重複した報告と大規模障害

よく似ていて、実は違う2つの状況です。同じ人が同じことを二度報告した場合は、片方が消えるべきです。多くの人が1つの障害を報告した場合は、1件も消えてはいけません。それぞれに専用の道があり、違いは依頼者にあります。

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同じ人からの2件の報告を統合する

チケット一覧で行にチェックを入れ、「Multiple report」をクリックします。ボタンは、2行以上にチェックを入れると使えるようになります。

ダイアログは、まず尋ねます。「Which ticket stays?」いちばん古いチケットが、あらかじめ選ばれています。期限が2回目の連絡ではなく、依頼者の最初の連絡から進むようにするためです。別のものを選ぶこともできます。

その下に、両方の番号とともに向きが示されます。「#11 will be closed and moved into #10.」クリックの前に、どちらのチケットが残るかがはっきりします。

すべてが移ります。コメント、添付ファイル、そして2件目の説明です。説明は元のチケットのコメントになり、書いた本人の名前と日付を保ちます。件数は、ダイアログが先に示します。

記録された時間は、複製ではなく移動します。そうでなければ、同じ工数が2件のチケットに残り、二重に請求されてしまいます。

2件目の報告は削除されません。閉じられ、以降は元のチケットを指すようになります。その番号も、有効なままです。

依頼者に別のメールは届きません。依頼者は元のチケットの側にいて、そこですべてを見られます。閉じられた報告には、元のチケットを示すコメントが残り、依頼者もそれを読めます。

取り消しはできません。だからこそ、「Merge」を押す前に、すべてがダイアログに表示されます。

実行後は、両方のチケットの履歴に、誰が何をいつ統合したかが記録されます。

3行にチェックが入り、その上に「Multiple report」と「Group into incident」のボタンが並んだバーがあるチケット一覧。
赤い枠は2つのボタンに付いています。並んで置かれていますが、意味は違います。12行目から14行目には、進行中の大規模障害の印も見えます。画像を原寸で開く
残すチケットの選択と要約がある「Multiple report for the same issue」のダイアログ。
赤い枠は向きに付いています。両方の番号が書かれているので、どちらのチケットが消えるかを推測する必要はありません。画像を原寸で開く
2件のチケットに絞り込んだチケット一覧。元のチケットと、閉じられた統合済みの報告です。
検索した語が両方の件名に含まれているため、元のチケットと報告が隣り合って並びます。赤い枠は、統合された報告に付いています。閉じられていますが一覧には残り、統合先のチケットへの参照が付いています。画像を原寸で開く
2

古いチケット番号への返信も、きちんと届きます

Professional のみ

はじめる前に: これにはメールの受信が必要です。受信がなければ、振り分けるべきメールの返信そのものがありません。

依頼者のメールボックスには、古いチケット番号が残っています。2件の報告が統合されたことは知らず、手元のメールに返信します。

その返信は、元のチケットに届きます。システムは、閉じられた報告が持つ参照をたどります。

だからこそ、統合された報告は削除されません。削除すれば参照がなくなり、返信はどこにも届かなくなります。

古い報告に関わっていた人は、元のチケットにも書き込めます。確認は、メールに書かれたチケットに対して行われます。

元のチケットへの参照と、依頼者がそこで読むコメントがある、閉じられた報告。
赤い枠は、右のカードの参照とコメントに付いています。メールでの返信がたどるのが、この参照です。画像を原寸で開く
3

別々の人からの報告は統合できません

別々の人のチケットを選ぶと、ダイアログはそれを含めません。クリックの前に、対象外になる行と、その理由をすべて示します。

理由はこう表示されます。「Different requester — this is an incident, not a multiple report.」代わりにどこへ行けばよいかも示されます。

これが、この機能でいちばん大事な安全装置です。30人からの30件の報告を統合すれば、29人はチケットを失い、その後は何の連絡も受け取れません。

誰が依頼者かは、まずチケットのメールアドレスで決まります。アドレスがない場合は、「User」の欄にある外部の名前で決まり、同じ名前は同じ人と見なされます。それもなければ、チケットを作ったアカウントが依頼者と見なされます。

そのため、この安全装置は電話での受け付けにも効きます。エージェントが2件の電話を記録した場合、どちらのチケットも作成者はそのエージェントです。それでも、別々の相手は別々の相手のままです。名前が欄に入っているためです。

どちらか一方で依頼者を特定できない場合も、対象外になります。不明であることは、同じ人であることとは違います。

同じ枠に、ほかの理由も並びます。大規模障害チケットは統合できません。閉じられた元のチケットは、もう何も受け取りません。すでに自分に報告がひも付いている報告も対象外です。連鎖ができないようにするためです。

チケット番号と理由が並んだ、ダイアログの「Cannot be merged」の枠。
赤い枠は理由に付いています。チケット15は別の人のものなので、対象外です。残る2件は、そのまま統合されます。画像を原寸で開く
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1つの障害についての多くの報告を、1つの大規模障害チケットにまとめる

Professional のみ

ファイルサーバーが止まると、20人がそれを報告します。この報告はどれも、それぞれの依頼者を持つ独立した案件です。ここで統合するのは誤りです。19人がチケットを失うことになります。

報告にチェックを入れ、「Group into incident」をクリックします。ダイアログは3つの道を示します。すでに開いている大規模障害チケットに追加する、選んだチケットの1つを大規模障害チケットにする、独自の件名で新しい大規模障害チケットを作る、の3つです。

