枠は、そのままコピーできます。日々の運用で本当に必要なものが入っています。

復元は、ここでも確認します。「--yes」を付けたときにだけ実行されます。そのとき、今の状態の匿名化も引き継がれます。ウィンドウで「Yes」を選んだときと同じです。「--no-reapply」を付けると、この手順なしで実行されます。

これらを読み直すためのファイルが、サーバーにあります。名前は「BACKUP-RESTORE.txt」で、「/opt/smitey」にあります。予定、すべてのコマンド、戻し方を、自分のペースでもう一度たどれます。ファイルにはドイツ語版と英語版があります。導入のときにドイツ語を選んだ場合はドイツ語版、それ以外の場合は英語版が入ります。どちらの版も「/opt/smitey/docs」にもあります。

「key --show」は、リカバリーキー、キー ID、暗号化されていないバックアップの件数を示します。キーをサーバーの外に保管したら、「key --confirm-stored」でそれを確認します。

別のサーバーのバックアップは、「--key-file」で復元します。指定したファイルに、リカバリーキーが入っています。「Save to file...」で作ったファイルも使えます。ファイルの代わりに、環境変数「SMITEY_BACKUP_KEY」を使うこともできます。「sudo」を使う場合は、プログラムの直前に置きます。つまり「sudo SMITEY_BACKUP_KEY=<キー> /opt/smitey/Backup/TicketSystemBackup restore …」です。この場合、キーはシェルの履歴に残ります。キーが合わない場合、何も変わりません。

「decrypt」は、バックアップの内容を暗号化なしのファイルとして、空のフォルダーに書き出します。このファイルは暗号化されていません。パスワードと個人データが入っています。作業が終わったら、すぐに削除してください。

手元のバックアップを表示する

sudo /opt/smitey/Backup/TicketSystemBackup list

各行に、時刻、理由、大きさ、ファイル名が並びます。画面に出る一覧と同じものです。

予定を表示する

sudo /opt/smitey/Backup/TicketSystemBackup schedule --show

最初の行が、設定されている時刻をタイムゾーンとともに示します。最後の行が、そのタスクが本当に OS に存在するかを示します。「NO」と出ていれば、自動では何も動きません。

予定を変更する

sudo /opt/smitey/Backup/TicketSystemBackup schedule --daily 23:00 --keep 14

時刻は、チケットシステムのタイムゾーンで扱われます。「--keep」で、毎日のバックアップを何件残すかを指定します。「schedule --off」で、毎日のバックアップを止めます。

今すぐバックアップを作る

sudo /opt/smitey/Backup/TicketSystemBackup backup

このバックアップは「Manual」として扱われます。手で作ったバックアップが、自動で削除されることはありません。

リカバリーキーを表示する

sudo /opt/smitey/Backup/TicketSystemBackup key --show

最後の行に、キーを保管したことをすでに確認したかどうかが表示されます。このコマンドはキーを作りません。

別のサーバーのバックアップを復元する

sudo /opt/smitey/Backup/TicketSystemBackup restore <file>.smbk --yes --key-file /root/recovery-key.txt

<file> を、バックアップの名前またはパスに置き換えます。ファイル「/root/recovery-key.txt」は、あらかじめ自分で作っておきます。ここにリカバリーキーが入っています。「Save to file...」で作ったファイルも使えます。

Linux サーバーのコマンドライン。「list」の一覧と、その下に「key --show」の出力があります。
上の「list」が、バックアップを表示しています。ZIP 形式の古いバックアップには、「(Not encrypted)」と付いています。その下の「key --show」が、リカバリーキー、キー ID、暗号化されていないバックアップの件数を示します。画像のキーはテスト環境のものです。画像を原寸で開く
7

バックアップは、同じ機械の上にあります

はじめる前に: システムの隣にあるバックアップは、ディスクの故障からは守ってくれません。ファイルを定期的に、別の場所へ複製してください。

バックアップは、設定したフォルダーの中のファイルです。そのフォルダーは、チケットシステムと同じ機械の上にあります。

よくある場面には、これで十分です。誤って削除したデータ、失敗した更新、データの誤りは、どれも対応できます。

ディスクが壊れた場合には、役に立ちません。ディスクがなくなれば、バックアップも一緒になくなります。

そのため、ファイルを別の場所に複製してください。ネットワークドライブ、2台目のサーバー、ネットワーク上の保管先で足ります。

複製したファイルは、どのサーバーでも読み戻せます。別のサーバーでは、そのためにリカバリーキーが必要です。「Import backup file…」で、ファイルを一覧に戻せます。