そのチームにすでに開いている大規模障害チケットがあれば、その道があらかじめ選ばれています。そちらのほうが、よくある場面です。障害はとうに分かっていて、新しい報告だけが届き続けます。

ひも付いたチケットはどれも、依頼者、ステータス、それぞれの期限を保ちます。消えるものはありません。大規模障害チケットがまとめるのは、返事だけです。

1つの大規模障害チケットに付く報告は、すべて同じチームのものである必要があります。障害が2つのチームに及ぶ場合は、それぞれに大規模障害チケットを作ります。そうしなければ、一方のチームの解決が、もう一方のチームの待ち行列を空にしてしまいます。

あとから届いた報告は、1件のチケットの側で付けることもできます。チームに開いている大規模障害チケットがあると、上部に案内が出て、「Assign」と「Not related」が並びます。システムが自分でひも付けることはありません。誤ってひも付いたチケットは、関係のない解決の文を受け取り、そのまま閉じられてしまうからです。

大規模障害チケットには、何件の報告がひも付いているかが表示されます。ひも付いたチケットの側にも、大規模障害チケットの番号が、一覧と右のカードに表示されます。

「Resolve incident」で大規模障害チケットを閉じ、すべての報告にまとめて答えます。解決の文は必須です。それが影響を受けた全員に届くという点が、この機能のすべてだからです。

ひも付いたチケットはどれも、その文を公開のコメントとして受け取り、選んだステータスになり、依頼者それぞれに個別のメールが届きます。同報のメールは使いません。影響を受けた全員のアドレスが見えてしまうためです。

実行後のメッセージが、何件のチケットを閉じ、何人の依頼者に知らせたかを示します。2つの数値は別々に並びます。連絡先のアドレスがないチケットは、コメントとステータスは受け取りますが、メールは受け取らないためです。

その間に自分で答えて閉じたチケットは、そのままです。二度目に閉じられることも、もう一度書き込まれることもありません。

未処理の報告がひも付いている間は、大規模障害チケットを通常のステータスの変更で閉じることはできません。そうでなければ、20人が黙って答えのないまま残されてしまいます。

3つの道と、ひも付いた件数を含む開いている大規模障害チケットがある「Group into incident」のダイアログ。
赤い枠は、開いている大規模障害チケットに付いています。右側に、すでにひも付いている報告の件数が出ています。3つの道の上には、この場面を統合と分ける一文があります。何も消えません。画像を原寸で開く
開いている大規模障害チケットと、「Assign」「Not related」のボタンがある、1件のチケットの案内のバー。
赤い枠は、案内のバーに付いています。これは提案であって、操作ではありません。閉じても、チケットには何の影響もありません。画像を原寸で開く
ひも付いた報告の件数、「Resolve incident」のボタン、バナーのチェックボックスがある大規模障害チケット。
赤い枠は、解決するボタン、バナーのチェックボックス、ひも付いた報告の件数に付いています。画像を原寸で開く
終了時のステータスと、入力された解決の文がある「Resolve incident」のダイアログ。
赤い枠は、欄の上の注記に付いています。この1つの文がどこへ行くかが書かれています。ひも付いたすべてのチケットと、すべての依頼者に届きます。画像を原寸で開く
解決後の、影響を受けた一人の報告。解決済みになり、解決の文が公開のコメントとして入っています。
赤い枠は、その返事に付いています。この依頼者1人のチケットに、その人の番号と履歴とともに載っています。同じ返事が、影響を受けたほかの全員のチケットにも載ります。画像を原寸で開く
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大規模障害をバナーと自動返信の一文で知らせる

Professional のみ

ダイアログにも大規模障害チケットにも、「Also show as a banner on the sign-in page」のチェックボックスがあります。これを使えば、次のチケットを書く前に、全員が障害を知ることができます。

バナーはサインイン画面と、サインインしたあとのシステム内に表示されます。「Known incident」と大規模障害チケットの件名が出ます。つまり、その件名は顧客が読む文になります。

複数のお知らせが有効な場合は、上下に並びます。土曜に予定されたメンテナンスが今日の障害を押しのけることも、その逆もありません。

それでも新しいチケットを作る人がいれば、自動返信が大規模障害チケットに触れます。すでにひも付いたチケットでも、そのチームの新しいチケットでも同じで、大規模障害チケットが開いていて告知されている限り有効です。これにはメールの送信が必要です。

大規模障害チケットが解決すると、バナーは自動的に消えます。オフに戻すことを覚えておく必要はありません。

「Maintenance and incident notices」のページで、今どの大規模障害チケットがバナーとして出ているかを確認できます。そのページのスイッチは計画したメンテナンス用で、大規模障害チケットには効きません。

チェックボックスにチェックが入り、その結果として下に現れたバナーがある大規模障害チケット。
赤い枠はチェックボックスに付いています。すぐに反映され、お知らせがシステムのどのページでも下部に表示されます。画像を原寸で開く
ロゴとサインインのフォームの間に、進行中の大規模障害のバナーが出ているサインイン画面。
赤い枠はバナーに付いています。サインインの前から表示されるため、チケットを書く必要があるかどうかだけを確かめたい人にも届きます。画像を原寸で開く
解決後の大規模障害チケット。解決済みになり、解決の文がコメントとして入っています。
赤い枠は解決の文に付いています。この終了とともに、バナーも消えました。画像を原寸で開く

スクリーンショットはバージョン 1.3.1 のものです。ここに写っている画面は、バージョン 1.13.3 まで変わっていません。見た目で違うのは、サイドバー下部のバージョン番号だけです。