コピーは暗号化されています。リカバリーキーがなければ、誰も読めません。ですから、キーをコピーの隣に置かないでください。「.zip」で終わる古いバックアップは暗号化されていません。

「Backup directory」の欄がある「Settings」のタブ。
「Backup directory」の欄が、ファイルの場所を示します。定期的に別の場所へ複製すべきなのが、このフォルダーです。画像を原寸で開く
8

更新の前に、システムが自分で保存します

更新は、その前に独自のバックアップを取ります。これは予定とは関係なく行われ、チェックを入れる必要もありません。

保存するものは、いつもと同じです。データベース、添付ファイル、アーカイブ、鍵です。データベースが SMITEY の外で動いている場合、更新が保存するのは添付ファイル、アーカイブ、鍵だけです。

このバックアップは、アプリ「Ticket System Backup & Restore」が取ります。ほかのバックアップと同じように暗号化され、同じフォルダーに置かれます。一覧では、種類が「Update」です。この種類のバックアップは、新しい3件が残ります。古いものは、アプリが自分で削除します。

更新の前の案内が、その旨を伝えます。自分で先に保存することを、覚えておく必要はありません。

このバックアップに失敗した場合、更新は何かが置き換えられる前に止まります。SMITEY の外にあるデータベースは、更新を止めません。更新はそのとき、毎日のバックアップもそのデータベースを除くように、アプリを切り替えます。そのデータベースは、ご自身のツールでバックアップしてください。

詳しくはこのカードで: ボタン一つで更新する

バックアップについての注記がある、更新の前の確認。
「A full backup is taken automatically beforehand」の一文が、確認の一部になっています。バックアップは、何かが置き換わる前に動きます。画像を原寸で開く

主なコマンド(Linux)

そのままコピーできます。すべて sudo 付きです。インストーラーとコンテナには root が必要です。

前提のパッケージを入れる

sudo apt install -y unzip

unzip がないと、インストーラーはパッケージを展開できません。

チケットシステムを導入する

curl -fsSL https://files.smitey.eu/download/get-smitey.sh | sudo bash

パッケージをダウンロードし、質問に沿って案内します。もう一度実行しても安全です。設定とデータは保たれます。

HTTPS を確認する

sudo /opt/smitey/smitey-install check-https

HTTPS のすべての選択肢で使えます。公開ドメインの場合は、証明書があるかどうかを伝えます。ない場合は、ログからの理由を示します。証明書は、導入の数分後に届くこともあります。社内ネットワークでは、対応するルート証明書で接続を確認します。

最初のサインイン情報を調べる

sudo cat /opt/smitey/SMITEY-credentials.txt

最初のサインインのあと、パスワードを変更し、そのファイルを削除してください。

コンテナは動いているか

sudo podman ps

システムのすべての部分を、その状態とともに表示します。

ログを追う

sudo podman logs -f container-backend-1

バックエンドが伝えている内容を、そのまま表示します。Ctrl+C で止まります。

スーパーバイザーを確認する

systemctl status smitey-supervisor

このサービスがシステムを動かし続け、アプリの中から実行した更新を適用します。

サポート用のまとめを作る

sudo bash /opt/smitey/install.sh --support-bundle

ログとシステムの状態を、1つの zip ファイルにまとめます。パスワードと鍵は取り除かれます。

公開アドレスを変更する

sudo bash /opt/smitey/install.sh --reconfigure

新しいドメインを設定して再起動し、新しい名前で証明書を取得します。

SMITEY へのアクセス方法を変更する

sudo bash /opt/smitey/install.sh --change-access

5つの選択肢を切り替えます。たとえば HTTP から HTTPS にします。Enter だけなら現在の選択肢のままです。データは残ります。

削除する

sudo bash /opt/smitey/install.sh --uninstall

データと Podman について、それぞれ別に確認します。尋ねずに削除されるものはありません。

バックアップは /opt/smitey/Backup/TicketSystemBackup が扱います(list、backup、restore)。毎日のバックアップは、自動で動きます。詳しくは /opt/smitey/docs/en/BACKUP-RESTORE.txt にあります。

機能の比較に戻る画像はバージョン 1.3.1 のものです。